ノロウイスルが日本各地で集団感染。潜伏期間、症状、予防、流行の原因は?

ノロウイスルが日本各地で集団感染。潜伏期間、症状、予防、流行の原因は?

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ノロウイスルが日本各地で集団感染。潜伏期間、症状、予防、流行の原因は?

今朝、生後9ヶ月の息子を保育園に送りにいったら「園児でノロウイルスが出た」との報告を受けました。今、日本各地でノロウイルスが流行っているようです。この冬のノロ集団感染のニュースを一部ピックアップします。

 

厚生労働省のウェブサイトでは、ノロウイルスに関する情報が掲載されています(関連リンク)。以下、ザクッと知れる押さえておきたいポイントを抜粋、紹介いたします。

ノロウイルスの感染ルートは?

ほとんどが経口感染。口からウイルスが入るのですが、そのルートは様々です。

  1. 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便吐ぶつから人の手などを介して二次感染。
  2. 家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところで、ヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合。
  3. 食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた。
  4. 汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた。
  5. ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取。

ノロウイルスの潜伏期間は?

感染から発症までの時間は24〜48時間。

ノロウイルスの症状や治癒期間は?

主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

ノロウイルスの治療方法は?

ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません

このため、通常、対症療法が行われます。特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。

止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

ノロウイルスの流行(集団感染)を防ぐには。

ノロウイルスに感染した人のふん便や吐ぶつからの二次感染、ヒトからヒトへの直接感染、飛沫感染を予防する必要があります。乳幼児や高齢者の下痢便および吐ぶつには、ノロウイルスが大量に含まれていることがありますので、おむつ等の取扱いには十分注意しましょう。

<床、おむつ>

  • 床等に飛び散った患者の吐ぶつやふん便を処理するときには、使い捨てのガウン(エプロン)、マスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふん便、吐ぶつをペーパータオル等で静かに拭き取ります。拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように床を拭き取り、その後水拭きをします。
  • おむつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋に密閉して廃棄します。
  • ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがある。

 

<布団やシーツ>

  • リネン等は、付着した汚物中のウイルスが飛び散らないように処理した後、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いします。その際にしぶきを吸い込まないよう注意してください。下洗いしたリネン類の消毒は85℃・1分間以上の熱水洗濯が適しています。

 

<食器>

  • 食器等は、厨房に戻す前、食後すぐに次亜塩素酸ナトリウム液に十分浸し、消毒します。また、食器等の下洗いや嘔吐後にうがいをした場所等も次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で消毒後、洗剤を使って掃除をするようにしてください。

 

<次亜塩素酸ナトリウム入り製品>




ノロウイルスが流行しやすい時期は?

一年を通して発生はみられますが、11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12~1月が発生のピークになる傾向があります。

最後に。

ノロウイルスの感染・発症の治療方法は無いとのことですが、1〜2日で自然治癒するとのことなので、死亡や重症を恐れることは無さそうです。

また、感染しやすい時期は冬。ニュースを見ると、確かに東北や北海道といった寒冷地が多いですね。寒い時期(乾燥する時期)はノロウイルスに感染しやすい季節と意識し、保育園や幼稚園以外の子供用施設(キッズスペース)の利用は控えめにした方が良いかも知れませんね。