妊娠検査薬の規制緩和で種類が増えるかも。病気の検査にも対応

「妊娠しているかも……」。

そう思って、いきなり産婦人科を訪ねるより、まずは妊娠検査薬を使う方の方が多いでしょう。

妊娠検査薬といえば「チェックワン」「ドゥーテスト」が有名で、チェックワンはアクラスより1992年(平成4年)に、ドゥーテストはロート製薬より1993年(平成5年)に発売された、20年以上に渡って定番の商品です。

2015年以降、新しい検査薬が増える

すでに薬局などで市販されている妊娠検査薬のように、自宅で尿をかけるだけで妊娠や、もしくは病気がわかれば、健康管理につながるとして法規制が緩和されます。

”政府の規制改革会議が「国民が自分の健康状態を日常的にチェックすれば病気の重症化を防ぐことができる」として、市販できる検査薬の種類を増やすよう求めたことから、厚生労働省は対応を検討していました。(中略)検査薬の種類の増加は平成3年以来ないということで、早ければ来年度にも新たな検査薬が発売される見通しだということです。

妊娠などの検査薬 規制緩和で種類増へ:NHKニュースより一部引用(【追記】記事公開が終了しました)”

 

1992年(平成3年)ぶりの規制緩和とのことですが、チェックワンが発売されたのはこの翌年。そういえば、それ以前は、どうやって妊娠を検査していたんでしょうか? 古いドラマの再放送や映画をみると、病院へ検査にゆくシーンが出てくるので、1991年以前は、妊娠の検査は病院で行うものだったのかもしれません。

しかし最近は、「妊娠は初期が大切」とよく言われます。

具体的には、お酒、たばこ、カフェイン、激しい運動を控える。妊婦が飲んでいい薬以外は飲まない。葉酸などの栄養素を摂る、といった具合に、流産などを防ぐために注意した生活を送る必要があるからです。

検査薬ができる以前は、つわりが始まったり、生理が長らく止まったりなど、自覚症状が現れてから、病院へ行く場合が多かったのではないでしょうか。それだと、妊娠に気づく時期が遅れ、生理だと思って気づかないあいだに流産していた方も多くいたかも知れません。

妊娠検査薬のような検査薬が増えることは、早期に対策を打てるので、すべての人にとって良いことでしょう。

男性が妊娠検査薬を使ったら、どうなるのか?

余談ですが、ネットにこんな記事がありました。

元カノが残していった妊娠検査薬に男性がおしっこをかけたら、まさかの陽性反応。面白がってネットにそのことを書いたら、第三者から「それガンじゃないのか?」と指摘を受け、病院へ駆けつけたら「精巣がん」と診断された。そんな海外での出来事が話題になりました。

妊娠検査薬は、妊娠時に分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を測定しているのですが、hCGが分泌する腫瘍もあり、男性はそれで陽性反応が出たわけです。ウケ狙いのつもりが、まさかの早期ガン発見。

規制緩和により、このようにガンなどの病気が早期にわかったり、また妊娠に関しても、より早い数周からわかる検査薬が出るかも知れませんね。

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