妊娠21週目まで流産、36週まで早産、41週まで正産期、42週以降は加産期。

妊娠期間は「10月10日(とつきとうか)」と昔から言うように、「妊娠○ヶ月目」が正しい表現だと思いがちですが、産婦人科などでは月ではなく週数で数えています。

具体的には「25週目と5日」など、「○週目と○日」という表現です。

エコーをプリントした用紙などには「25w6d」と、週をw(week)、日をd(day)で示されています。日は0日〜6日までです。

初めての妊娠・出産を迎える方は、馴れないことだと思いますので、妊娠期間と出産時期をまとめました。

妊娠0週目〜42週目以降までで分類

  • 流産は、妊娠21週目まで
  • 早産は、妊娠22週目から36週目まで
  • 正産期は、妊娠37週目から41週目まで
  • 加産期は、妊娠42週目以降

流産 – 0週〜21週(0日〜146日)

この期間の分娩(*1)は、流産となります。

*1. 分娩(分娩)とは、胎児が子宮から出ること。

早産 – 22週〜36週(147日〜251日)

この期間の分娩は早産となります。

現在は未熟児とは呼ばず、低出生体重児と言います。低出生体重児は出生体重によって以下に分類されます。

  • 出生体重1,000g未満 – 超低出生体重児
  • 出生体重1,500g未満 – 極低出生体重児
  • 出生体重2,500g未満 – 低出生体重児

正産期 – 37週〜41週(252日〜286日)

この時期の分娩を正産期、もしくは満期産と呼びます。この期間は35日間あり、出産全体の95%がこの時期に分娩しています。

ミナヨイ(37みな 41よい)という語呂合わせをよく使っているようです。

過期産 – 42週目以降(287日〜)

この時期の分娩を過期産、妊娠している状態を過期妊娠と呼びます。

この時期になると、赤ちゃんへ栄養をおくる胎盤や羊水の機能が低下してくるので、早く生まないと赤ちゃんが危険な状態になる可能性が高まります。

出産予定日は280日目(40週)

産婦人科で妊娠の確定を受けると、出産予定日を同時に教えてもらえます。出産予定日は妊娠40週目を満了した妊娠280日目に設定されます。

ただし、出産予定日ズバリに産まれる可能性は5%程度のようです。

ちなみに、妊娠は4週間(28日)を1ヶ月とします。昔からいう10月10日(とつきとうか)だと290日になるので、現代の指標に照らすと少し長いですね。妊娠の起点などの計算方法も昔と今では違っていたのかも知れませんし、もしかしたら少し余裕を持って長めに言っていただけかも知れません。

また、280日を実際のカレンダーでみると、約9ヶ月になります。

男性は妊婦のようすに合わせてサポートを

夫(もしくは夫になる予定の男性)は、妊婦さんの体調をみながら、それに合わせてのサポートを行なうようにしましょう。つわりがひどい、関節や腰が痛む、身体が重いなど、妊娠は人それぞれなので、大事なのはしっかりと奥さんの様子を見て、思いやることです。また、奥さんに先走って妊娠生活や出産についての勉強をしておくと言うのも良いと思います。

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