男性の精子の薄さが不妊の原因に。涼しく、溜めずに。

晩婚化や高齢出産増加の影響で、不妊という言葉が近年テレビや雑誌などで、よく特集されるようになりました。

不妊や不妊治療といえば、「なかなか妊娠できずに悲しんでいる女性の姿」が、ふと頭に浮かぶのではないでしょうか。でも、実のところ不妊の原因は、男女比はそれほどなく半々ともいえるのです。実際、不妊治療を受けたり、不妊に悩む方々にとっては、「男性側に問題がある可能性がある」というのは良くご存知かと思いますが、世間的にはどうしても女性の問題として捉えられがちです。

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男性の精液が薄さが、不妊の原因に

朝日新聞社のニュースサイト「Dot.」で、こんな記事を見つけました。


精巣の温度は通常34~35度に保たれているが、37度以上になると精子の形成が弱くなる。精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)があると、血液が流れにくくなることから温度が上昇する。

このほかに、精巣内が低酸素状態になるなどの理由で精子が形成されにくくなると考えられている。

精索静脈瘤は正常な男性の約20%に見られる身近な症状で、必ず不妊になるわけではありません。しかし乏精子症の人の約4割は精索静脈瘤があり、男性不妊の最も多い原因となっています。

不妊は約半数が男性に原因! 精子濃度が薄い「乏精子症」とは?:Dot.(週刊朝日)記事より一部引用


精子は、熱に弱い。溜めすぎてはいけない

また、東京新聞のウェブサイトに、男性ができる不妊対策が掲載されていました。


損傷率を上げる要因は、喫煙、加齢、長すぎる禁欲、熱。「女性ほどではないが、男性にも年齢のリスクはある」「精子は熱に弱いから、陰嚢(いんのう)はぶらさがっているんです」と石川さん。損傷率を下げるには禁煙し、サウナを避け、禁欲期間をなるべく短くすべきという。不妊治療で精液を持ち運ぶ際は温めない配慮も必要だ。

「男性も不妊治療を」 専門医少なく女性に負担:東京新聞より一部引用


 

東京新聞の記事では、注意すべき点として、以下の5項目を掲げています。

  1. 禁煙
  2. 精索静脈瘤があれば治療
  3. 禁欲期間を短く
  4. ブリーフよりトランクス
  5. サウナを控える

下世話な話ですが、「精子は溜め込んだ方が濃くて良い」なんて噂を聞いた事がありますが、それは全くの逆のようです。濃い(濃厚)なのは良いのですが、溜めるのはバツ。陰嚢を涼しい環境に置き、溜め込んで暖めてしまわずに速やかに頑張る、といったところでしょうか。

ちなみに、先のDot.の記事によると、「精索静脈瘤の治療は手術が基本」と書かれています。そして、後の東京新聞の記事では、「日本で不妊治療をする医師は圧倒的に産婦人科医が多く、男性の不妊治療をする泌尿器科医は非常に少ない」と問題を指摘しています。

とにかく、不妊に関しては男性も多いに関係ある、と知っておきたいですね。