インフルエンザ感染・発症の園児が急増! 1歳の息子が通う世田谷区の認可保育園にて。

インフルエンザの流行は、例年12月に始まり、3月に収まります。

その理由は、「乾燥」した時期の方がウイルスが飛び散りやすく、またインフルエンザウイスルは「寒い」方が生きやすいからです。逆に熱帯地域や夏に流行するウイスルもあり、そんな中、インフルエンザウイルスは「気温が低くて、乾燥している」時期に活発になる、ということです。

2015〜2016年にかけての今冬は、暖冬の影響で1月に入ってから流行し始めました。国立感染症研究所が発表するデータによると、2016年1月18日の週から全国的に急増しています。

■関連リンク
国立感染症研究所:インフルエンザ流行レベルマップ

2月1日(月)、息子が通う東京都内の保育園でインフルエンザが大流行!

先週末、1歳9ヶ月の息子が風邪気味だったので、自宅でのんびりと過ごしました。

……にもかかわらず、日曜日に体温が急上昇! 平熱から、突然38度台、数時間後には39度台へとみるみる上がってゆきました。

幸いにも、翌月曜日にはストンと平熱に戻ったのですが、大事をとって保育園を休ませることにしました。朝から小児科で診てもらったところ、インフルエンザではありませんでした。ただの風邪でしょうか。

保育園へ「今日はお休みします」と電話したところ、「今日(2月1日 月曜日)から、インフルエンザが大流行している」と教えてくれました。息子が通う東京・世田谷区の認可保育園には100名ちょっとの園児がいるのですが、20人がインフルエンザで休んでいるとのこと。およそ5人に1人の割合です。

インフルエンザの潜伏期間は、感染から発病まで2日前後ですので、これからまだ増える可能性があります。

インフルエンザの予防接種を受けていても感染。

息子は、インフルエンザの予防接種を受けているので大丈夫ではないかと思ったのですが、保育園では予防接種を受けていても何人も感染・発病しているそうです。「インフルエンザの予防接種(ワクチンは)効かない」という方も多いですが、たしかに目の当たりにすると、効果のほどが疑わしく感じてしまいますね。

とにかく言えるのは、「予防接種を受けたからといって安心というわけでは無い」ということです。今、ちょうど感染拡大しているところですので、皆さん、どうぞお気をつけください。

最後に、インフルエンザについての情報をまとめておきます。

インフルエンザについて

<感染ルート>

咳やくしゃみによる飛沫感染。
飛沫とはしぶきのこと。唾液や鼻水がそれに当たります。

<潜伏期間>

感染後、1〜2日で発症。

<症状>

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など、全身の症状が突然現れます。ふつうの風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状もみられる。

<重症化による危険性>

子どもの場合は「急性脳症」、高齢者や免疫力が低下している方は「肺炎」など、重症化する可能性があります。

<予防方法>

予防接種を受ける、人混みを避ける、室内では加湿器で湿度を高める(50〜60%)、外出時はマスク、帰宅時は手洗いやうがい、など。

<予防接種の効果が現れるまで>

予防接種は、抵抗力がつくまでおよそ2週間かかります。そのため、流行の前に接種しておく必要がある。

<予防接種の接種回数>

  • 【6カ月以上3歳未満】1回0.25mL、2回接種
  • 【3歳以上13歳未満】1回0.5mL、2回接種
  • 【13歳以上】1回0.5mL、1回接種

*予防接種が受けられるのは、生後6ヶ月以降。
*予防接種は任意。

<予防接種による死亡例>

インフルエンザワクチン接種後の死亡例は年間数名あり。昨冬の報告書によると、乳幼児、もしくは10歳未満の子どもが、接種翌日〜数十日後に死亡している。詳しくは厚生労働省のウェブサイトに掲載されています。

<インフルエンザに感染したら>

インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は、鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。

学校保健安全法では、インフルエンザによる出席停止期間を「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」としています。

■参考リンク

最後に。

外出が少ない乳幼児の場合、日頃接する保護者の方が、しっかりとインフルエンザの予防をすべきかと思います。

予防接種を受ける、帰宅時はしっかりと手洗い・うがいをする、口移しで食べ物をあげない、口にキスをしない、室内にウイルスが舞わないよう加湿器で湿度を保つなど、対策をとっておきましょう。

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