パピコで打撲を冷やす応急処置。子どもが階段で転んでアゴを強打!

赤ちゃんの頃は病気が相次ぎますが、3歳頃から遊びが活発になり怪我が増えます。

先週末、4歳のなったばかりの息子のお絵描き道具を買いに、家族で銀座の文具店「伊東屋」へ行きました。階段でフロアを上がるママを追いかけて、息子が急いで階段を駆け上ろうとした瞬間。

……ゴン。

足を滑らせて、階段の角で顎(あご)を強打してしまったのです。

病院もドラッグストアもない。そうだ、パピコをアイスノン代わりにしよう!

顎にバンドエイド貼って寝ている息子

息子はあまりの痛さに辛そうでしたが、この時点で、どれくらいの怪我なのかはわかりません。

しかも、時間は休日の夜で、場所は銀座。
すぐに行ける病院はないし、そばにドラッグストアもありませんでした。

アゴに傷があったので、とりあえず、バッグに常備しているばんそうこうを貼りました。

うーん、とりあえず冷やしたい。打撲の応急処置は、まずは冷却です。

日本医師会が運営する「しろくま先生と子ども診療所」にも、患部を冷やすと一時的に腫れや痛みが治まる、と書かれています。

「青あざ」ができたとき

ぶつかった状態によっては、皮下出血をしてしまいます。皮下出血とは何かというと、皮膚が損傷して、奥のほうで出血している状態です。初めは青く見えるので「青あざ」とも呼ばれています。 痛みを伴って青くはれますので子どもは大泣きしますが、ぶつけた場合は、患部を冷やすことで、一時的に腫れや痛みが治まります。

しかし、冷やせば回復が早くなるということではありませんので注意してください。注意深く観察し、もしも、ケガの後から徐々に腫れてきたり、痛みが治まらない様子、体などを動かせないほどの場合には病院で診察を受けてください。

しろくま先生と子ども診療所

寝ている息子と、打撲した顎をパピコで冷やすパパ

僕は、スマホでコンビニを検索し、すぐ近くにあったローソンへ向かいました。

そこで、アイス菓子「パピコ」を買ったのです。

ジュースだと患部に当てづらいし、すぐにぬるくなってしまう。でも、ふつうのアイスだと溶けてベタベタになってしまう。しかし、パピコだとアイスノンのように使うことができます。

打撲か所が、頭のてっぺんだとか、肩だとか、膝だとかだと、コンビニで氷を買って、それをレジ袋に入れた「簡易氷のう」で冷やせば良いでしょう。でも、アゴなので「氷のう」では冷やしづらい。

そこで「パピコだ!」と、閃いたのです。

息子は、泣きながら眠ってしまったので、僕は道ばたに座り、30分ほどパピコを当て続けました。

  • 冷やしにくい患部は「パピコ」
  • 当てやすい患部はレジ袋に氷を入れた「簡易氷のう」

パピコは溶けたら再冷凍しても、元の美味しさには戻りません

余談ですが、溶けたパピコを自宅の冷凍庫に入れて再冷凍することはできますが、美味しさは落ちてしまうそうです。

公式にサイトには、「パピコはアイスですので常温の保存はできません。独自の食感や風味を味わっていただくために、生産段階で独特の凍らせ方をしています。したがって、溶けたものを冷凍庫で再凍結させても本来の状態には戻せません」と、書かれています。

整形外科へ、生まれて初めてのレントゲン

パパに抱かれて病院で待つ息子(4歳)

はい、アゴはこんな感じ。
結構痛々しいので、月曜の朝、念のため骨に異常が無いかを整形外科で診てもらうことにしました。

 

レントゲン台に立つ息子(4歳)

行ったことがない、近所の整形外科へ行ったのですが、なんというかラフ。

レントゲン室がめっちゃ散らかっているし、撮影中にレントゲン室のドアは閉めないし、「放射線を扱っているのに、これでいいの?」と、ちょっと焦るほどでした。

とはいえ、息子はちゃんと先生の言うことを聞いて、姿勢を正して撮影することができました。

骨や歯には異常なし。「保育園にも行って良いですよ」との診断。

シップなどの薬もなし。このままで治るそうです。

ホッと一安心です。

幼児の怪我のすべては防げないけど、対応をきちんとすることが大事

ツイッターで、4歳の娘さんと0歳の息子さんのパパであるhoihoiさんが、こんなアドバイスをくださいました。

お心づかいありがとうございます!

たしかに、「子どもの怪我・事故を防ごう」という注意喚起はよく見かけますが、防止ばかり意識していると、いざというときに慌てることになります。子どもの自由すぎる行動力を目の当たりにすると、怪我を完全に防止するのは不可能です。

防止と応急処置の両方を勉強しておきたいですね。

子どもの骨は骨折しやすかったり、ヒビが入ったのを知らずにいたら成長過程の骨が変にかたまったりすることがあるそうです。油断大敵! ということで。

最後に、重症の場合は119番、判断に迷ったときは#8000や#7119、もしくはかかりつけ医など、万が一に備えた連絡先も携帯電話に登録しておきましょう。

救急連絡先はケータイに登録しておこう!

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