日本は、自然災害が非常に多い国です。
地震、台風、豪雨など。
そのたびに、生命が奪われたり、住居や財産を失われたりなど、甚大な被害がもたらされます。
しかし、そうした社会背景から育まれた、災害発生時の復旧早さや、助け合いの精神は、日本の素晴らしい一面と言えるのではないでしょうか。
今回は、育児中のママパパへの被災者支援を行う、gran mocco(グラン・モッコ)さんをご紹介します。
赤ちゃんを背負えば、避難や被災時に足元・手元がよく見える
「もっこ」とは、熊本県天草地方で幾世代にもわたって作られ、使われてきた「おんぶひも」のこと。大きな四角い布で赤ちゃんをくるんで担ぎ、布についたひもを赤ちゃんの尻の下で交差させ、前か後ろで結んで固定して使います。
その「もっこ」を現代風にアレンジして「おんぶもっこ」として販売を行なっているのが、gran moccoです。
2016年に発生した「熊本地震」の際は、もっこの発祥地である熊本県で、おんぶもっこが大いに役だったそうです。災害時は、がれきでベビーカーは押せません。また、抱っこひもは足元や手元が見えづらくなります。
赤ちゃんを背負うことで、移動しやすくなり、手元も自由に動かせるようになるのです。
こうしたことをきっかけに、近年は「赤ちゃんのおんぶ」「おんぶひも」が注目されつつあります。
■パパやる関連記事
ママの顔と近っ! おんぶ紐だけど密着度バツグン、熊本県天草発祥の「もっこ」
西日本豪雨災害、大阪府北部地震、おんぶもっこ無償貸出の支援
gran moccoを運営するスタッフさんより、パパやる宛にご連絡をいただきました。
「西日本豪雨で広範囲に被害が出ており、2万人以上が避難されているようです。お困りの赤ちゃんとママにできるだけ早くお届けしたいです。必要ながたがおられたらご紹介ください」
gran moccoでは、「クールメッシュmocco」を被災地への無料貸し出しをはじめました。クールメッシュmoccoは、軽量で、通気性がよく、丸洗い可能なタイプのおんぶもっこです。
貸し出しを支援を受けるには、gran moccoのオンラインショップより注文をする必要があります(料金0円、送料0円)。
以下、貸し出し注文ページより引用です。
“被災された方々に、心からお見舞い申しあげます。
「避難時、おんぶもっこを持って避難しました!本当に助かりました!」などのメッセージが届き、今こそ、おんぶの出番だ!と被災して困っているママたちを助けたいと思っています。
アイテムのご購入(0円 ※送料含む)手続きをいただくと、支援したい皆さんからのご寄附とグランモッコからの資金を合わせて、もっこ一着を6ヶ月を目安に貸し出しいたします。
※できる限りお困りのママたちに届けることができるように、ご返却いただいたもっこは、次に必要とされる方に送ります。
お届けするもっこは、クールメッシュmocco。
色のご指定はいただけません。
可能な範囲で、お一人お一人に直接お渡ししたいと思っております。
※備考欄にお困りの状況を、ご記入ください。
<もっこの使用例>
・おんぶをすることで両手が空くので、荷物を持ったり作業が出来る
・授乳ケープ
・避難所での目隠し
・防災頭巾
その他にも
「子どもが背中の体温で寝やすくなるので、避難所で寝かしつけに成功した!」
「もっこを持っているお母さん同士でおしゃべりができほっとした」とのご感想も頂きました。
お届け方法に関してなど、ご注文頂きました方に個別にご連絡させて頂きます。
被災地の1日も早い復興と皆様の生活が落ち着きママも赤ちゃんも笑顔で過ごせる日が来ることをお祈りいたします。
グランモッコ スタッフ、アンバサダー 一同”
赤ちゃんがいて被災生活を送っているなど困っている方がいましたら、以下のオンラインショップより注文してください。また、周りで困っている方がいたら、教えてあげてください。
■関連リンク
おんぶもっこ(https://onbumocco.net)
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。