子供の学費が足りない!どうやって貯める? 奨学金の注意点、高校生のアルバイト、貯金を始める時期など

以前、NHK Eテレ「ウワサの保護者会」を見て、心打たれた想いをパパやるに書いたところ、それを読んでくださった出演者さん(シングルファーザーの保護者さん)からご連絡をいただき、今、SNSを通じで親しくさせて頂いています。ご縁はどこにあるかわかりませんね。ありがたいことです!

さて、その方より「また番組に出演するので、よかったら見てくださいね」とご一報をいただきました。

今度の番組テーマは「高い教育費!どう支える?」。

わが家の息子は3歳。うちはまだまだ先かなぁ……と思っているのですが、習いごとを検討したり、近所の知人から「娘は私立小学校を受験予定で」なんて話を聞き、じわりじわりと教育費が身近なものになりつつあります。

これから迎える教育費の勉強になるだろうと「ウワサの保護者会」を拝見したのですが、これが実にグサリと胸を突き刺される内容でした。

「えっ、高校・大学の学費ってこんなにかかるの!」とおののきつつ、僕が学生だった頃、当たり前のように親に教育費を出してもらっていたことに対して、肩身が狭い想い気持ちになったのです。

番組を見ながら、僕は甘々だった……と、グサリ、グサリ。

番組には、父親2人・母親4人の保護者さんが出演。それぞれ2人〜5人のお子さんがいらっしゃいます。

親の考え。
子供の気持ち。

教育には色んな価値観があることがわかりました。世間に流されるのではなく、何を大切にするかをじっくりと考え、それを家族で話し合わないと行けないんだと理解しました。

番組を見て気になったポイントに、僕の感想を添えつつ少しご紹介します。

ビックリ! 家計に占める教育費の割合は30〜40%

東京大学 校舎

まず、驚いたのが教育費の負担。

学校の授業料、塾など習いごとの月謝、通学費などを合計したものを教育費とします。その教育費が、家計の3〜4割を占めていると、番組ゲスト出演の保護者さんが言うのです。

月収が50万円の場合、毎月15〜20万円も教育費にかけているということです。

大学にかかる教育費

  • 国公立大学 485万円
  • 私立大学 文系695万円
  • 私立大学 理系880万円

これは番組で提示されていた、日本政策金融公庫(2016)の調査をもとにした大学にかかる費用です。ただしこれは自宅から通う場合。ひとり暮らしなどをする場合は、これに加えて「仕送り」が、年間60〜150万円かかります。

私立中学・高校にかかる教育費

  • 私立中学校・私立高校 500万円

小学校は公立でも、「中学から私立へ進学したい」と考える方もいるでしょう。その場合、中高6年間でおよそ500万円かかるそうです。これは公立の4倍以上になります。

学費は自分で払う、高校生の44%が回答

高額な授業料は誰が払うのか? 高校生アンケートの結果、大学の費用は少なくとも一部は自分で払うという答えた生徒は44%を占めていたそうです。

ここで最初のグサリ!

僕が高校生だった頃、「大学の費用は親が出してくれるものだ」と当たり前のように考えていました。しかし今の高校生は、半数近くが金額に差はあれ自分が出すものだと考えているのです。

えらいっ!(グサリ)

子供の教育費、いつから貯金を始めた? どうやって節約した?

学費を貯金

子供ひとりにつき、高校・大学で約1,000万円かかると言われています。これはさすがに蓄えなしでは乗り切れないでしょう。

では、子育てをしながらどうやって貯金をしているのでしょうか?

《ケース1》逆算して月に貯金する金額を決めた

ゲスト出演のひとりの父親は、逆算して、子供が0歳の頃から貯金を始めたと言っていました。たとえば18歳で500万円欲しいと思ったら、このような計算になります。

  • 500万円 ÷ 18年 ÷ 12ヶ月 = 毎月23,150円

《ケース2》コンセントを抜いて節電

次は母親の貯金術です。この方は、自分が子供のころ大学に行けなかったので、子供達にはどうしても行かせてあげたいと考えています。そのため、夜は待機電力節約のためにコンセントを抜いたり、ガスのメーターを見ながら使いすぎないように気をつけています。とにかく節約して、子供の貯金に回したそうです。

《ケース3》大学の費用は残さない。中学・高校に全額投入!

次も母親ですが、このご家庭は他とは発想が違っていました。お子さんがバトン部がある私立中学へ進学したいと希望したのをきっかけに、「子供が一番楽しいのは中学時代と高校時代」と考え、中高に全額投入することにしたそうです。

大学のための貯金はしていません(学資保険も高校入学時に受け取ったそうです)。

お子さんが部活に対して情熱があり、そのアツい気持ちがある『今』を思う存分楽しんで欲しいと、両親は考えたのです。この経験がきっと将来の自分を支えるだろう、と。

【アルバイト】学費を稼ぐ高校生たち

高校生のアルバイト

子供が私立高校に行きたがっているけど、親としては学費が安い公立高校を選んで欲しい。そんな時、皆さんはどうしますか?

番組にゲスト出演していた母親が、まさにそれに直面しました。

「私立高校は、高いから無理!」

と、子供に諦めるよう伝えたのですが、子供はその私立高校にやりたいクラブがあって、どうしても入学したい。そこで子供は親に「バイトをして、私も学費を負担するから」と説得しました。

結果、希望の私立高校に入学することができ、お子さんは「学校が楽しい! 許可をしてくれた親には感謝している」と語っていました。

ちなみにそのお子さん、将来は料理の仕事に就きたい夢もあるそうです。「専門学校の費用は自分で出したい。自分が行きたいところだから、最初から最後まで自分でどうにかしたい」と意気込んでいます。

親としては、全部自分でまかなえるとは思っていないのですが、その心意気を評価して、足りないところは補いたいと考えているそうです。

また、こうした学費のためにアルバイトをする高校生は他にもいて、街角インタビューで「アルバイトで稼いだお金は、大学の費用にするために全額貯金している」という高校2年生や、「第一志望以外の受験料は自分で出せと親に言われているので、その分のお金を貯めている」という高校3年生が登場しました。

……もう僕は、ぐうの音も出ません。

勉強をしたいからアルバイトをする。こんな立派な高校生がいらっしゃるんですね。素晴らしいです。かっこいいです。

【奨学金】大学生の51%が受けている。借金なので注意!

ローン

奨学金というと、優秀な生徒を支援するために『もらえるお金』だと思いがちですが、実際はそうではありません。お金を借金扱いで、返さないといけないのです。利息も付きます。

そうした奨学金を、今や大学生の51%が受けているそうです(日本学生支援機構2014より)。

奨学金に対して、専門家であるファイナンシャルプランナーの宮里恵子さんは、以下のように警鐘を鳴らしています。

  • 奨学金は「最後の切り札」である
  • 親子で「借金」であることを認識する
  • 毎月の「返済」は遅れないこと

もし返済が厳しい場合は、支払いの猶予や、月々の返済額の減額など、事前に相談すべしとしています。返済が遅れると、信用に傷が付き、ブラックリスト入りする恐れがあるためです。

また、番組にゲスト出演していた男性は、夫婦がふたりとも奨学金の利用者という友人がいるそうです。その場合、子育てをしながら夫妻ふたり分の返済をしないといけないので、家計は苦しくなりがちだという事です。

奨学金の特徴

  • 借主 – 学生本人
  • 返済 – 卒業してから
  • 返済方法 – 毎月定額(平均:返済額2万円前後  返済期間15〜20年)

【兄弟・姉妹】子供の数が多い家庭は、兄弟同士で助け合いの精神を

番組に出演していた、お子さんが5人いらっしゃる母親は、兄弟の助け合いで生活を乗り切っています。

上のお姉ちゃんたちは、「自分たちは好きな道を進ませてもらった。だから、父や母にもしものことがあった時は、私たちが妹と弟の面倒を見ないといけない」と考えているそうです。

日頃から「下の兄弟とごはんや遊びにいったときは、自分がお金を払い、お小遣いをあげることもある」「私が自由に選択させてもらった分、兄弟にもそうさせてあげたい」と思い、実践しているのです。

こうした兄弟への思いやりは、親がそう教えているからだそうです。

たくさんお子さんがいらっしゃるご家庭は、兄弟同士の助け合いは心強いですね。素晴らしいです!

【政治】教育は国の未来をつくる。子供が勉強したいだけできる社会に

番組司会の尾木ママは、「教育費は未来への国家的な投資なので、家庭がキューキュー言うのではなく、子供が自由に勉強したいだけできる社会の体制や整備が必要だ」と、親の苦労をねぎらいつつ、社会問題を指摘していました。

確かに、勉強したい子供が勉強できないなんて、これでは先進国とは言えませんね。勉強って贅沢なのでしょうか? これでは日本は豊かな国だとは言えませんね。

番組に出演していたある保護者は、「夫婦会議で次の子(3人目)は諦めると決まった。学費が安心できるのであれば3人目が欲しいのですが……」と、おっしゃっていました。

少子化を問題視している政府ですが、そもそも教育費に予算をあまり投入しない国策にこそ大きな原因があると言えそうです。尾木ママが言うよう、国の未来をつくるの子供たちを、もっと大切にして欲しいですね。

最後に

こうした父親・母親、そしてお子さんの素晴らしすぎる姿勢を知り、僕はぐさりと胸にこたえました。

中学・高校の思春期を重要視する家庭もいれば、自分が行けなかった大学に行かせたいと願う親もいます。教育に関しては、家庭によってその想いは違い、それはきちんと向き合わないと行けないことなんだとわかりました。

向き合うことで、「私立へ行きたい」「バイトして欲しい」など、親も子も苦労することになるかも知れませんが、親子で本音を話し合うことで、親子・兄弟の絆が深まっているように感じます。

僕自身、子供だった頃を振り返ると、「こういうことを身に付けたいから、この学校に行って勉強したい」など、両親にきちんと話すべきでした。当たり前のように好き勝手甘えてしまい、本当にすいませんでした!(私信)

NHK Eテレ「ウワサの保護者会」放送時間

小・中学生の保護者さんが尾木ママと、子育てや教育について語り合う番組です。子育てで直面する問題の議論を通じ、親の気持ち・子の気持ちもわかり、時に感動させられます。良い番組ですよ!

■放送時間
本放送:毎週土曜 午後9時30分
再放送:翌週土曜 午後0時
再放送:NHK総合 翌週木曜 午前11時05分(一部の地域を除く)

■出演者
尾木直樹(尾木ママ)
高山哲哉(NHKアナウンサー)
ホゴシャーズ

■公式サイト
https://www.nhk.jp/p/hogosya/

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