小学校に上がると学童(学童保育)が利用できるようになります。
学童とは、両親が共働きやシングルなどで家庭での育児が困難な方に向けて、小学校の授業が終わった後や夏休み・冬休み・春休みまで利用できる施設です。
小学2年生の息子がいる夫婦共働きのわが家でも利用させていただており、とても助かっています。
さて、この学童に「小4の壁」があるのをご存知でしょうか。
今回は、学童2年目の個人面接でアドバイスを受けた、この壁を乗り越える準備についてお伝えします。
学童に通えるのは小学3年生まで
学童(学童保育)を利用できるのは、一般的に小学3年生までです。4年生になると辞めないといけません。そこで迎える親子にとっての環境の変化を「小4の壁」と呼んでいます(*1)。
わが家の息子が通う世田谷区の学童は「新BOP学童クラブ」といい、入会できる対象児童は以下のように定められています。
世田谷区 放課後の子どもの居場所(新BOP) より引用
*1. 学力に差がついてきて、授業についていけず落ちこぼれやすいことも「小4の壁」と呼ぶことがあります。
学童の個人面談で、放課後の過ごし方についてアドバイス
小学2年生の2学期、学童の指導員さんとの個人面談がありました。
およそ40分間のあいだに、あれこれお話。ザッとこんなテーマで子どもの様子などを聞かせてもらいました。
- 学童での子どもの様子
- 子どもの性格
- お友達との関わり方
- 得意・不得意
- 3年生以降の過ごし方
- 家庭での過ごし方(靴を揃える、洋服を準備するなど、お手伝いを習慣化しよう)
急に学童無しは不安……。小学2・3年生から練習をはじめよう
学童の指導員さんに、こんなアドバイスをいただきました。
つまり「ときには学童をお休みして、お友達と約束して放課後に公園などで遊ばせる」ということです。
すでに、周りでは小学1年生からどんどん子ども同士で遊びに行かせているご家庭もあります。
わが家では、僕が慎重なのと、子どもの性格を踏まえ、息子に「行ってらっしゃーい。5時までには帰ってくるんだよ」は、まだほとんどやったことがないのです。
僕としては「いよいよそのときが来たか」という想いです。
学童の指導員さんがいうには、それには2つの理由があるといいます。
【理由1】小学4年生から学童に通えなくなるから
ひとつめの理由は、学童が3年生までということ。
それまで毎日通っていて、それが突然終了したら子どもも親も戸惑ってしまうからです。
「どうやって友だちを誘えばいいのか?」
「親に『遊びに行ってくる』と、どういう風に言えばいいのか」
こういうのも、慣れがあるからできること。突然「外で遊んできなさい」と言ってもできないのです。
退所に向けて、少しづつ練習開始です。
【理由2】塾に通う子が増えて、そもそも友達と約束できなくなるから
土地柄もあるかもしれませんが、息子が通っている東京都世田谷区の公立小学校では、小学4年生頃から塾通いをはじめる児童が増えます。
塾も決まったところではなく、学力や目的に応じてみんな違う塾に通うので、放課後に同級生が会いづらくなるそうです。
低学年は一番自由な時期。
友達を誘って遊べるこの時期を逃すと、なかなか友達と遊ぶ約束ができなくなるとのことです。
小学2年生から友達だけで遊ぶ練習をはじめました
ということで、わが家では早速練習を始めました。
息子の友達のママと裏で調整しながら……
と、言った具合に。
でも、最初からはうまく行きませんね。15分くらいで帰ってきてしまいました。
結局、パパ同行で再チャレンジ。楽しく遊ぶことができました。
同じ小学校の子ども達が続々と集まってきて、「こたろう君のおとうさーん!」と声をかけてもらえて、僕も幸せなひとときを過ごすことができました。
僕自身も子ども達を見ているのが幸せなのでつい甘やかせてしまうのですが、少しづつ練習していきたいと思います。
今回は以上です。
学童を利用されているご家庭の方に、何か参考になれば幸いです。