東京・渋谷を歩いていたら、ふと、喫煙所に貼っていたポスターが目にとまりました。
「好きな人のお母さんが隣にいると思って行動しなさい。」
これ、すごく良いですね。
思わず、すっと背筋が伸びました。
もちろん、僕にとっての好きな人は嫁さんのことですよ。あなたの背筋は、今、どうですか?
もし、好きな人のお母さんじゃなかったら……
もし、これが別の人だったら、どうでしょう。
「先生が隣にいると思って行動しなさい」
学生だけに限定され、しかも、しつけ臭くてちょっとウザいですね。
「警察が隣にいると思って行動しなさい」
これは威圧的。まるで戦時中の憲兵ようです。
「親が隣にいると思って行動しなさい」
ちょ……ついてこなくていいから。面倒でしかないですね。
「好きな人が隣にいると思って行動しなさい」
何を言いたいのか、さっぱりわかりませんね。
「好きな人のお父さんが隣にいると思って行動しなさい」
元のキャッチフレーズのお母さんとお父さんに変えました。悪くはないのですが、これだと圧力を感じます。
「好きな人のお母さんが隣にいると思って行動しなさい」
やっぱりこれですね。悲しませたくない、失望させたくない、という心持ちになります。
REAR PROJECTに参加する、MAKAさんの作品

この言葉は、男性も、女性も、若者も、大人も、大勢に伝わるであろう素晴らしいキャッチフレーズですね。ほんとうにグサリと刺さりました。
一体だれが作ったのでしょうか?
ポスターを見ると、
- 企画・制作 REAR PROJECT
- MAKA
とあります。
また、REAR PROJECTは、ポイ捨て問題の解決を命題とし「捨てない選択肢」を提案し続けている団体だそうです。
そして、MAKAさんというのは、REAR PROJECTに「the WOB」として参加するメンバーのひとり。the WOBとは、レゲエプロデューサーのHASE-Tさんがジャンルの壁を超えて結成した音楽集団で、そのthe WOBの一員にMAKAさんがいらっしゃるそうです。
そのMAKAさんが作ったキャッチフレーズのようですね。
*【余談】こんな活動をされていたとは知らなかった! 実は、ここに出てきたHASE-Tさんは、僕たちの結婚パーティにもお祝いに来てくださったレゲエシーンの偉人で、僕の先輩です。しばらくお会いできていなかったのですが、こんな活動をされていたんですね。この記事を書きながら知りました。
*【追記】MAKAさんは、the WOBのメンバーではありませんでした。失礼しました!
■関連リンク
・REAR PROJECT
・MAKAのTwitter(@maka_028)
「ぽい。」SHIBUYA 400, 貫太郎, NATURAL VYBZ, the WOB & MAKA
また、MAKAさんたち、the WOBメンバーによる曲、「ぽい。」がリリースされていました。
キャッチフレーズも、
REAR PROJECTも、
the WOBも、
MAKAさんも、
みんなかっこいいですね!
一枚のポスターから、素晴らしいパワーを頂きました。リスペクト!