子育てはハイリスクギャンブルなのか? 
画像参照元:Numero TOKYO 2017年 1・2月号

子供を育てるというハイリスクギャンブル (Numero TOKYO)

女性向けモード雑誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』の最新号に、「子供を育てるというハイリスクギャンブル」というドキッとするコラムが掲載されていました。

「マンションはたいていローンで購入する。ローン期間は30年や35年など長期に及ぶ。マンションを買うと大きな負債を抱えることになる。偶然にもマンションの購入費と、子供をひとり育てるコストは、だいたい同額。子どもを産めば20年間は解放されない。日本人の平均年収は40歳頃がピークで、そこから下がって行く……」

ザックリこんな感じの記事。

「おいおいおい……子育てにハイリスクギャンブルなんてキーワードを使わないでよ」という気持ち半分、「なかなか面白い考察だな」と興味深くも感じました。

僕自身、家は購入より賃貸派です。もちろん収入とか年齢とか、そもそもの理由もあるのですが、ローンで購入する住宅を負債とする考えには賛成です。人口が減少し始めた日本において、素人が選ぶ不動産が値上がりする可能性は低く、さらにほぼ一生涯に渡るローンと場所に縛られる覚悟は、なかなか踏み切れるものではないからです。

また、新婚でいきなりマンションを買う夫婦にビックリすることもしばしば。離婚で妻・子ども出ていかれ、ローンがたっぷりと残った一戸建てやマンションで一人暮らしをする男性を、昔から何人か身近で見てきました。

即金や短期ローンで購入するならいざ知らず、老人になるまで支払い続けるローンを決意するのはリスクでしか……いや、甲斐性があるなぁと思います。

住宅ローンに押しつぶされる父親

長期ローンの住宅と同じように、子供を産むのはハイリスクなのか?

では、子供はどうか?

保護者として子供が20歳になるまで養育する義務が、法律(民法)でも決まっています。ですので、住宅ローンと同じく長期間責任を負うのは確かに似ていますね。

(親権者)
第818条 成年に達しない子は,父母の親権に服する。

(監護及び教育の権利義務)
第820条 親権を行う者は,子の監護及び教育をする権利を有し,義務を負う。

文部科学省:家庭における教育・子育てに関する法律の規定

飛んで行くお金

また、成人するまでという期間だけでなく、金銭面においても確かに似ています。大卒まで育てようと思えば授業料の安い公立高校、国立大学文系コースへ進んでも1千万円を超えると言われています。ベネッセの試算によると、出産から22年間の養育費は平均総額約1,640万円で、私立の医歯系大学に6年間通った場合の教育費は2,965万円になるのだそうです(ベネッセ:【保存版】子育てにかかる費用のすべてを解説します より)。

Numero TOKYOのコラムに「おいおいおい……」と思いつつも、確かに納得させられる内容であり、僕はとてもモヤっとさせられたのです。

子供は可愛いからプライスレス、というのは感情論ですので、このコラムの本質とはズレてしまいますもんね。

結論。リスク回避はどうやっても無理! 個々の価値観で選ぶのが大切

住宅ローンを組まず、子供を産まなければ、リスク回避できるのか?

そんなことないですよね。自分自身が生きているだけで、病気になったり、災害に遭ったり、職を失ったり、常にリスクに脅かされています。ということは、自分自身がこの世に生まれて来てしまったこと自体が、ハイリスクギャンブルと言えてしまう。

結局のところ、すべての人がリスクを抱えて生きていて、リスク回避は絶対に不可能なんです。

そうであれば、人生に何を求めるかは人それぞれ。個々の価値観こそが大切ということになります。いろんな情報に惑わされず、自分の人生は、自分自身の心に問うて決断して行くのがベターなのではないでしょうか。

……どうかな。みなさんはどう思いますか?

僕はNumero TOKYOのコラムを非難している訳ではありません。むしろハッと気づかされて面白かったです。みなさんも良かったら読んでみて、感想を教えてください。

Numero TOKYO(雑誌720円、Kindle版350円)

あの時、違う道を選んでいれば……。ドラマ「素敵な選TAXI」が面白い!

最後に余談ですが、Amazonプライム会員の見放題にラインナップされていた、テレビドラマ「素敵な選TAXI」がめちゃくちゃ面白かったです。

素敵な選TAXIは、素敵な選択肢を文字ったタイトル。タイムスリップできるタクシーが、人生の選択を後悔しているお客を乗せて、別の道を選ばせてあげる……というストーリーです。

人生は常に選択の連続であり、選ぶ道によってガラッと変化して行くんだなぁとわかり、自分自身、毎日の緊張感がちょっと高まり楽しくなりました。結婚、出産、夢のマイホーム。大きな決断だけでなく、小さな決断の繰り返しが人生なんですよね。

Amazonプライム会員の方は、これオススメです。僕は台所にスマホを置いて、料理をしながら見ています。

きかんしゃトーマス、Amazonプライム見放題に追加。劇場版映画4本 + テレビ版全260話!