小学1年生になると、電車賃が有料になります。
今どきは毎回切符を買うより、子どもであっても交通系ICカードを持っておくほうが便利です。今回は、首都圏で広く利用されているPASMOについてお伝えします。
- PASMOとSuica、どっちが良いの?
- 作るときに必要な書類は?
- 券売機で購入する際の操作方法を教えて!
■参考記事
子ども用パスケースの選び方はこちら。
目次
小学1年生・6歳になったら子ども料金
大人 | 12歳以上 |
子供(小児) | 6歳〜12歳未満 (*1) |
幼児 | 1歳〜6歳未満 (*2) |
乳児 | 1歳未満 |
*1. 6歳であっても、小学校入学前は幼児になります。
*2. 幼児は無料ですが、大人、または子供(小児)1人に同伴できる幼児は2人までが無料で、3人目からは子供(小児)料金がかかります。また、幼児が単独で乗車する場合も子供(小児)料金となります。
【補足】子供と小児の違い
補足です。
運賃区分の名称は、鉄道各社によって違います。
- JR「こども」
- 私鉄「小児」が多い
料金区分に関しては、鉄道各社どこも同じです。6歳の誕生日からではなく、小学1年生になったら子ども料金がかかります。
PASMOとSuica、どっちが良いの?
首都圏で中心に発行・利用されている交通系ICカードは、主にPASMO(パスモ)と、Suica(スイカ)があります。
PASMOは、私鉄とバス会社。
Suicaは、JR東日本、東京モノレール、東京臨海高速鉄道が発行しています。
どちらを買えば良いのでしょうか?
答えは、よく利用する電車が、私鉄なのかJRなのかで判断すればOKです。
PASMOで私鉄・バスに乗ればポイントがたまりますし、SuicaでJRなどに乗ればポイントがたまるからです。また後述しますが、小児用PASMOには「エキッズ」という有料の子ども見守りのオプションサービスもあります。
小児用PASMO、こども用Suica、どちらか一方しか作れません
「ポイントがたまるなら、PASMOとSuicaの両方を作って、使い分ければお得だよね!」
こう考える方もいるでしょう。
しかし、子ども用に関しては、PASMOとSuicaはどちらか一方しか作れないのです。これは不正利用を防ぐためだと思われます。
小児用PASMOは、どこで申し込みできる?
さて、いよいよ本題です。
子ども向けの「小児用PASMO」が購入できる場所についてお伝えします。
PASMO公式サイトによると、以下のように書かれています。
電車であれば、駅員さんがいる窓口、もしくは切符券売機の呼び出しボタンへ。バスであれば、バスターミナルなどの窓口へ申し出てください。
手ぶらでは作れません! 健康保険証など公的証明書を持参
大人用のPASMOは手ぶらで作れますが、小児用PASMOは購入時に身分証明書が必要です。
PASMO公式サイトには「お子さまの年齢が確認できる公的証明書等」として、以下をあげています。いずれかをご持参ください。
ご用意いただくもの
- 健康保険証
- 旅券(パスポート)
- 身体障害者手帳
- 知的障害者療育手帳
- 精神障害者手帳(写真付)
- 在留カードまたは特別永住者証明書
- 学生証(写真付)
- 個人番号カード
- 住民基本台帳カード(写真付)など
【レポート】切符券売機で小児用PASMOを発行しました
続いて、小学1年生になったばかりの6歳児、わが家の息子のPASMO購入レポートをお届けします。
まず、窓口で駅員さんに「小児用PASMOを作りたいのですが……」と声をかけました。すると、子どもの年齢が確認できる身分証明書の提示を求められるのて、息子の健康保険証を渡しました。
次に、券売機の「呼び出しボタン」を押すよう、指示を受けました。
白いカバーがかかったボタンを押すと、切符券売機の横から駅員さんがニョキ。
そんな会話をしつつ、駅員さんより画面操作の手解きを受けながら、券売機を操作しました。
まずは、PASMOに印刷する名前を入力します。
続いて、性別、生年月日、電話番号を入力します。電話番号は自宅、もしくは親の携帯電話番号でOKです。
そしてチャージする金額を指定(内500円はデポジット)し、お金を入れれば、PASMOが発行されます。
初めてのマイパスモでの自動改札機を通過。嬉しそうでした!
このあと、親子で渋谷へ買い物に。
さすが小学生1年生!
渋谷スクランブル交差点でも、しっかりと左右を確認し、手をあげて横断していました。保育園で行ってれた指導のおかげです。感謝。
小児用PASMOは、記名ありのみ
補足です。
大人用PASMOは、カードに記名・無記名が選べますが、子ども用PASMOは記名一択です。
個人的には、バッグなどに下げたパスケースから名前がバレるのはリスクだと考えているので無記名がよかったのですが、それは選べませんでした。
小児用PASMO、紛失したときは
小児用PASMOは1枚しか発行できません。そのため、失くしたときは再発行手続きをする必要があります。
手順
- 駅・バスの窓口へ申請(要公的証明書等)
- 再発行登録をし、再発行整理票を受け取る
- 14日以内に再発行手続き
再発行料金
- 1,020円(デポジット500円 + 再発行手数料520円)
エキッズ、東急沿線・東急バズご利用のお子さん向けの見守りサービス
最後に余談です。
東急線(*3)・東急バスをご利用の方は、エキッズという子どもの見守りサービスを別途オプションで申し込むことができます。エキッズは、PASMOを発行する株式会社パスモではなく、東急セキュリティ株式会社が提供するサービスです。
以下、エキッズ公式サイトより引用です。
エキッズとは
エキッズとは、お子様がPASMOを利用して東急線の駅自動改札や東急バスの運賃機をタッチすると、保護者様に通過情報がメール配信される子ども見守りサービスです。
エキッズを利用することで、お子様が学校や塾等に通われている際、
「無事到着したかな?」
「もう帰るころかな?」
そんな不安を解消し、安心をお届けいたします。
エキッズも申し込みは、ウェブでおこないます。
また料金は、月額550円(税込)となります。
無料サービスではありませんので、私立小学校や習い事など、子どもが一人で電車に乗る機会が多い家庭には良いかと思います。
*3. 東急東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、東急多摩川線、世田谷線、子どもの国線
いろんな種類がありますが、今は、ミクシィの子ども向け「みてねみまもりGPS」の評判が良いですよ!