こどもと音楽の未来をつくる 2、東京大学で開催のイベントレポート。岡本太郎のモニュメントで知られる「こどもの城」の蓄積をつなぐ

親子向けの参加型音楽ライブ「こどもと音楽の未来をつくる vol.2」へ、3歳の息子を連れて家族で行って来ました。渋谷からほど近い、東京大学駒場キャンパスでの開催です。

子供達が歌う、踊る、遊ぶ!

詳しい説明をする前に、まずはこの動画を見てください。

【イベントレポート】こどもと音楽の未来をつくる vol.2

閉館した国立児童センター「こどもの城」での経験と蓄積を未来につなぐ

岡本太郎「こどもの樹」

岡本太郎氏の作品「こどもの樹」がシンボルとして知られる、渋谷区青山にあった「こどもの城」をご存知でしょうか。

こどもの城は、日本で唯一の国立総合児童センター。厚生省(現在の厚生労働省)によって1985年11月1日に開館しました。親子への子育て支援をはじめ、「子どもにこそ本物の体験を!」を掲げた文化芸術の拠点でもありました。

しかし、政府の方針により、2015年2月1日に惜しまれつつ閉館したのです。

そんなこどもの城の閉館が、今回のイベント「こどもと音楽の未来をつくる」開催のきっかけとなりました。

こどもの城の30年間にわたる経験が風化してしまっては大変です。そこでわたしたちが、小さな声をあげることにしました。わたしたち「おこわ」は、都内に住む一人の母親が中心となって立ち上げた、「こどもと音楽」をテーマにした取り組みを行う団体です。「おこわ」初となるこの企画は、こどもの城の経験の蓄積をみなさんと共有して将来につなげるための試みです。

初回vol.1は、2017年3月12日、盛況のうちに終了しました。今回はvol.2。2017年度は全3回の開催を予定しています。今後も東京大学駒場キャンパスを会場として、この取り組みを継続して行こうと考えています、

「こどもと音楽の未来をつくる シンポジウム&パフォーマンス2」のイベント冊子より一部引用

ここに出てくるイベントを主催する「おこわ」とは、『音楽』『こどもの城』『わたしたち』の頭文字だそうです。おこわの代表は山口遥子さんという方です。他にも、こどもの城に携わってこられた音楽家、東京大学の教授などがメンバーとなっています。

山口遥子さんプロフィール

山口遥子(やまぐちようこ/美学研究者・音楽家。1984年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了後、国立国会図書館の司書を経て、現在東京藝術大学大学院博士課程在学中(美学専攻)。二児の母。ボサノバ・デュオ「Doppelzimmer」やクインテット「チンプンカンプンとんちんかん」として、音楽活動も行う。http://doppelzimmer.wixsite.com/home

「おこわ」ブログより

お昼前から夕方まで、親子で音楽をたっぷり楽しめる! 0歳児からOK

岡本太郎氏の作品「こどもの樹」をダンボールと画用紙で製作

イベント「こどもと音楽の未来をつくる」の入場料金は、大人2,000円、子供(0〜18歳)500円でした。

行く前は「ちょっと高いな」と思っていたのですが、実際にイベントを体験してみると、到底この経費ではまかなえないであろう充実した内容だと感じました。開催時間は、午前11時半から夕方4時半頃までの5時間。その間、出演者さんが次から次へと登場し、パフォーマンスを披露。また会場も、イベント開催用のホールに加え、授乳・オムツ替え用の部屋、昼食用の大部屋なども用意されています。さらに、案内や受付のスタッフさんも大勢いました。

イベント「こどもと音楽の未来をつくる」は、儲けるための興行ではなく、上でご紹介したように『こどもの城の経験の蓄積を共有して、将来につなげるため』という、おこわさんの想いを最優先に開催しているのでしょう。

わが家では、僕の嫁さんがこのイベントを見つけて来て「家族で行こう!」と提案してくれました。何の前知識もなかったのですが、素晴らしい想いを持ってイベントが企画されていることを知り、とても楽しくて、貴重な体験ができたと思っています。

東京大学内の会場には、0歳の赤ちゃんから小学校低学年頃までの子供がたくさんいました。ここではアニメのキャラクターは登場しませんし、幼児向けテレビ番組の主題歌も歌いません。でも、子供達はものすごく盛り上がるんです。純粋に「すごいパフォーマンス力だなぁ!」と驚かされました。

本当に楽しい一日を過ごすことができました。大満足です! ありがとうございます!!

今後も継続してイベントが開催して行くとのことですので、東京近郊の方は、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。

■関連リンク
こどもと音楽の未来をつくる シンポジウム&パフォーマンス 公式サイト

■イベント会場
東京大学駒場キャンパス
東京都目黒区駒場3-8-1
最寄駅:井の頭線「駒場東大前駅」