まだ子供がいない僕たち夫婦にとって、「妊娠がわかってから、食事などの生活を見直すのでは遅い」という漠然とした思いがありました。妊娠する前から身体を気づかうべきだろう、と。
そこで、大型書店を何軒もハシゴして探しました。赤ちゃんが欲しいと思ったら、その前に知っておくべき知識について書かれた本を。
そして見つけたのが本書、深澤百合著「元気な赤ちゃんを産むために、 今から必要なこれだけのこと」です。これがすごく良い本だったのです。
絶対おすすめ! 妊娠を考えたら、読んで欲しい
本書のプロローグで、こんな事が書かれています。
高い教育を受けているはずの日本人女性が、こと出産に関してはほぼ無知であることが多いのです。(中略) まずは、あなた自身の基本的な食を整え、赤ちゃんを迎えるために必要な知識を身に着けてください。
確かに、僕も嫁さんも知りませんでした。「妊娠前に葉酸という栄養素をしっかり摂っておかないと行けない」なんて……。
アメリカやカナダ、オーストラリア、南アフリカなど、先進10ヶ国では「妊娠前に葉酸」は当たり前なのだそうです。なぜなら国が積極的に指導しているから。
なぜ、葉酸が必要なのか? それは、妊娠前に葉酸を摂る事により、神経管欠損やダウン症という先天性の病気(生まれつきの病気)の予防につながるからだそうです。
日本では、妊娠がわかってから、病院で指導を受けたり、本やネットで妊娠・出産について勉強する方が多いと思います。でも、元気な赤ちゃんを産むためには、妊娠前からやっておきたいこともあったのです。
本書では、特に「食」について、母体に配慮すべきことが沢山書かれています。
あなたの食べ方、食べ物が、
子どもの運命を変えてしまうかもしれない。
胎児死亡リスクが高くなる「マーガリン」
摂りすぎは死産を招く「カフェイン」
ものによっては危険をともなう「ハーブ」
本書は、カラフルな写真やイラストがふんだんに使われているようなママ本ではありません。読みやすい文章ではありますが、真面目な本です。妊娠前、妊娠中、授乳期、離乳期と、長期に渡って良き教科書となってくれる本になるでしょう。
ぜひ、子供が欲しいと考え始めたら読んで欲しいです。
文庫化され、価格が安くなりました
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