ただいま、1歳9ヶ月の息子。
生まれた頃から、お風呂のあとには綿棒で軽く耳掃除をしていました。掃除といっても耳垢を取るわけではなく、あくまでも耳に入ってしまった水分をとるため。実際お風呂上りに、子どもの耳に綿棒をそっと入れると、水分が含まれて出てくるので、耳の中にはお湯が入ってしまっているのがわかります。
……が、しかし!
息子を連れて耳鼻科にいくと、耳垢が詰まっていて鼓膜が見えない状態になっていました。嫁さんが診察室へ同席したのですが、大人でもびっくりするほどの大きな耳垢が、何度もごっそり取れたそうです。
そして先生から、こんな注意を受けたとのこと。
「子どもの耳掃除はしないでください。綿棒を入れることによって、耳垢が奥に押し込められ、詰まってしまうのです」
えぇぇーっ! そうだったんですか。これまで完全に間違っていました。しかも、鼓膜が見えないほど、耳垢が奥に押し込められていたなんて。
赤ちゃん用の綿棒ってあるじゃないですか。そんなのがあるから、赤ちゃんも綿棒をするものだと勝手に思い込んでいました。新生児の頃から今まで毎日やってたよ。ショック……というか、ごめんよ鼓太郎。
お風呂上がり、軽くタオルで拭くだけでOK。あとは体温で乾燥する。
京都にある病院「山本耳鼻咽喉科・形成外科」のウェブサイトに、赤ちゃん・幼児の耳掃除についてのコラムが掲載されていました。
耳掃除で注意することは、習慣的な耳掃除は、 止めていただくということです。 これから、夏になると、外耳炎が増えてきます。やたら耳を触り過ぎるのが原因です。
お風呂上りも、綿棒で、耳の水を取る必要などないのです。 タオルで、耳の入り口だけを拭いてください。 あとは、体温で乾いてしまいます。お風呂上りに、綿棒で触りすぎて、耳が臭くなり連れてこられる 赤ちゃんも、非常に多いです。
コラム「耳垢は押し込まないでね」より一部引用
あぁ……なるほど。
体温で乾いてしまう訳か。
コラムでも「太い綿棒で耳垢を奥に押し込まれている子供」について書かれていました。その状態を耳垢栓塞といって、耳垢がかたまりになって聴力が悪くなってしまうそうです。
結論。
耳掃除は、しなくてよかった。
むしろ、してはいけなかった。
子供は、割とよく風邪をひくので、鼻水がひどい時などは耳鼻科へゆき、そのタイミングで耳掃除をしてもらうのが良いと思います。といっても、病院へ行くと「時々見せに来てくださいね」と言ってくれるので、数ヶ月おきに耳掃除だけで行くのもありだと思います。
昨日に引き続き、今日も耳鼻科へ。鼻風邪のときは、鼻水をズバッと吸ってくれる耳鼻科がすっきりするな。小児科だと鼻水は薬で対処になるので。
— パパやる (@papayaru) 2016, 2月 6