日本で最も沢山の赤ちゃんを出産した病院は?
と聞かれると、東京、神奈川、大阪といった都心部の大手総合病院かと思いがちなのですが、答えは九州・熊本県熊本市にある福田病院なのだそうです。
熊本市の出生数は、平均的におよそ年間約7,000人なのですが、福田病院では年間3,400人の赤ちゃんが誕生しています。なんと市内で生まれる赤ちゃんの半数近くが、同じ病院で生まれているのです。すごい割合ですね! 想像以上でビックリしました。
福田病院の分娩は予約不要! いつでもドンと来い体制
どんな病院なのかと福田病院のウェブサイトを見てみると、いきなりトップページに「里帰り分娩をご検討の方へ。福田病院では、分娩の予約は必要ございません」の文字が。
……え? えぇっ!?
分娩に予約がいらない?
旅先などで破水して急遽近隣の産婦人科に駆けつける、なんて事は考えられますが、レギュラーで予約不要で分娩(出産)が出来るなんて! 一般的な病院は受け入れ数(定員数)に限りがあるはずなので、早めに予約を求められると思うのですが、福田病院の「いつでもドンと来い体制」はスゴいですね!!
しかも、分娩の案内ページには「当院では分娩に必要なものは用意しておりますので、その他に入院にあたって準備していただくものはありません」の説明書きが。
なんと!!!
手ぶら出産!
病院へは、母子手帳、保険証、そして元々通っていた産婦人科の紹介状を持参の上、福田病院へ行けば出産できるという手軽さ。というか、受け入れ態勢の素晴らしさ。凄すぎる。熊本市周辺の妊婦さんにとっては、福田病院は相当頼れる存在なのかも知れませんね。
NHK総合「ドキュメント72時」福田病院を密着取材
そんな福田病院を、NHKが密着取材しました。
NHK総合「ドキュメント72時間」という番組で、出産を迎える家族の視点でのドキュメンタリー番組が放送されます。1日平均10人、年間3,400人もの出産が行われる病院待ち合い室のリアルなドラマ。
ぜひ、見てみたいですね!
様々な3日間を切り取るドキュメント72時間。今回の舞台は熊本県にある、出産数日本一の産婦人科。急な早産や高齢出産。待合室で新しい命の誕生を祈る、家族たちの3日間。
1年間に3,400人。くまモンでおなじみの熊本県に、日本一の出産数を誇る産婦人科がある。昼夜を問わず襲う陣痛と闘い、こん身の力で新しい命を産み落とす母親たち。番組はそんな病院の待合室にカメラを設置、誕生を待ちわびる家族たちの声に耳を傾ける。緊張と感動のあまり廊下で涙を流す若い父親。新しい家族の出現に戸惑う小さなお兄ちゃん。母親を見守ることしかできない、しかし、懸命に誕生を祈るそれぞれの家族の物語。
(ドキュメント72時 公式サイトより引用)
■放送
2015年1月9日 金曜日
午後10時55分~11時20分(一部の地域を除く)
■再放送
1月12日月曜 午後4時05分~4時30分
1月16日金曜 午前11時05分~11時30分(一部の地域を除く)
【追記 2018年1月】CBCテレビ「ゲンバビト」でも福田病院の特集
日本一赤ちゃんが生まれる病院、福田病院。
ここで1,100人の出産をサポートしてきた助産師に密着した番組、「ゲンバビト #41 産婦人科」が放送されます。
■放送日時
2018年1月20日 日曜日
23:50〜
見逃した方は、TVerで公開されると思いますので、そちらをごらんください(1週間限定)。