新型出生前診断(染色体)の検査報告を受けに、昭和大学病院へ

■現在の状況
妊娠19週目(5ヶ月目)
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新型出生前診断(NIPT)の検査を昭和大学病院で受けてきました。

昭和大学病院へ、2週間前に受けた新型出生前診断の検索結果を聞きに行って来ました。

母親の血液から染色体を調べる検査、結果は陰性

結果は「陰性」。
染色体異常の可能性はほとんどない、という事です。

結果によっては「生む、生まない」と、命の選別をする事になってしまうこの検査。

結果が出るまでの2週間。
もし陽性と出た場合、中絶という選択を選ぶ事ができるのだろうか……。僕たち夫婦は、思いのほか深く考えさせられました。

結果を聞いて、浮かれるものではありません。ホッとはしましたが、こうやって順調にお腹のなかで赤ちゃんが育っている事に対して感謝するだけです。神さま、お父さん、お母さん、ありがとうございました。

また、昭和大学病院でお世話になった、関沢先生、白土先生にも、心より感謝申し上げます。検査前のご説明、そして検査後のご報告。ともに親切丁寧にお話頂きました。そして、命の尊さというのも学ばせて頂きました。

あとは、出産まで母子ともに元気である事を願うばかりです。

母体血胎児染色体検査を受けた方へのアンケート用紙
▲検査結果後、任意でアンケートに記入。

前回の用紙には「無侵襲的出生前遺伝学的検査」とありましたが、今回は「母体血胎児染色体検査」とあります。まだ正式名称(一般的な呼称)は決まっていないようですね。

新出生前診断(母体血胎児染色体検査)まとめ

  • 血液採取だけで、結果がわかる。
  • 検査でわかるのは3種。21トミソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミー。
  • 検査費用は21万円。その他、初診料など約1万5,000円を加算。
  • 検査を受ける事ができるのは35歳以上の妊婦(現在、高齢出産者限定)。
  • 結果が出るまでに2週間かかる。
  • 採取した血液はアメリカに送られる。自分たちはサンディエゴにあるSEQUENONという施設。
  • 陽性結果が出た場合、確定する為に羊水検査を受ける事になる(費用は病院負担)。
  • 新出生前診断は、現在日本では臨床研究扱い。
  • 日本で検査を受ける事ができる病院は、現在25施設。
  • 東北には少なく、混んでいる東京を越えて、愛知県で受ける方もいるとの事。

特に注意すべきところは、検査施設が少なく、すぐに受ける事が出来ないということ。また、検査結果が出るまで2週間掛かるということ。

僕たちは、現在19週目。すでにお腹はポッコリと出ています。この時点での人工中絶は精神的に酷であり、また法律的にもギリギリ(22週目以降の中絶は、母体の命に関わるなどの例外を除き、法律で禁止されています)。

もし検査を受けたいと考えている方がいましたら、とにかく余裕をもって早めに「この検査を受けたい」と掛かりつけの病院に相談し(紹介状を頂く)、検査可能な病院へ予約をした方が良いと思います。

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里帰りか東京か?育良クリニックで出産(分娩)の予約をしました。

【追記】参考リンク 新型出生前診断(NIPT)ブログ

2013年の初夏、日本ではじまったばかりの血液でわかる出生前診断。

検査の正式名称(一般的な呼称)は決まっておらず、私たちが検査を受けた当時は「無侵襲的出生前遺伝学的検査」「母体血胎児染色体検査」と昭和大学病院の用紙には明記されていました。

しかしその後、「新型出生前診断」もしくは「NIPT」の表記が一般化。新型出生前診断(NIPT)と両方を記することもあります。NIPTは「non-invasive prenatal genetic testing」の頭文字です。

さて、そんな新型出生前診断(NIPT)で「陽性」の結果が出たようすを綴ったブログがあります。35歳以降の高齢出産を予定されている方は、ご一読してみてはいかがでしょうか。

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