- クレーンゲームをやりたいと泣く
- 1回だけの約束なのに、何度もやりたがる
- 子どもにやめさせる方法を教えて!
子どもから「やりたい」「もう1回やりたい」と、クレーンゲームをせがまれると辛いです。
子「やりたい」
親「ダメ」
子「お願い」
親「ダメ」
……のエンドレス。
1回だけならいざ知らず、何度もやりたがられるとお金がかかるし、子どもの金銭感覚的にも悪影響を及ぼすのではと不安になります。また、景品がなかなか取れないと、子どもが泣いてしまうことも。
今回、この問題を解決する方法をお伝えします! わが家の小学1年生の息子と遊んでいて、偶然気づきました。100%成功するとは言い切れませんが、きっとヒントにはなるでしょう。
おこづかいでクレーンゲームを自由にさせてみる
先日、息子とふたりで秋葉原へ遊びに行ってきました。
出かける前、息子のお財布に1,500円を入れて持たせたのです。
日比谷線「秋葉原駅」を出ると、そににはドーンとガチャガチャが大量に設置されていました。
これはヤバい! と思ったのですが、息子は一通り眺めるだけで満足。ホッ……。
ちなみに、息子は初めての秋葉原。
僕も街を散策するのは、ほぼ初めてです。
UFOキャッチャー
1分ほど歩いた先に、セガのゲームセンターがありました。1Fに設置されていたUFOキャッチャーを、遂にせがまれたのです。
さすがに到着したばかりで、もう少し歩き回ってからお金の使い道を決めても良いのではないかと思い、僕はなんとか断念させました。ゴメンよ。
クレーンゲーム
結局、5分ほど歩いた先にあったゲームセンターで、クレーンゲームをすることになりました。
息子は何十台と並ぶクレーンゲームを、1台1台見ながら、どれに挑むかを吟味していました。
- 欲しい景品があるかどうか
- 取れそうかどうか
息子は真剣そのものです。「ボタンよりジョイスティック操作の方がやりやすそうだ」とか、「ぬいぐるみがぎっしり詰まっていて、取れなさそうだ」とか、自分なりに考えています。
結論を言うと、4回チャレンジして、4回とも景品が取れませんでした。
1回やるたびに、「これをもう一度するべきか、それとも別の台へ挑むべきか」を考えていました。
しかし、結果むなしく、ゲットした景品はゼロ。
僕たち親子は、ゲームセンターを後にしました。
街で物の値段を知る
その後、息子と電気屋さんを巡って電子部品などを見て廻りました。
秋葉原では色んなものが売っていて、それぞれに価格がわかりやすく掲示されています。息子はそれらを見ながら、「こんなのが売ってる」「安い!」など、物の値段を一挙に目の当たりにしました。
その後も、世界のラジオ会館でフィギュアを見たり、
中古ゲームショップで、Wiiのソフトを買ったりしました。
しかしこのとき、欲しいソフトは息子の残りのおこづかいでは足りなかったのです。
僕は《パパも一緒にゲームができること》を条件に、足りない分を出してあげました。
普段だったら「欲しい」「ダメ」のエンドレスだったかもしれません。しかし息子は、お金について色々考えさせられるきっかけとなったのです。
詳しくは、以下。
【後悔】悲しくなるからクレーンゲームのことは言わないで……
途中、お腹が空いたので、KFCでハンバーガーを食べました。
そのとき、息子とこんな会話をしたのです。
息子は、ちょっと後悔している様子でした。
それから数分後……
「やっぱり買う方が良いよね」
と、ボソッと。
さらに、およそ30分後。
「(クレーンゲームは)いっそやりたくない」
そして帰りには、さらにこんな一言も。
「あのときクレーンゲームをしなければ、もっと良いものが買えたのに」
ちょっとどころか、すごく後悔していました。
クレーンゲームとお金の価値
最後にまとめ。
解決手順
- 子どもの「クレーンゲームをやりたい」気持ちを受け入れる
- おこづかいの範囲で、自由にさせてみる
- 同時に様々な物の値段を知るきっかけをつくる
- おこづかいの配分・お金の価値について、子ども自身に気づかせる
金銭感覚はすぐ身に付くわけではありません。僕たち大人だって、無駄遣いをしたり、後悔したりすることがありますよね。頭の賢い政治家でさえ、税金を無駄につかうことがあるほどです。
「幼い子どもにお金の話なんて」
そう思う方もいるかも知れませんが、僕は息子が5〜6歳の頃からお金の計算をよくさせています。すぐに身に付く物ではないからこそ、早いうちから少しづつ。
クレーンゲームの是非はともかく、息子がお金について深く考えるきっかけがあったので、皆さんにもシェアしました。子育てのヒントになれば幸いです。
小さい頃に、やりたいと泣きわめいたり、大声出して走り回ったり、の時を思い出します。
ずいぶんと成長したものと感心しました。
コロナを乗り越えて、早く逢いたいな。
そして、ジイとバアとで、お買い物に連れて行ってあげるよ。
ありがとう! そうやね。少し前までは、一度「やりたい」と火が着いたらどうやっても収まらんかったけど、今は自分で考えられるようになりました。日々、ささやなながらも成長感じます^^