慣らし保育10日間を終えて気づいた「夫婦はチームプレイ」だという事。

只今、息子は生後9ヶ月半。1月上旬より保育園(認可外)の慣らし保育が始まり、10日間の保育期間が過ぎました。そして、いよいよ今日から、本格的にフルタイムでの保育園です。

今回は、保育園に預けて気づいた「夫婦のあり方」について書きます。

育休を切り上げ、夫婦ともにフルタイムの仕事開始

まずは、僕たち夫婦の環境をお話します。

僕はフリーランスで、文筆業や編集業を行っています。会社勤めの方に比べると融通は効きますが、締切りとは重なるもので、ラッシュの時期は不眠不休のデスマーチ(過酷労働)になります。また、奥さんは会社員です。臨月の頃より育児休暇に入り、昨日までが育児休暇期間でした。

あと、夫婦ともに実家は遠いので、育児は夫婦ふたりで行っています。そんな環境です。

妊娠中は、無事に産まれるかと不安もありましたが、夫婦ふたりでとても穏やかな日々を過ごしました。出産は難産でしたが、ありがたくも元気に誕生し、感動もひとしお。赤ちゃんがいる生活は、雑誌の表紙のようなバラ色の生活イメージしていました。

BRUTUS (ブルータス) 2014年 6/1号 [雑誌]

……が、それは間違いでした。

自分のことが何もできずに、お互いイライラ!

まったく自分たちのことが出来ない。

赤ちゃんは泣く! 夜中にも泣く。しかも1時間おきに泣く。おむつ替えは1日15回くらいある。おっぱいを飲むと、ゲブッと吐く。しかも、ゲップと一緒に吐くのは正常なんだとか。マジか! その度にお着替え。あと、予防接種や病院へ行く回数がやたらと多い。さらに、認可保育園に向けての保活って何?! 色んな制度や申し込みが難しすぎる。

とにかく「赤ちゃんがベッドでスヤスヤ寝ていて、それを僕たち夫婦が穏やかに見守る」……というのは、幻想でした。

いや、当然可愛いですよ。でも嫁さんは、家事はおろか、自分の身支度すらできずにイライラ。そして、夜中は何度も叩き起こされ疲労困憊。僕は仕事が全然できない。これから一層稼がないといけないのに、仕事を抑えないといけないというジレンマ。

子供が生後6ヶ月くらいまでは、ホッと一息つける時間はほぼ皆無でした。一息つけたのは、大阪の実家に帰省したときくらいでしょうか。

初めての保育園、かわいそうかな……?

子育てに追われ疲れていたはずなのに、保育園に入る日が近づくにつれ、夫婦で「なんだか、鼓太郎(息子)可哀想だね。保育園って楽しいかな?」と、話すようになりました。

急に切なくなってしまったのです。

そして迎えた、初登園日。保育園は初日から朝から夕方まで預かってくれる訳ではありません。最初は慣らし保育。1日2〜3時間から始まり、徐々に時間を増やしながら様子を見る期間がもうけられています。

初日を終え、保育園の先生から「鼓太郎くん、元気でしたよ! 明日から少しずつ時間を伸ばして行きましょう」と。

あれ? 意外と大丈夫なの、鼓太郎。

3時間、4時間、5時間と伸びて行くなか、「鼓太郎くん、全然大丈夫ですね〜。ずっと泣く子もいるのですが、鼓太郎くんは眠くなった時にちょっと泣きましたが、あとは離乳食もしっかり食べるし、お昼寝もするし、全然大丈夫ですよ」と、先生からのご報告。

保育士さん、さすがプロ!……ということでしょうか。親が居なくても楽しくやってるとは流石。いい保育園で良かったです。

夫婦で一息ついて、考えてみた

夫婦のどちらが先に言い出したという訳でもなく、お互いがそれぞれ「子育てしながら親も一緒に成長してゆくんだなぁ」と考えていました。

戦友といえば大げさですが、「子育てというのは夫婦にとってのチームプレイなんだな」と気づいたのです。これから色々あると思うけどチカラを合わせて頑張ろう、と。

夫婦ふたりだけの頃は、「自分のこと7割、相手のこと3割」程度の意識で、それなりに仲良くやっていました。しかし、子供がうまれると赤ちゃんは待ってくれないので、その割合や優先順位は大きく変動。“それなりに” なんて悠長なことは言ってられません。その過渡期で、お互いイライラしてしまっていたのです。

育児や保活など、未経験なよくわからないことに取り組むのは、不安だし疲れます。

まだ赤ちゃんですが、息子に「夫婦はチームプレイ」だということを教えられたのです。そのうち「家族はチームプレイ」になるんでしょうか。家族って深いですね。

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