赤ちゃんが生まれたら、お隣さんに挨拶しておこう。ご近所付き合いの簡単なコツ

ビワはお隣さんからの頂き物で、キュウリとナスはさらにそのお隣さんの自家栽培で、分けて頂きました。

僕たち夫婦は、大阪出身の東京在住(世田谷区)。「東京人は冷たい」なんてよく耳にし、僕たち夫婦も東京人に対して少し斜に構えているところがありました。しかし、全然そんなことありませんでした!

ご近所さんから、息子にオモチャや子供服のお下がりを頂いたり、「今度一緒にキャンプ行きましょうよ」と旅行のお誘いまで頂いいたり。

こんなに心温かいお付き合いを頂けるようになったのは、赤ちゃん誕生がきっかけ。育児が始まってから、ご近所さんと親しくなれたのです。

子育てが始まったら、絶対に近所に騒音を撒き散らす

パパに抱っこであやしてもらう赤ちゃん

今でこそ親しくなったご近所さんですが、子供が生まれる前は、軽く会釈する程度でした。挨拶もそこそこに、雑談をすることもありません。

でも、赤ちゃんが生まれてから、ちょっと困ったことになりました。

それは、四六時中、赤ちゃんの泣き声をまき散らしてしまうと言うことです。日中だけなら大目に見てもらえると思いますが、深夜になっても1〜2時間おきに号泣するのです。一度泣き始めると数十分から長いときは1時間近く収まりません。それを一晩中、それが毎晩続くのです。

そんなある時、家先でご近所さんに会ったタイミングで、「ご迷惑おかけしてすいません」とお詫びを伝えたのです。ご近所さんは、「全然そんなことないよ。育児は大変だよね、頑張ってね!」と、嫌な顔をされるどころか、逆に応援してくれたのです。

今では、「あれ……あの優しい方たちは親戚だっけ?」と思えるほど、とても親切にして頂いています。

夜泣きの時期が終わったら、イヤイヤ、絵本、歌、笑い声……が響き渡る

ママがいない〜、ママがいい〜、と泣き叫ぶ息子

新生児の夜泣きに疲労困ぱいしていると、こんな生活が一生続くのではないかと思うのですが、夜泣きは生後2ヶ月頃をピークに落ち着いてきます。夜泣き自体は1〜2歳になってもあるのですが、徐々にその回数が減ってくるのです。

でも、夜泣きが減ってきたからといって、ご近所さんへの騒音撒き散らしは油断できません。なぜなら、次のステージが始まるからです。

夫婦だけの会話であれば、落ち着いて普通の声で話しますよね。でも、それが乳幼児相手だと、親の声が大きくなってしまいがちなのです。

「そう、手を前に! がんばれー!!」
「やったぁ! ハイハイ出来た!!」

「はい、アーンして」
「うーん、えらい! よくたべたねー!!」

とにかく、ママパパの会話の語尾に「!」が付き、さらに声の音量もデカくなるのです。

ほかにも、子供に絵本を大げさなリアクションで読み聞かせしたり、元気よく童謡を歌ったり。また、子供も、突然キャーッ叫び声を上げたり、イヤイヤで泣き叫ぶこともあります。

「窓をビシッと閉め切れば良いじゃないか」と思うのですが、換気もしたいですし、夏場はエアコンを使いすぎないようにしたいですし、何かと窓を開けたくなるのです。

子供が生まれたら、家から発せられる音の大きさ・騒音の量は格段に増えます。何歳まで続くかは人それぞれかと思いますが、数年単位であるこは間違いありません。

ご近所さんを、無視し続けられない状況に

静かにしろ!と耳をふさぐ男性

ちょっと想像してみてください。

もしあなたが家の隣から、頻繁に大人の叫び声やケンカをしている声が頻繁に聞こえてきたら、あなたはどう思いますか。

「いい加減にしろ! 黙れ!」

と、怒り爆発してしまうかも知れないですよね。

でも、お隣さんから、「いつもうるさくてゴメンね。同居の親が痴呆症を患ってしまって、感情が抑えられないときがあるの」と、お詫びと事情を伝えられたら、あなたはどう思いますか。これまでのような「いい加減にしろ!」「黙れ!」とは違う感情が湧いてくるのではないでしょうか。

お隣さんが何者だかよく分からないまま過ごしていると、ちょっとしたことがイライラに発展しがちなのです。でも、顔を合わせてきちんと挨拶をしておくと、事情を汲み取ってくれる可能性は高くなります。

ご近所さんに、うまく挨拶するコツ

ご近所さんにご挨拶

先にお伝えしたように、子育てが始まると自宅から発せられる騒音が大きくなります。

何も菓子折りまで持って「赤ん坊が迷惑かけています」と恐縮しすぎる必要はないかと思いますが、妊娠中や産後、ご近所さんに会った時にでも、子育てが始まる(始まった)ことを伝えておくと良いと思います。

僕は、息子が0歳だった頃、朝や日中はよく家の外で抱っこしながらあやしていました。「あれはお空って言うんだよ〜」「あ、ブーブーが来たねぇ」などと子供に話しかけながら。そうしているうちに、バッタリとご近所さんと出会える機会が得られたのです。

「こんにちは、隣の者です! 最近、息子が生まれまして、いつもやかましくてすいません……」

そんな具合にご挨拶をしました。

また、ひとりご近所さんと親しくなると、外で雑談中に他のご近所さんも加わることがあります。そういう風にして、少しずつご近所さんにご挨拶をすることができたのです。

ちなみに、周囲全部のお隣さんと親しくなれる訳ではありません。わが家も、親しくなれたところと、これまでど何ら変わらないお隣さんがいます。

焦らず、ぼちぼちで。

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