4月……。
年度替わりの節目に、切ない気持ちになるのは久しぶりです。毎年4月に新入社員がやってくるような大きな会社で働いていたのは15年ほど前までのこと。僕は今、フリーランスですので、年度替わりをとくに意識することなく、日々の仕事を進めています。
そんな中、わが子を授かり、保育園生活が始まったことで、ふたたび懐かしの年度替わりを実感することになりました。それは「お別れ」と「はじめまして」です。
おずおずと、今通っている東京・世田谷区の某認可保育園の門をくぐったのは、ちょうど1年前。楽しそうな園児たち、笑顔いっぱいの先生たちの姿を目の当たりにして、不安と期待が入り混じった慣れない気持ちになったのも、今となっては初々しい思い出。
門、園庭、くつ箱、廊下、階段……そして、先生と園児たち。1年間毎日お世話になり、すべてがとても愛おしい存在です。お着替えを入れておくプラスチックのバスケットケースひとつとっても、「あぁ……こいつともお別れかぁ!><」と、切ない気分にさせられます。
3月31日夕方、年度最後のお迎えは、各クラスの保護者、先生、そして園児たちが、帰宅するのを……いや、お別れを惜しみ、教室、廊下、園庭に人が溢れかえっていました。世田谷区の認可保育園の保育士さんたちは、4〜5年おきに必ず異動があるそうです。鼓太郎が0歳児クラスでお世話になった担任の先生はじめ、看護士さん、栄養士さんなど、多くの先生方の異動が決まりました。また、5歳児クラスの年長さんは、全員が卒園し、小学校へ就学します。
わが子が生まれるまで、僕は子供に興味がありませんでした。赤ちゃんの抱っこの仕方も知らず、寝かしつけの大変さも知らず、オムツの替え方も知りませんでした。そんな僕でさえ、子供の成長に一喜一憂しているうちに、それに関わるすべてに愛おしさを感じるようになったのです。
保育園に限らず、街じゅうで出会う子育ての先輩たちをみて、「ものすごい経験をされているんだな。スゲえな!」と、勝手に感動・尊敬・超いいねしています。
今朝、息子の鼓太郎は、登園時におなじクラスのお友達と一緒になりました。「うぉー」「きゃー」と声をあげながら、ふたりは教室へ向かって駆け、勢いよく扉を開けて……
あれ???
今日から1歳児クラスに進級したのですが、これまでどおり0歳児クラスの教室へ飛び込んでしまいました。1歳児が進級を理解するのは、もう少し時間がかかるんでしょうね。
がんばれ、保育園のみんな!
新たな1年もよろしくお願いします。
息子が通う保育園、今日が今年度最後の登園日。
2、3日前に先生たちの異動や退職が発表され、慣れないお別れに親である僕までショックで心が追いつかない……。お世話になった先生方、そして延長保育でこっちゃんを可愛がってくれた年長さんたちとのお別れ。みなさんありがとうございました!😭— パパやる (@papayaru) 2016年3月31日