育児・子育てに積極的に関わると、その副産物として、あなたのビジネススキルがどんどんアップします。マネジメント力であったり、危機管理能力であったり。
今回は、パパ・ママの語彙力を高めし、ボキャブラリーを豊かにする方法をお伝えします。言葉の表現が豊かになると、「面白い人だな」と好印象を持ってもらうことができますし、交渉に活かすこともできます。
鍛え方は簡単。
準備なし、費用なし。すぐに取り組むことができます。
子育て中の方はチャンスです!
この機を逃さないようにしましょう。
子どもに「かわいい」「大好き」を使わず、別の言葉で声をかける
私ごとですが、僕は息子(6歳)に、「可愛いね」「大好き」を1日10〜30回ほど、毎日言っています。
\朝/
\夕方/
\夜/
まぁ、こんな調子で、つい何度も口から出ちゃう訳です。
しかし先日、息子から……。
こんなことを言われてしまいました(泣)
確かに、一日中同じ言葉を投げかけられると、そんな気になりますよね。
せめて言い方を変えないと!
そこで「可愛い・大好き以外の言葉も使おう」と決めました。完全に禁止する訳ではありません。別の言い方を考えるということです。
たとえば、以下のとおり。
可愛い 別の表現
- キュートだね
- ラブリー!
- 優しいね
- 素敵だね
- かっこいいね
- 癒されるね
- 手が小さいね
- 髪がサラサラだね
- チャーミング!
大好き 別の表現
- 大事だよ
- 生まれてきてくれてありがとう
- 〇〇ちゃんがいて、毎日幸せだなぁ
- お仕事中、つい〇〇ちゃんのこと考えちゃうんだよな
- ギュッとしていい?
このように「別の言葉で伝えるぞ!」と意識していると、語彙力アップのいいトレーニングになります。
保育園・幼稚園の送迎時も、語彙力を鍛えるチャンス!
「いつもの言葉は禁止」
「別の表現で伝える」
これは、他の子ども達と会ったときでも、練習することができます。
特に、保育園・幼稚園の送迎がある場合、毎日いろんな子ども達と挨拶することになりますよね。このときが、ボキャブラリートレーニングのチャンスなのです。
おはよう! に続けて……
- 今日も笑顔が素敵だね!
- 自分で歩いてきたの? すごい!
- 飾っていた絵、見たよ。最高だね!
- 今日もダンゴムシさんいるかなぁ
- ガタンゴトン……保育園到着〜(電車のマネ)
自分の語彙力が鍛えられるだけでなく、子どもたちも喜んでくれるので一石二鳥です!
子育て中は、とにかく他の子どもやパパ・ママと会う機会が多いです。こうした場面で、考えずにパッと浮かんだ言葉をぐっと飲み込んで、あえて違う言葉をひねり出すのです。
これを毎日積み重ねていくと、言葉の表現がかなり豊かになるはず。
ただ、意識をして少し考えるだけですので、ぜひ皆さんも取り組んでみてくださいね!
夫婦・恋人間でも「可愛い」「大好き」禁止で
「可愛い」
「大好き」
幸せなときは、つい使いがちな言葉です。
妻や夫、彼女や彼氏に対しても、これらの言葉を禁止し、別の表現で伝えるのもボキャブラリートレーニングになります。
いつも違う言葉で褒められたら、言われた方も印象に残って嬉しいですよね。
愛も深まり、一石二鳥です!
アナウンサー三橋泰介さんの「ペットショップトレーニング」
ボキャブラリーを豊かにする、このアイデア。
実は、僕の考えではありません。プロアナウンサーの三橋 泰介さんが、ご自身のYouTubeチャンネルで公開していたボキャブラリートレーニングの方法です。
アナウンサーや芸能人が、普通の発言をしていたら編集でカットされてしまいます。豊かなボキャブラリーで表現するからこそ、番組が映えるのです。
三橋さんが、YouTubeで伝えてくれた最強のボキャブラリートレーニングは……
「ペットショップトレーニング」
実際にペットショップへ行っても良いし、想像上でもかまいません。ペットショップで、生後3ヶ月の白い子犬をみたときの、感想を言うのです。
ただし「可愛い」は、禁止。
さぁ、どうぞ!
そう、可愛い以外の言葉をたくさん知っているはずなのに、なんでも可愛いで済ませてしまいがちなのです。
三橋さんは、このトレーニングのポイントをこうまとめました。
育児・子育て中の方は、「可愛い」「大好き」なんて言葉は、反射的につい言ってしまうと思います。ここで、別の言葉で表現することで、語彙力を高めることができるのです。
とても良い機会ですので、ぜひやってみましょう!
\はい、どうぞ!/
親の豊富なボキャブラリーは、子どもの表現力や学力にもつながります!