初めてホットプレートを買いました! 今更ですが、便利ですね。
これまで「テフロンは素人感がある」「ホットプレートは所帯染みている」といった自分なりの理由で敬遠していました。しかし子育てをするようになり心情に変化が……。只今2歳の息子と「いつか一緒にお好み焼きをつくる」という夢があり、安全性を考慮してホットプレートをついに購入したのです。
これまで愛用していたのは、岩手県産・南部鉄器の鉄板「たこ焼き」「お好み焼き」「焼肉」
僕は「お好み焼き」や「たこ焼き」といった粉もん料理に関しては、ちょっとこだわりがあります。新婚時、お好み焼き屋さんにあるテーブル型の鉄板を買おうと思って、中古道具屋さんをリサーチしていたほどです。しかし置き場を考えて購入は断念。
でも鉄板だけは、岩手県産の南部鉄器を使っています。
お好み焼き用の鉄板、たこ焼き用の鉄板、焼肉用の鉄板、これらはすべて鉄製です。また、所有しているフライパンもすべて鉄製で、焦げ付かないテフロン製(フッ素樹脂コーティング加工)の調理器具はひとつも持っていません。
鉄板での調理は、焦げ付かないように腕を磨く必要があります。大変ですが、それが良いんです。試行錯誤しながら徐々に上手くなる。また、鉄板も長年使っていると油が染みて、使い勝手もよくなります。テフロン系の調理器具は購入時が最高で徐々にテフロンが剥がれて性能が落ちていきますが、鉄の調理器具は使えば使うほど育って良くなっていくのです。
僕自身、「物は愛着を持って所有したい」とう想いもあり、鉄器に魂が揺さぶられるわけです。
お好み焼き
たこ焼き
すき焼き
焼き肉(ジンギスカン鍋)
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【豆知識】テフロンは原子爆弾の製造から誕生した
ホットプレートと鉄器の主な違いはテフロン加工です。焦げ付かず、ふき取りやすい、フライパンやホットプレートのフッ素樹脂加工を総称して「テフロン加工」と呼んでいます。
テフロンは、アメリカのデュポン社が登録商標をしています。
このテフロン加工が誕生したのは、実は第二次世界大戦中。アメリカが原子爆弾を製造中にフッ素樹脂を開発したそうです。それが戦後、民生用として使われ、フライパンやホットプレートなどになりました。
*参考 – デュポン:テフロン | 技術名ネーミングの由来
わが家に初めてのホットプレートがやって来ました! タイガー製
ホットプレートの話をするつもりが、愛する鉄器について語ってしまい本題が遅くなりました。
僕は鉄器に対しての愛着を持っていますので、ホットプレートにはまったく興味がなかったのです。しかし、息子と一緒にお好み焼きを焼きたいという僕の夢がありますので、それには敵いませんでした。息子は現在2歳8ヶ月。最初はホットケーキから始めて、鉄板焼きを教えて行きたいと思っています。
もちろんホットプレートも扱いは危険で、2歳児に触れさせるべきものではありませんが、そこは完全に僕の監督・監視の元、ちょっとずつ体験しながら慣れ親しみ、料理をつくる楽しみを知ってもらいたいです。
購入したのは、タイガー製のホットプレート「CRC-A300-T」。新しいモデル「CRV-A300」も出ているのですが、内容はほぼ同じでしたので、より安価な旧モデル品をAmazonで購入しました。
届いた箱は、結構大きくでびっくり。箱を開けると、鉄板が迫力いっぱいに並んでいました。鉄板は、焼肉用の「穴あき・波形タイプ」、たこ焼き用の「くぼみタイプ」、お好み焼きな炒め物用の「平面タイプ」の3種です。
見た目は、よくあるタイプの横長デザイン。お好み焼きが2枚同時に焼けるのが良いですね。
結構、火力がある! 僕はホットプレートは冷めやすいと思っていたのですが、なかなかダイナミックにジューッと焼いてくれます。しかも焦げ付かないので、失敗することもほぼ無いでしょう。
2歳8ヶ月の息子には、まだホットプレートは触らせません。でも、目の前で料理をつくる様子は興味深そうに見ていました。
息子には今回、ソースとマヨネーズを塗ったり、かつお節をかけたりする工程にチャレンジしてもらいました。
お好み焼きは、保育園で歌を習っているので、存在は知っています。でも、食べるのは生まれて初めて!
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まずは、ふーふーと冷ましてから……
がぶっ。
息子の鼓太郎は、かなり気に入ってくれたようで「美味しい!」と言ってくれました。やった! 具材にはキャベツと山芋が入っています。野菜も食べてくれて、親にとっても嬉しいです。
ホットプレート、買ってよかった〜。
【ホットプレートの選び方】タイガー魔法瓶製の特徴
ホットプレート業界は、タイガー魔法瓶と象印マホービンの2大メーカーが大きくシェアを取っているようです。
まずは、僕も買ったタイガー魔法瓶製のホットプレートの特徴から。
いくつかのタイプがあるのですが、代表的なのはこの2機種。いずれも「平面」「たこ焼き」「焼肉」の3タイプの鉄板が付いています。特徴は、以下の通り。
- 遠赤効果と耐久性を高めた遠赤土鍋コーティング
- 油をしっかり落としてヘルシ一 新構造穴あき・波形プレ一卜
- 付属の金属ヘラ(コテ)が使える
- 上位モデルのCRV-B300は縦置き収納ができる
【ホットプレートの選び方】象印マホービン製の特徴
続いてはタイガーのライバルである、象印マホービン社製のホットプレートについて。こちらもいくつかの機種がありますが、代表的なのはこの機種。
ラインナップ、機能、価格帯などから、タイガーと象印がなかり張りあっているようすが伺えました。象印は「ハーフプレート」が決め手かな。
- ハーフプレートで、焼肉と鉄板焼きが同時にできる
- トリプルチタンセラミックコートの遠赤プレート
- 焼肉用の鉄板は穴あきで、油が落ちる
- 金属ヘラが使える
【ホットプレートの選び方】パナソニック製の特徴
パナソニックは、なかなか面白いホットプレートを出しています。卓上IH調理器とプレートがセットになっている商品なのです。温度設定はデジタル表示で、デザインはシンプルで美しいです。価格的には高いのですが、デザイン重視で選ぶなら、これも良さそうです。
ただし、Amazonのレビューを見ると、「大人が聞こえない高音(モスキート音)が鳴るらしく、子供が不快な音がすると嫌がる」といったことが書かれていました。これが本当かどうかはわかりませんが、我が家は2歳の子供がいるので、念のため購入を見送りました。
ただデザイン的には結構良いので、欲しい方は、メーカーに問い合わせをするなど、もう少し踏み込んで調べても良さそうですね。
- 付属の金属ヘラが使える
- 温度調整はデジタル式でタイマーも使える
- 別売りでIH用の焼肉用の鉄板やお鍋もある
【ホットプレートの選び方】海外製の特徴
最後は珍しい海外のホットプレートを紹介。プリンセス社製の「Table Grill Pure 103030」です。
これは鉄板が白など、見た目は最高に美しい! ですが、木ベラを使わないといけない、鉄板の上で切ってはいけないなど、機能としては劣る部分があります。また、鉄板に傾斜と真ん中に油が落ちる用の穴があるので、お好み焼きのタネを流すと穴に流れ落ちてしまい、お好み焼き用としては不適切のようです。
これは野菜や肉をグリルするための鉄板です。海外製なので、そりゃお好み焼きやたこ焼きは考えられていなくて当然ですね。^^;
ホットプレート選び、まとめ
迷ったら、タイガーか象印製を購入するのが良さそうです。両メーカともAmazonのレビューは高評価ですし、僕自身も使ってみて満足しています。
鉄器製の鉄板と比べると、火力の調整は自動でしてくれるし、保温機能もあるし、焦げ付かないしで、思っていたよりよかったです。また、昔の印象では、ホットプレートは樹脂製の柔らかいヘラを使わないといけないイメージがありましたが、今はたいてい金属ヘラが使えるんですね。これは知らなかったので嬉しい誤算でした。
また、上記商品は1〜2万円しますが、もっと安いモデルもあります。平面の鉄板だけで良いのなら、1万円以内で購入できるこのモデルもよさそうです。
最後の最後にもうひとつ注意点。
子供がいる家庭でホットプレートを購入する場合は、必ずサイズを測ってからにしてくださいね。サイズが大きすぎると、子供が手を伸ばしたときに鉄板で火傷するなどの危険性があるからです。子供の手が届かないところに設置できるか確認しておきましょう。