危なかった……。夏休み中、学童へ向かう小学校1年生の男児が、すんでのところで交通事故に遭うところに出くわしました。
そのきっかけとなったのが、黄色の通学帽。
今回は、小学校1年生が登下校時にかぶる黄色の帽子にあご紐は絶対につけて欲しい、というお話です。
信号待ちで風が吹き、通学帽が交差点へ
朝、片側2車線の大きめの交差点で、信号待ちをしていた小学1年生の男の子。
その子は、キャップタイプの黄色の通学帽をかぶっていました。一人で登校中(*1)で、きちんと歩いて、おとなしく赤信号で待っていた訳です。
そこに突風が。
風で帽子が吹き飛ばされ、あっという間に交差点の中ほどまで飛んでいったのです。とっさのことだったので、小学1年生の男の子は交差点へ慌てて取りに駆け出そうとしました。
「危ない!!!」
交差点を見守ってくださっていた、小学校の主事さんが大声で叫びました。
実際、朝の通勤時間帯で道路には車がビュンビュンと走っています。パッと子どもが立ち止まってくれたので良かったです。
*1. わが家は東京都世田谷区在住で、世田谷区では小学校の敷地内に学童が設置されています。そのため、学童を利用している児童は、夏休み中も登校します。
帽子にゴムがついていないんだよ
真新しい黄色の帽子をかぶっていた1年生の男の子は、そう話してくれました。
1学期が終わり、入学して4か月経った割に帽子がピカピカ。もしかしたら最近新たに買い直したのかもしれませんね。
僕は小学2年生の息子の登校に付き添っていて、一緒に話しながら学校まで歩きました。
通学帽、ゴム無しは危険! 必ずあご紐を付けよう
通学帽は、なぜかゴム紐がついていないのが一般的です。そのため、ゴム紐は家庭で後付けすることになります。
保育園児・幼稚園児であれば、あごのゴム紐は可愛らしくて良いですが、小学生になるとちょっと子どもっぽすぎる印象です。そのため、「ゴムは無い方がかっこいいよね!」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、帽子が風で飛ばされる現場を目の当たりにした僕は、ゴム紐の必要性を深く感じました。
しかも、大半の小学1年生にとっては、まだ一人歩きは不慣れです。不意な事態にうまく対処できず、今回のように赤信号の交差点へ飛び出そうとしてしまうこともあるでしょう。
子供を交通事故から守るための、目立つ黄色の通学帽。もしかしたらこれが事故の原因になる恐れもあるのです。
小学1年生のママ・パパ、お子さんの帽子にあごのゴム紐が付いているかどうかを今一度ご確認ください。お子さんによってはゴムの部分を持ってぶんぶん振り回しているこもいるので、ゴムが延び延びになってほとんど機能していない場合もあります。そうした場合はゴムを新しく付け替えてあげると良いでしょう。
わが家の息子は小学2年生です。
小学1年生の頃より、ほぼ毎日登校を見送っています。
毎日、小学生の子ども達の様子を見ているのでわかるのですが、路上で突然鬼ごっこのような遊びを始めたり、途中で隠れてをパッと飛び出し友達を驚かせようとする子もいます。こうした場合、危険が及ぶのがその子本人だけでなく、道路いる他の方達の事故にもつながる恐れがあります。
今回は特に小学1年生の親御さんに向けての情報です。小学1年生がかぶる黄色い帽子のゴム紐についてお伝えしました。
危険は、意外なところに潜んでいるものです……。
ゴム紐付きの通学帽(黄色)
はじめからゴム紐がついている通学帽も販売されています。キャップとハット、両方のタイプあり。
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ポニーテールでもかぶれる帽子もあります。
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黄色いワッペンの着用も忘れずに
また、小学1年生になると学校から配られる「黄色いワッペン」。この着用も忘れずにしておきましょう。
黄色いワッペンは、幼い子どもたちを交通事故から守る手立てとして、めだつものを身につけてもらおういう考えのもと、1965年に「黄色いワッペン」贈呈事業が誕生しました。なんとおよそ50年!
現在は、損害保険ジャパン、みずほフィナンシャルグループ、明治安田生命保険、第一生命保険の4社が、毎年、新小学一年生の交通安全を願い「黄色いワッペン」を贈呈しています。
交通事故傷害保険付き、保険金額を最高50万円
「黄色いワッペン」には、1968年より交通事故傷害保険がつけられており、このワッペンの交付を受けた新小学一年生が登下校の際に万一交通事故に遭い、死亡または後遺障害が残った場合、保険金が支払われます。
当初は、保険有効期間が3ヵ月、保険金額が最高3万円でしたが、1994年の第30回を機に、保険有効期間を1年間(1年生の4月1日~3月31日)、保険金額を最高50万円に延長・増額しました。
ほぼ毎日小学生の登下校を見守っていて気づいたこと
✔︎ 男子は縦につながる
✔︎ 女子は横に並ぶ
✔︎ 学校から離れて先生・主事さん・保護者の見守りが薄くなると、道中で騒ぎがち。特に男子周囲を含めた事故防止、いじめ・いじわる防止のためにも、見守りって大事なんだなぁと感じます。#小学生
— パパやる (@papayaru) July 12, 2022
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