質問です。
子育て中のお父さん・お母さん、お子さんにはどれくらいの頻度でお菓子を食べさせていますか。
毎日?
2日に1回?
週末だけ?
それとも、一切食べさせない?
週3回発行の新聞「日経MJ」に、子どもがお菓子を食べる頻度に関する記事が掲載されていました(調査はクラシエフーズ)。
子どもがお菓子を食べる頻度は、日米中で日本が断トツ
結論から言うと、日本人の子どもは世界的にお菓子大好き! ということがわかりました。
その頻度は、中国人の子どもの2倍!
日本人の子どもの4人に3人は、ほぼ毎日お菓子を食べているのです。
- 毎日 64.5%
- 週に5〜6日 11%
- 週に3〜4日 14%
- 週に1〜2回 9%
- 月に2〜3日以下 1.5%
それに対して、中国の子どもで毎日お菓子を食べているのは32%。そしてアメリカは41%。
アメリカ人は、子どもも大人もお菓子大好きなイメージがありますが、それでも毎日食べているのは半数以下なのです。
「和食は身体に良い」「日本人の食文化は健康的」など、日本の食生活は素晴らしいといった印象を持っている方は多いと思いますが、それはそれ。お菓子という視点から見ると、違った一面が見えてきます。
子どもが好きなお菓子の種類ランキング・国別
では、子どもたちは一体どんなお菓子を食べているのでしょうか。
国別に見ると、結構違いがあることがわかりました。共通してベスト3にランクインしているのは「アイスクリーム」です。
日本人の子ども
- アイスクリーム
- チョコレート菓子
- グミ
中国人の子ども
- キャンディ
- アイスクリーム
- チョコレート菓子
アメリカ人の子ども
- ビスケット・クッキー
- スナック菓子
- アイスクリーム
「お菓子は家には置かず、外で買うもの」にしよう
以上、日経MJとクラシエフーズの調査を参考に一部をご紹介しました。次は、僕が子育てを通じて感じた「子どもとお菓子」の話をします。
うちの息子は、ただいま4歳8か月です。いつのまにか自宅には、常にお菓子がある状態になってしまいました。
わが家の息子がお菓子を食べる頻度は……毎日です。
でも、少し前まではそうではなかったのです。
4歳のはじめ頃までは、自宅にお菓子はありませんでした。3歳頃からお菓子を覚えはじめ、最初の頃はラムネが大好きでした。休日に、時々駄菓子屋やコンビニ、スーパーで買い与えていたのです。
息子のとってお菓子は、「お休みの日にお店で買うもの」という認識でした。
おじちゃんおばちゃんが経営している近所の駄菓子屋さん。おかしを3つ買って60円。子ども相手にきちんとしてくださってうれしいお店です。 #3歳 #駄菓子 pic.twitter.com/SIeeYciz0n
— パパやる (@papayaru) 2018年3月3日
しかし、いつの間にか。ほんといつの間にか、家にお菓子がある状態になってしまったのです。
保育園のお友達と遊ぶときにお菓子を持ち寄ったり、クリスマスプレゼントでもらったり、人からお土産で頂いたりなどでしょうか。
あと、僕がついつい買い与えているような気もします。息子に喜ばれようと、ピノやガリガリ君の箱入りアイスをお土産に買って帰ったり、夕方、保育園のお迎えの帰りに息子にせがまれコンビニに寄ってしまったり。
あれ……。
書きながら気づいたのですが、家にお菓子が常にある状態にしたのは、僕が原因だ。やばっ!(焦)
このように、自宅にお菓子がつねにあると、どうしても子どもはお菓子を欲しがり、毎日のように食べてしまうのです。(反省)
できれば、「お菓子はお休みの日に買いに行くもの」としておいた方が良いですね。お出かけの楽しみにもなりますし、お買い物の練習もできますしね。
「お菓子禁止の子供」の末路
さて、もし親が子どもにお菓子を一切与えないとどうなるのか?
これについては、マンガ「ゴハンスキー」に興味深いエピソードが書かれていますので、その事例をご紹介します。一巻に収録の「お菓子禁止の子供の末路」です。
小学校4年生、親が一切のお菓子を禁止
勉強も運動もできる男子生徒が、友人宅に遊びに行ったときのこと。その家の母親が、子ども達にお菓子を出しました。
すると、親からお菓子を禁止されていたその男の子は、すごい勢いでお菓子を貪りはじめたのです。
理性を失った様子に、同級生はドン引き。
買い食いを防ぐため、小遣いも0円にされた小学5年生
同じく親からお菓子を禁止されてた男子生徒。この親はさらに厳しく、外でも買い食いしないようお小遣いは0円だったそうです。
そのため、その男子生徒は暴行・窃盗などを行うようになりました。駄菓子屋の前で年下を待ち伏せしたお菓子狩りをしたり、スーパーでお菓子を万引きして捕まったりしたのです。
中学に上がった時には、完全に不良になっていたとのこと。
会社社長の蛮行、お菓子を与えてもらえなかった幼少期
次は大人のはなし。
ある大きな会社の社長は、感情の起伏が激しくキレやすい性格だったそうです。
そんな社長は、社内でしょっちゅう駄菓子を食べていました。新入社員はそんな社長の姿に驚くのですが、次第に慣れてます。あるとき、秘書が社長室を開けると、大量の薬と大量の駄菓子が散乱したデスクで、頭を抱えていたそうです。
社長は幼少期、親からお菓子を食べることを禁止され、外で食べたのがバレたら鼻血が出るまで殴られたそうです。その反動が起きているのです。
お菓子は子どものコミュニケーションツール、適度に与えても良いのでは
小学校に上がると、子どもたちは駄菓子を買いに行くのが遊びのひとつになります。未就学児でも、お友達の家や公園で、お菓子を食べるのは楽しみのひとつです。
これらを、「うちは禁止!」としてしまうと、子どもにとっては辛い仕打ちとなってしまうかもしれません。
もちろん、お菓子には糖分や塩分が多く含まれていたり、食品添加物が使われていたりするものもあるでしょう。「よくない食品を子どもにあげたくない」と思うのは親子心です。
でも、子どもにとってお菓子は遊びの一貫や、コミュニケーションツールでもあります。与えすぎはよくありませんが、時には良いのかなぁと僕は思います。
あと、良いお菓子の選び方を教えてあげるのも良いかもしれませんね。
お菓子に限らず「〇〇は一切禁止」で育てられると、大人になってから反動が来ることがよくありますもんね。
色々と考えさせられる調査でした。
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