ジャマイカの定番野菜のカラルーは、お好み焼きにしても美味しいのか?

とても珍しい夏野菜、カラルー(Callaloo)で、いろんな料理を作ってみました。

先日、日頃お世話になっています中山雅代さん(NPO法人 ジャマイカ情報センター)と打ち合わせがあり、その際、このジャマイカの野菜・カラルーを頂いたのです。

カラルーは、ジャマイカでは超がつくほどメジャーな野菜ですが、日本ではほとんど手に入らない貴重品です。僕はかつて、3度ジャマイカへ行ったことがあるのですが、ほぼ毎日、このカラルーを食べていました。

たとえば、こんな料理です。

ジャマイカの朝食 アキー&ソルトフィッシュ

こちらはジャマイカでは定番の朝食です。

ジャマイカ旅行に行けば、ほぼ毎日のように食べることになるでしょう。中央の卵のようなものは、アキーという木の実です。

  • 【左上】ダンプリング(dumpling)
  • 【中央上】アキー&ソルトフィッシュ(Ackee & Salt Fish)
  • 【下】カラルー(Callaloo)

 

ジャマイカのランチ

こちらもジャマイカの定番のメニュー。

ライス&ピーズは、ココナッツミルクで炊いた豆ごはん。ジャークチキンは最近日本でも広まりつつある、ホットソースをかけてピリッと食べるのが美味しい鶏料理です。これらも、ジャマイカに行けば毎日のように食べることになるほど、メジャーな料理です。

  • 【左】カラルー(Callaloo)
  • 【中央】ライス&ピーズ(Rice and Peas)
  • 【右】ジャークチキン(Jerk Chicken)

 

僕は、ジャマイカ以外でカラルーを見たのは初めてです。しかも、どっさりと頂いたので、自宅でいろんな料理に使ってました。

ということで、今回の記事のテーマは……

ジャマイカの野菜・カラルーは、日本食にも使えるのか?

です。
全6品作って、嫁さんと4歳の息子に振る舞いましたよ!

スポンサーリンク

カラルーの下準備

カラルーは、料理を始める前に下準備が必要です。こちらの動画を参考に、下ごしらえを行いました。

 

カラルーの仕込み準備

  • ボウルにカラルーを入れ、塩大さじいっぱいと水を加えて、揉み込むように洗います。
  • これを2回繰り返します。
  • 次に葉を茎から取ります。
  • 茎の皮は硬いので、それを取り除きます(すーっとめくる)
  • 葉と茎を、2センチ幅くらいで刻む

 

カラルーの仕込みが完了

  • 刻んだあと、もう一度洗います。
  • 揉み込みながら洗うと繊維が壊れて柔らかくなります。
  • 水を切って、準備完了。
  • ジップロックやビニール袋に入れます。保存期間は冷蔵庫で2〜3日、冷凍で1か月。

カラルーのお好み焼き

カラルーでお好み焼きを作って入るところ ネタと混ぜている

さて、いよいよ料理開始です。

一品目は、カラルーのお好み焼き。要はキャベツの代わりに、カラルーを使うだけです。

 

カラルーでお好み焼きを作って入るところ 鉄板に乗せて焼いている

熱した鉄板に広げて、豚肉をのせます。

 

カラルーでお好み焼きを作って入るところ 焼き上がり

両面をしっかりと焼きます。

 

カラルーでお好み焼きを ソース、マヨネーズ、かつお節をかけて完成

ソース、マヨネーズ、かつおぶしをかければ、完成です!

 

カラルーお好み焼きを、ふーふーしながら食べる4歳の男の子

ふー、ふー。

4歳の息子からは、「グー!」の判定。
やった、美味しくできました。

具体的な味ですが、カラルーの味はあまりわかりませんでした。南の島の野菜ということで、パクチーのような香草をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、実は全然クセがありません。

ほぼソースの味。笑

キャベツのシャキシャキ感が無い、柔らかいお好み焼き、という印象です。

カラルーとベーコンとたまごのソテー

カラルーとベーコンを炒めて、バターを乗せたろころ

2品目は、ソテー(炒め物)です。

ベーコン、たまご、カラルー、そしてバターのシンプルな構成。仕上げに醤油を少したらして、風味づけをしました。

 

カラルーとベーコンとたまごの炒め

おっ、これは美味しい!
味も、歯ごたえも。

ほうれん草よりもクセが少なく、シャキシャキ感もあって良い感じでした。これはイイ!

カラルーの天ぷら

カラルーの天ぷらを揚げているところ

3品目は、カラルーの天ぷらです。一般的な天ぷらと同じやり方で調理しました。

 

カラルーの天ぷら完成

野菜天の盛り合わせ。

こちらは、ちょっとカラルーの味わいを楽しむことができました。カラルーだけですからね。とはいえ、菊菜よりあっさりしています。

天つゆでも、塩でも、どちらもグーです!

カラルーのおひたし

カラルーを鍋でゆがいている

もっとカラルーの味そのものを楽しもうと、おひたしを作ってみました。4品目です。

 

カラルーのおひたし 完成

かつおぶしと醤油で完成。

うん、おいしい。ほうれん草と似ているけど、あっさりした味です。

僕は1分半ほどゆがいたのですが、1分弱くらいでシャキシャキ感を残した方がより美味しかったかな、と思います。

カラルーの生野菜サラダ

カラルーの葉

よし、もうそのまま食べてみるぞ! こちら5品目です。

 

カラルーの葉を指でつかむ

これは、カラルーの味をしっかり感じることができました。ちょっと苦味があるんですね。他の野菜と混ぜてハーブ的に使うと良さそうです。もちろん、このままカラルーだけをモリモリ食べるのも全然いけます。

カラルーのみそ汁

カラルーのみそ汁

最後の6品目。
おみそ汁にカラルーを加えてみました。食べる前、鍋にカラルーを加えて、サッと火を通すだけで大丈夫です。

全然ふつう!
なんの違和感もなく、和食に馴染んでいました。

ジャマイカのカラルーは、どんな和食にも合う万能野菜だった

今回頂いたカラルーは、中山雅代さん(NPO法人 ジャマイカ情報センター)が自宅の庭で自家栽培したものです。無農薬でつくったので、ちょっと早めに収穫したそうです。

なぜ、早く収穫したのかと言うと、もっと成長させると虫が付くからとのこと。ですので、今回頂いたのは、カラルーの若菜です。

ここまで全6品、日本の家庭料理として使ってみましたが、どれも違和感はまるでなく、4歳の子どもでも食べられるほどでした。

料理の前に下準備が必要ですが、万能だし、保存もできるし、すごく良い野菜ですね!

ちなみにカラルーの栄養素は非常に高く、ほうれん草以上です。特に、カリウム、カルシウムの値が高くなっています。

カリウムは筋肉に良く、カルシウムは骨に良い栄養素です。金メダリストのウサイン・ボルトも、きっとこのカラルーをもりもり食べて育ったのでしょうね! うーん、これは日本でも身近になって欲しい。

日本でカラルーを栽培・販売する、中島大輔さん

フレッシュカラルー 中島大輔さん

日本では、ほぼ手に入らないカラルーですが、実は小規模で栽培・販売されている方がいらっしゃいます。中島大輔さんという方です。個人での栽培・販売ですのでかなりの限定数ですが、収穫時期にタイミングが合えば購入可能です(記事公開時は売り切れ)。

また、ジャマイカ情報センターでは、中島大輔さんの取材記事も公開されています。

中島大輔さんは、高校卒業の2日後、英語も話せないのにリュックサック1つでジャマイカへ行き、ラスタマンの家に泊まらせてもらったそうです。

 

“「正直、美味しくもなく、不味くもなく、でも、くせになる味でした」。

その後2日に1回はカラル―を食べる日々が続いた。カラル―は、ジャマイカのほうれん草のようなものである。ほうれん草よりミネラル豊富で、タマネギやトマトとソティしたり、天ぷらもいい。茎は薄皮をそいで、おひたしにもできる。デトックスにも効果がある。(記事より引用)”

 

ジャマイカではメジャーな野菜でも、日本ではなかなか巡り会えないカラルー。栄養満点でどんな料理にも合う万能野菜。ぜひ、日本でも普及して欲しいな、と願います。

貴重な野菜、ごちそうさまでした!

■関連リンク