新型コロナウイルス感染防止対策におけるマスク着脱について、世間で騒ぎが大きくなってきています。
2022年12月1日、厚生労働省の「屋外ではマスクの着用は原則不要です」のツイートをきっかけに、さまざまな意見が飛び交っているのです。
わが家には公立小学校に通う小学生の息子がおり、つい先日、学校からも「子どものマスク着用について」の案内をいただきました。体育の授業・部活動・登下校時はマスクを外すことを推奨しています、と。
と思えるのですが、原則・推奨などと言われると、判断に困るのが現実です。
今回の記事では、厚生労働省はどのように伝えているのか、そして国民はどう反応しているのか、についてお伝えします。
厚生労働省 屋外ではマスクの着用は原則不要です
屋外ではマスクの着用は原則不要です。
屋外では人と近距離で会話をする場合のみマスクの着用が推奨されます。 pic.twitter.com/85yWbKm3F4— 厚生労働省 (@MHLWitter) December 1, 2022
マスクは場面に応じた適切な着脱を
女性がマスクを外すシーンから始まります。
ナレーション「屋外では、マスクの着用は原則不要です」
街で行き交う人々。全員ノーマスク。
ナレーション「距離がとれている場合や会話をしない時は、マスクの着用は必要ありません」
公園でジョギングしている男性。
ナレーション「例えば、ジョギングや」
幼い子どもママ・パパで、公園でボール遊び。
ナレーション「子どもと公園で遊ぶような場面でも必要ありません」
マスクを外して、清々しい表情になる女性
ナレーション「適切なマスクの着脱を心がけましょう」
マスクを外して気持ちよさそうな男性
マスクを外して笑顔の家族
【例外】このような時は、マスクを着朝しましょう
ナレーション「体調がすぐれないとき、高齢者の方と会う時、通勤ラッシュ時は、引き続きマスクの着用をお願いします」
ネットの声は賛否両論!
【賛同】屋外マスク不要は賛成、もしくは賛成寄り
- いいぞ、いいぞ!
- 子供たちには強制的にマスクを外させた方がいいよ
- 学校では原則外せない。2メートルや会話の条件を撤廃してください
- 「外してる人を差別するな」の発信をして欲しい
【批判】マスクを外すのは反対
- 屋外でのマスク非着用が感染拡大を助長させる可能性がある
- 何の科学的根拠もない、脱マスクキャンペーンを中止せよ
- 都市部では距離が取れない。道では普通に至近距離ですれ違う
- 手軽で、費用が安く、効果の高い感染対策を、なぜ国をあげて手放そうとするの?
- 後遺症で脳機能とか生殖機能ダメになったり寝たきりになる人達も少なくない。ダマされてマスクはずして人生ダメになっちゃう人達かわいそう
【その他】いろいろな意見がありました
- なぜ、そんなに外させたがるのか謎
- 外国人観光客のためだろうね
- 条件は不要、マスクは任意でいい
- 付けたり外したり面倒くさい
- マスクしたい人はしてればいいじゃん。「絶対つけるな!」って言ってるわけじゃないんだし
- どの場面で着けて、どの場面で外すべきか。国民一人ひとりが判断するのは難しい
- そんなのも自分で決められないとは、大人として恥ずかしいぞ
- 化粧を考えると、つけたり外したりはめんどくさい
- 外したマスクをまた着けるのは、すごく汚い。「捨てましょう」と言うべき
厚生労働省「マスクの着用について」
厚生労働省のウェブサイトでは、マスク着用についてより詳しく伝えています。
一部引用しながらご紹介します。
マスクの着用について
- 屋外では季節を問わず、マスクの着用は原則不要です。
- 屋内では距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合をのぞき、マスクの着用をお願いします。
場面に応じた適切なマスクの着脱をお願いします。
屋外
- マスク着用を推奨
他者と身体的距離(2m以上を目安)が確保できない中で会話を行う場合のみです。 - それ以外の場面については、マスクの着用の必要はありません(例:公園での散歩やランニング、サイクリング/徒歩や自転車での通勤、屋外で人とすれ違う場面)。
屋内
- マスク着用の必要がない
他者と身体的距離が確保できて会話をほとんど行わない場合(例:距離を確保して行う図書館での読書、芸術鑑賞)のみ。 - それ以外の場面については、マスクの着用を推奨します。
マスク着用の必要がない
- 【屋外】他者と身体的距離が確保できる場合(例:離れて行う運動や移動、鬼ごっこなど密にならない外遊び)や、他者と距離が確保できなくても会話をほとんど行わない場合(例:屋外で行う教育活動(自然観察・写生活動等))
- 【屋内】他者と身体的距離が確保できて会話をほとんど行わない場合(例:個人で行う読書や調べたり考えたりする学習)
保育所・認定こども園・幼稚園等の就学前児について
- 2歳未満の子どもでは推奨されません。
- 2歳以上の就学前の子どもについても、個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めていません。
本人の体調がすぐれず持続的なマスクの着用が難しい場合は、無理に着用する必要はありません。
最新の詳しい情報は、以下のページをご覧ください。
マスクの着脱の議論、いつまで続くかな
ここまで、厚生労働省のマスク着脱の見解と、ネットの声をご紹介しました。
みなさんは、いかが感じましたか?
特にSNSを利用されている方は、自分と考えが似ている人をフォローしがち。そうすると「ほどんどの人はマスクを外したがっているはず。外国ではみんな外しているし」と思い込んだり、「弱者を守るためにも、マスクは絶対に外させてはいけない。みんなも同じように思っているはず」と思い込んだり、自分自身の思考が偏りがちです。
今回、ネットの声をみて「マスクの着脱は賛否両論あるんだなぁ」と痛感しました。
テレビやネットでは、ノーマスクで過ごしている海外の人々の姿がよく報道されています。それを見ても、やっぱりためらってしまう。マスク着脱の議論収拾には、まだまだ時間かかりそうですね。