わが子の言葉づかいが突然乱暴になり、「どうしてこうなった?」「どこで覚えてきたの?」と、不安になった経験はありませんか。
私感ですが、わが子含め、5〜6歳辺りから「バーカ」「お前」「キモイ」などと口が悪くなる子がチラホラでてくる印象があります。そして小学生になると、その流れが加速! 特に男子ね。
幼い子どもが相手とはいえ、面と向かって言われると、僕もさすがにイラッとしてしまいます。
「あぁ、ついこないだまで可愛らしい言葉づかいだったのに、一体なぜ……」
さて、そんな子どもの言葉づかいについて、月刊誌「PHPのびのび子育て」にハッとさせられるインタビュー記事がありました。
YouTubeを子どもに見せる? 見せない?
今回ご紹介するのは、PHPのびのび子育て2020年6月号。特集は「乱暴な子、わがままな子にしない育て方」です。
この号に、ママYouTuberとして知られる、なーちゃんさんが登場していました(以下、敬称略)。
なーちゃんと言えば、220万人超のチャンネル登録者を誇る、キッズ向けYouTubeチャンネル「なーちゃんねる(Naaachannel) 」を運営する2児のママ。最近は、キッズ向けだけではなくビジネス方面でもご活躍されていて、YouTuber向けに攻略法を伝える「なまけもの大学」も人気です。こちらは僕も、めちゃくちゃ見ています!
そんな日本で一番有名で人気のあるママYouTuberと言っても過言ではないなーちゃんが、「PHPのびのび子育て」で、子育てやYouTubeについてたっぷりと語っていたのです(全4ページ)。
小学校に入ったとたんに、乱暴な言葉を使うようになったんです。「〜だろ」とか、「うっせ!」なんて言葉が出てきたり、年下の子に対して「おまえ」と言ったり。これは、小学3、4年生の、いわゆる“ギャングエイジ”の影響もあるかもしれませんが、何よりユーチューブの影響が大きいと、私は感じているんです。
PHPのびのび子育てより一部引用
子どもは「面白い」が判断基準。よくない言葉をすぐに吸収
なーちゃんは、長男のこうちゃんが幼稚園の頃までは、親子で見られるコンテンツを一緒に楽しんでいたそうです。しかし、小学生になった頃から状況に変化が……。自分でゲーム実況系のコンテンツを見るようになったのです。
ところで、ゲーム実況系の動画、あなたはご覧になったことがありますか? 大袈裟にリアクションしながら、ゲームをプレイしている様子を、数十分から長ければ1時間以上実況中継している動画です。決して悪いものではないのですが、配信者(YouTuber)によっては、攻撃的な言葉を頻繁に使ったり、暴力的なゲームを取りあげたりしているのです。
僕もゲーム実況動画をいくつか見たことはありますが、「小学生からも絶大な人気を誇るヒカキンさんは、優しい口調で面白おかしくゲーム実況をされているので比較的安心かな」と感じました。でもYouTubeには、他の配信者のコンテンツもおすすめとして表示する機能があるので、色々と見ているうちに、知らずのうちに過激な動画を見てしまう場合もあるのです。今だとバトル系のフォートナイトとか人気だしね。
子どもの乱暴な口調はユーチューブの影響が大きいと語るなーちゃんは、さらにこう言います。
そこで私は息子に、家ではユーチューブを見せるのをやめました。
PHPのびのび子育てより一部引用
子どもたちは、「お前」とか「バーカ」とか、悪い言葉を笑いながら投げかけていることがよくあります。これ、ウケるからなのでしょうね。
家ではYouTubeを見せないと決断したなーちゃんは、その代わりに何をさせているのでしょうか? これについては、ぜひ本誌をごらんください。インタビュー記事後半の「子どもの頃の楽しい記憶が……」の部分については、特にグッときました!
いい記事、ありがとうございます!!
YouTubeは、単に「見せない」「見せ過ぎない」と考えるのではなく、その代わり子どもに何を与えるのか? そこも同時に考えないといけないな、と感じ入りました。
430円と値ごろな雑誌ですので、ぜひ読んでみてくださいね。おだやかで、思いやりのある子に育てるためのヒントがたくさんありますよ。
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