親の不倫は、子どもへのネグレクトです。乳幼児は放置されれば生命の危機にさらされ、思春期の子どもは心が壊れます
不倫とは、不倫相手と共謀して配偶者を騙し、家族全員の精神をズタズタにし、それでもなお自分の性欲を優先して浮気相手とのセックスを求める鬼畜行為です。
日ごろ、育児のコツや子どもとの遊び場などを楽しく紹介している本サイト「パパやる」ですが、今回はシリアスな不倫問題について、じっくりとお伝えします。
記事前半では「育児・子育て中の不倫が絶対NGの理由」について。そして後半では「不倫をやめる方法・やめさせる方法」についてお話します。
不倫は決して他人事ではありません。すぐそばにあるリスクです。
重めの内容となっていますが、ぜひご覧ください。
目次
夫が不倫をする3つの理由【妊娠・産後・育児中の浮気】
妊娠中・育児中に夫が不倫……。そんな話をよく聞きます。幸せに思えるこの時期ですが、なぜ夫は浮気に走るののでしょうか?
妻の産前産後に、不倫をする男性は多いと言われています。そんな大切な時期に、一体なぜ、他の女性に目移りするのでしょうか。
主な理由は、以下の3つです。
- セックスレスになる・性交渉に満足できなくなるため
妻のつわりがひどかったり、大きなお腹が苦しかったり、お腹の赤ちゃんを気遣ったりで、どうしても満足行く性交渉ができなくなります。そのため、妻以外の女性で性欲を満たそうとすることがあります。 - 妻のホルモンバランスが崩れるため
妊娠中は理由もなく泣けてきたり、イライラしたりすることがあります。これはホルモンバランスの変化によって心がコントロールできなくなるからです。マタニティブルーとも呼ばれています。妻からぶつけられるストレスから逃げるため、他の女性に走ることがあります。 - 夫の性欲が抑えられないため
男性は妻が妊娠中であっても、精子はせっせとつくられます。湧き出る性欲の矛先が、他の女性に向いてしまうことがあります。精子(精液)が溜まる周期は、年齢や健康状態にもよりますが、おそよ2〜3日です。
産後、妻から夫への愛情が低下
妊娠中、セックスレスになるのは仕方がない。では、産後にこの問題は解決するのでしょうか?
実は、そうはなりません。なぜなら、女性のホルモンバランスが出産を機に急変し、夫への愛情が急速に下がるからです。
これは女性に備わった動物的な本能で、夫への愛情を下げ、その分を赤ちゃんに注ぐためです。
統計によると、夫を愛している妻の割合は、子どもが2歳の時点で34%に激減しています(妊娠中は74.3%)。育児がはじまると生活が一変するのでホルモンバランスだけが原因とは言い切れませんが、育児中の妻の3人に1人しか夫のことを愛していないのが現実なのです。
産後、妻から夫への愛情が減るのは、ごく自然なこと
妻が離婚を決意するのは、子どもの年齢が0歳・1歳・2歳が最多
また、母子家庭になる時期で最も多いのが「子どもが0歳〜2歳」の頃です。つまり、離婚しやすい時期という訳です(関連記事)。
夫は寂しいですよね。
妻の突然の変化に、困惑するかもしれません。
妊娠・出産・育児期は、夫婦間の愛情が高まる絶頂期だと思いがちです。でも、そうではないのです。
そんな落胆した夫のもとへ、「浮気しちゃえ」「他に女をつくるしかないだろ」という悪魔のささやきがやってくることがあるのです。
ではなぜ、「絶対に不倫をしてはいけない」と、僕は伝えたいのか。
その理由は……
不倫が与える、サレ妻・サレ夫の苦痛
不倫をした者(通称:シタ)は、「ごめん、もうしません」とか、「遊びだった」とか、「謝ったからもういいだろ」など、不倫という行為そのものに焦点を当てがちです。
しかし不倫をされた側(通称:サレ)は、パートナーが不倫をしたという事実に加えて、「裏切られた」「嘘をつかれた」という、ダブルのショックを受けるのです。
不倫をする者は、配偶者や家族に何度も嘘を重ねます。そのため不倫をサレた側は、これまでのことも、これからのことも、すべてが疑心暗鬼になってしまいます。
あの頃のように何でも「信じあえる」「信頼しあえる」穏やかで温かい日々は、もうやってこないのです
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夫婦関係を修復・再構築するには、不倫は確実に終わらせないといけません。しかし、不倫をする者は嘘ばかりつくので、言い逃れできない証拠をつかむのが肝心。
証拠を得るのに大切なのはタイミングです。「もしかして浮気……?」という不安があるなら、プロに依頼するもの手です。
現状を打破するため、真実を知り、不貞行為の証拠を手れたい方は、オンラインサービス「街角相談所 -探偵- (https://machikado-tantei.com/)」のご利用がおすすめ。140社を超える探偵社の中から自分にあった探偵社を調べたり、見積書を取ったりするのは、何度でも【無料】の便利なサイトです。
戦前、女性だけが不倫で逮捕される姦通罪があった
「浮気は男の甲斐性」
そんな風に思っている男性はいませんか? この考えは時代錯誤なので、もしそう思っているなら相当ヤバいです。
戦前、「姦通罪」という法律がありました。結婚している女性が、他の男性と姦通(不倫 / 不貞行為)をすると重罪という法律です。これで罰せられるのは妻のみで、夫は不倫をしても法律上罪にはなりませんでした。
当時は、「妾」といって、妻以外に2号さん、3号さん、と経済的援助をして愛人を囲っている時代があったのです。愛人とのあいだに子どもができた場合は、その養育費も支援します。
これには当然、男の「甲斐性」が必要で、金のない男には真似できません。
つまり、男にとってのステータスだったんですね。
ですが戦後、1947年に姦通罪が廃止されました。
とはいえ、すぐに世の中が変わるわけではなく、バブル崩壊前までは地位・財産を持つ者は愛人を持つ者も多かったです。徐々に人々の意識が変化し、愛人を持つのがステータスだった時代は廃れていきました。
昔は、愛人が金持ちのステータス。今は、家族を大切にする男がかっこいい!
「父親 死ねばいい」「父親 殺したい」と、Googleで検索する子供達
次は、親の不倫が子どもに与える悪影響。
これは、Google検索から垣間見ることができます。検索ボックスに「父親」と入力すると、予測候補(サジェスト)で、「死ね」「殺したい」「うざい」「嫌い」という恐ろしいキーワードがズラリと並ぶのです。
なんだこれは!
ギョッとしますよね。その理由は検索結果に表示された記事を読めばわかります。そこには《お母さんを大事にしない父親》に対して殺意を抱く子どもの叫びが沢山あったのです。
当然その中には、不倫も含まれています。浮気をしている父親を、子どもは激しく憎んでいるのです。
子どもがいる場合、我が子にも「お父さん(お母さん)が不倫をしている」という重荷を背負わせてしまいます。そして、その子どもの心が壊れます
子どもに殺意を抱かれて、慰謝料も取られて、かつ一家離散。それでも不倫相手が良いのですか?
- 不倫をすることによって、妻(夫)を想像以上に深く傷つけてしまう。
- 不倫をすることによって、元の生活は二度と返ってこない。
- 不倫をすることによって、離婚されるかもしれない。
- 不倫をすることによって、慰謝料を請求されるかもしれない。
- 不倫をすることによって、養育費を払い続けなければいけないかもしれない。
- 不倫をすることによって、我が子から殺意を抱かれるかもしれない。
それでも、本当に不倫をしたいですか。
不倫問題の渦中にいる場合、あなたは今、何をすれば良いのか?
ここからは、さらにシリアスな話をします。
いま現在、不倫中の方へ。
いま現在、パートナーの不倫に苦しんでいる方へ。
「不倫をしている側」「不倫をされている側」それぞれに向けて、これからどうすべきかについてお伝えします。
【不倫中の方へ】バレない、どうせ離婚できないと、見くびるな!
不倫をしている人が、今すぐすべきことを話します
今、不倫を楽しんでいるあなたは、こう考えているのではないでしょうか。
- 妻(夫)には、バレない
- バレてもどうせ離婚できない
- 不倫は遊びなので、いつでも関係解消ができる
- 不倫はしているが、離婚をするつもりはない
- 不倫相手との関係は、純愛だ
でも、残念ながら、そんな都合よくは行きません。
バレないと思っているのは、生存者バイアスで何の根拠もありません。弱者だと思っている妻(夫)も、いざとなれば本気で戦いを挑んできます。
また、不倫が純愛だと思い込んでしまう理由は、既婚者であるという障害がそう感じさせているだけなのです(ロミオとジュリエット効果)。
ひと言で言えば、不倫脳。
不倫脳は「脳内お花畑」とも言われています。つまり、頭が沸いていて、まともな判断ができていないのです。
PTA・幼稚園・保育園でのW不倫は、双方の家庭が崩壊する
子育て中の方の方で、子どもが絡む場所での不倫は家庭崩壊のリスクが非常に高いです。
保育園・幼稚園の送迎だったり、小学校・中学校でのPTA活動だったりで、他の保護者と親密になる機会があるでしょう。もちろん、そこに魅力的な方もいることでしょう。
そこで不倫関係になっては、絶対にいけないのです。
相手のこと好きになってしまうのは勝手ですが、そこから一歩踏み出す行為は、あなたの自己中心的な身勝手な行動でしかありません。もしバレときは、相手の家庭が崩壊するからです。
W不倫(ダブル不倫 / 既婚者同士の不倫のこと)は、相手を幸せにする恋ではなく、相手に家庭崩壊のリスクを負わせる極悪非道な行いなのです。甘い声をささやき、その気にさせるのは、まるで麻薬の売人。甘美に近づき、相手を自分に依存させてしまうのが狙いです。
そこにあるのは、己の性欲のみ。
相手の幸せなんて1ミリも願っていないのです。
バレたとき、配偶者や子どもの心が壊れます。コミュニティー内で噂が広まり、転園・転校に追い込まれる可能性は大いにあります。
不倫をやめる唯一の方法
あなたが、妻(夫)との離婚を望まず、不倫関係を解消しようと考えたのなら、絶対にしないと行けないことがあります。それは……
不倫相手との面会・連絡を完全に絶つ!
これをしないといけません。「これからは良い友人関係に」などと甘いことを言っていれは、ずるずると別れられません。スパッと別れて、一切の連絡を断つ!
職場不倫の場合は、転職してください。
また、あなたの行為により妻(夫)は、あなたが想像する以上に深く傷つきます。
「別れたから良いだろう」
「謝ったから許してもらえるだろう」
というのは、あなたの解釈。
何か月も何年も掛けて、あなたは妻(夫)に対して誠心誠意、接しないといけません。一歩一歩。
不倫された側は、人間扱いされなかった過去を、勝手に葬られたくないのです。許すというのは、簡単なことではありません。
【夫・妻に不倫されて苦しんでいる方へ】目をそらさず、現実に立ち向かう
夫・妻に不倫をされている方に、解決の糸口をお伝えします
「まさか、妻(夫)に限って不倫なんて……」
妻(夫)の様子がおかしいと思っても、いざとなったら悪い方には考えづらいものです。
- 体調が悪いのかな
- ホルモンバランスが崩れているのかな
- 今だけだろう。しばらく様子を見よう
など、何か別の理由があると思い込んでしまいがちです。
でも、その理由が「不倫」だった場合、一刻も早く手を打たないと手遅れになります。
まず、気持ちの面。
不倫を始めたばかりの頃は、不倫相手のことも、妻(夫)のことも、二人とも大事だと考えています。しかし、日を重ねて行くうちに、妻(夫)を同居人扱いしだし、そのうち無関心、そして心も身体も不倫相手を求めるようになります。
次に、不貞の証拠の隠滅です。
不貞とは法律用語で、「配偶者以外の人と自由意志にもとずいて性的関係を持つ」という意味です。つまり、既婚者がパートナー以外と性交渉を持つことを不貞と定義しています。
不貞行為は民法第752条「同居、協力及び扶助の義務」・第770条「裁判上の離婚」・第709条「不法行為による損害賠償」などに抵触する違法行為となるため、不倫をしているものはその関係が深まるにつれ、不貞行為がバレるのを恐れるようになります。そのため不倫者同士が共謀して、「俺たちの幸せな未来のためにも証拠は残さないように気をつけよう」と、動きはじめるのです。
「妻(夫)が不倫をしている……」
記事の前半にも書いたとおり、この事実により不倫と裏切りのダブルショックを受けます。精神に相当なダメージを負う、というのを知っておいてください。
心の傷を癒すには「心療内科」もあるので、辛いときは迷わず病院を頼ってください。
泣き寝入りはしたくない! 不倫の証拠を手に入れれば、主導権を握ることができる
不倫された側にとって一番最悪のパターンは、妻(夫)の不倫に気づかず、離婚をしてしまうことです。相手は上手く行ったとほくそ笑んでいるでしょう。
次に悪いパターンが、不倫をしているのはほぼ確実なのに、不貞行為の証拠がないため相手に言い逃れされることです。「不倫はしていない」「友人として会っただけで肉体関係はない」と反論され、さらに「お前は俺を信じられないのか」と逆ギレされ、釈然としないままに協議離婚へと追い詰められていくのです。
不幸中の幸いで、もし、あなたがいち早く不倫(不貞)の証拠をつかむことができたのなら……
- 離婚の決定権を手に入れられる
- 子どもの親権を得られる
- 慰謝料を請求できる(不倫相手へも)
- 子どもの養育費を請求できる
また、離婚しない選択も選ぶことができるようになります。長期戦の覚悟が必要ですが、不倫を辞めるよう説得し、不倫を完全に終わらせ、再構築(夫婦関係を築き直す)に臨むことも可能になるのです。
不倫(不貞行為)の証拠について
結婚とは、契約です。
そのため、婚姻中にパートナーの不貞行為が明らかになった場合は、サレた側は、不倫をしている夫(妻)とその不倫相手に損害賠償として「慰謝料」を請求することができます。
ただし、請求した相手が「私は不倫をしていない」と言い張れば、慰謝料は成立しません。
そこで必要になってくるのが、不貞行為の証拠です。不貞行為の証拠があれば、相手に事実を認めさせたり、調停や家庭裁判所で決着をつけることができるのです。
芸能人の不倫騒動では、よくLINEのスクショが晒されることがありますが、二人で裸でベッドに入っている写真でもない限り、単なる会話だけでは不貞の証拠にはなりません。かなり疑わしくはありますが、決定打ではないのです。
決定的な証拠となるのは、ふたりでラブホテルに入って出てくる様子を撮影した、顔がはっきりとわかる写真や動画です。他には、二人がビジネスホテルに頻繁に出入りしていたり、不倫相手の家に何度も出入りしている様子も有効になるでしょう。
つまり、相手が言い訳できない証拠、裁判官が確実だと判断できる不貞の証拠が必要になります。
浮気現場の証拠写真・動画の撮影は、探偵社など調査会社に依頼した方が良いでしょう。探偵は、探偵業法に基づき、尾行・張り込みなどの調査が認められた職業です。
また、たいていの探偵社は、裁判所に提出する「調査報告書」の作成も行ってくれるので心強いです。
探偵社の選び方
不貞の証拠を抑えるためにはタイミングが重要ですので、できるだけ早く動いた方が良いでしょう。
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「予算に合うか?」
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ここでは「不倫調査」ですね。
次に、調査したい相手を選びます。妻なのか、夫なのか。
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パートナーの不倫問題に関しては、他人に相談しずらく、ひとりで悩みを抱えがちです。アドバイザーへの相談だけでなく、見積もりも、紹介料もすべて無料ですので、まずは無料診断からお問い合わせしてみてください。
不倫・離婚にまつわるお金について
あと、大切な話をもう少し。不倫・浮気、そして離婚にまつわるお金の問題は、大きく3つに分けることができます。
- 損害賠償(慰謝料)
- 子どもの養育費
- 財産分与
それぞれ、どれくらいの金額が発生するかなど、具体的に解説します。
損害賠償(慰謝料)
芸能人やプロスポーツ選手など有名人の世界では「慰謝料数億円」と報じられることがあります。しかし、あれは特別な事例です。
一般的には、200〜300万円が相場です。
これは婚姻期間、受けた精神的苦痛の度合い、相手の収入・財産などによって変わります。
ただし、請求できる相手は、不倫をした夫(妻)だけでなく、その不倫相手へも請求できます。もちろん不倫相手が既婚者(ダブル不倫)の場合は、先方のパートナーから不倫をした夫、または妻へ慰謝料請求がくることもあり得ます。
また、慰謝料の請求に、離婚をする・離婚をしないは関係ありません。
注意点としては、示談であればいくらでも自由に請求額を決めることはできますが、裁判になると慰謝料は安くなる場合があります。平均的に、女性からは75万円、男性からは高くても200万円だと言われています。
子どもの養育費
次は、子どもの親権について。
離婚をする際、どちらが親権を持つのかを決めておく必要があります。示談で決まらなければ、調停・裁判へと進みます。
親権を決める際、不倫は基本的に無関係なものとして考えられます。しかし、不倫をしている者は「育児を放棄して家庭を顧みなかった」と判断される場合がありますので、不倫をされた側が有利に親権を得ることができます(*1)。
また、離婚後、子どもにはこれまでと同レベルの生活をさせてやるべきという考えがあります。そのため、有責者(不倫をした側)は養育費を支払う義務を負います。支払い期間は、子どもが成人に達するまでとするのが一般的ですが、高校卒業、大学卒業までにすることもあります。
金額は、これまでの生活レベルや収入によって変わりますが、一般的には月々2〜6万円が大半を占めています。
*1. 【親権について】子どもが0歳から9歳の乳幼児の場合、親権が母親になるのが一般的ですが、育児状況によっては家庭裁判所などで夫が親権を得ることもできます。
また、子どもの年齢が15歳を超えている場合は、子どもの意思を尊重しないといけません。
それと子どもが2人以上いる場合は、原則として兄弟姉妹は同じ親に育てられるべきとされていますが、事情によっては兄弟姉妹が離れ離れになることもあります。
財産分与
財産分与については、基本的には折半です。
ここで言う財産とは、結婚後に築いた共有財産のこと。専業主婦であってもかまいません。夫婦が共同で築いた財産とみなされます(結婚前から持っていた財産については対象外)。
財産分与の対象となる主な財産は、以下のとおりです。
- 現金
- 不動産(土地、建物)
- 有価証券(株など)
- 家財道具
- 自家用車
- 書画骨董、美術品、貴金属
- 借金(住宅ローンなどの借入金)
借金含め、すべての財産をまずはリスト化します。その上で、どう分けるのかを話し合います。
余談ですが、財産分与で受け取った現金や、先の慰謝料には贈与税などはかかりません。非課税です。
以上、お金にまつわる話です。
このあたりについても、「街角相談所 -探偵-」で相談することができます。
■関連リンク
街角相談所 -探偵-(machikado-tantei.com)
*不倫問題を解決するため、あなたに合った調査会社を探してくれるサービス「街角相談所 -探偵-」。相談料・紹介料は無料です。
【最後に】不倫問題は立ち向かわないと解決しない
今回の記事は、いつもの記事とは、まったく違うテイストになりました。
なぜ、僕はこんな記事を書いたのか?
実は、不倫に対して嫌悪感を抱いてしまう、個人的な思い入れがあるからです。詳しくは言いませんが、快楽を求めた自己中心的な行動が、周りの人を深く傷つけ、人生を狂わせる。そんな身勝手な行動が許せない、という想いを持っています。
不倫をされた側は、とても苦しい日々が続くことになりますが、この問題は現実を直視して立ち向かわない限り解決しないのです。
離婚するのか、
夫婦のやり直しを目指すのか。
不倫をされて苦しんでいる方は、自分にとって何が大切なのかを熟考する機会にもなるでしょう。どうかご自愛の上、あなたの人生を歩んでください。
不倫をした者はクズに成り下りますが、された側は何も変わっていません。とてもお辛いかと思いますが、堂々と生き抜いて大丈夫です!
不倫を邪魔すんなよ‼︎
愛人より魅力のない嫁が悪い‼︎
邪魔立てしたいならやってみな?返り討ちにしてやる。
jackさん、コメントありがとうございます。ネタなのか、本当なのか……。どっちかな? と思えるコメントだと感じましたが、僕なりに返事を書かせていただきます。
まず「不倫を邪魔すんなよ‼︎」ということですので、jackさんは今、「良い女性と巡り合えた」「刺激的な恋愛をしている」と思っているのではないでしょうか。
不倫は蜜の味。
そんな言葉もあるほどですので、不倫はきっと甘美なのでしょう。
しかし、そんなうっとりできる時間は、きっとそう長くは続きません。なぜなら、不倫の末路は茨の道だからです。
不倫をする方は、特定のパートナーがいるにも関わらず、他の異性を求め、一線を越えることができます。略奪愛をしたり、略奪愛をされたり、どっちもできるということです。
不倫関係が始まってしばらくは、禁断の愛を密かに育む共犯者としての興奮もあるでしょう。また、家族に縛られず自由な恋愛をしているという解放感もあるかもしれません。でも、そうした新鮮な気持ちはいずれ薄らいできます。相手の欠点が見えてきたり、罪悪感を覚えたり、他の異性に心を奪われたり……。
不倫のはじまりには、必ず悪意が伴います。「悪いこと」「やってはいけないこと」だとわかっていても、欲望・性欲をコントロールできずに、それを推し進めてしまうのです。お互いがそうした性質を持っているので、新鮮な気持ちが薄らいできたとき、信頼し合える不倫関係を継続するのが困難になってきます。
「そのときは潮時。不倫相手と別れよう」
そう思うかもしれませんが、これも容易にはいきません。相手が本気の場合、別れたくても、別れてもらえない状況に陥るからです。「不倫を奥さんにバラす」「SNSや職場に拡散する」などと脅されるかもしれません。
かつて甘美だった関係が、知らずのうちに憎悪渦巻く泥沼の関係になってしまうのです。
また、これはご存知かと思いますので簡潔にお伝えしますが、不倫は民法に抵触する違法行為です。慰謝料(損害賠償)請求を受けるリスクは十分にあり得ます。また、それに伴い、社会的信頼も失墜する恐れもあります。
jackさんは「愛人より魅力のない嫁が悪い‼︎」とおっしゃいますが、その想いは心に秘めていたとしても、奥様に伝わったり、勘づかれたりするのではないでしょうか。そうなれば、奥様としても黙っていないと思います。
未婚同士であればハッピーエンドを描けます。
不倫の場合は、その先には必ず苦痛が待っているのです。
jackさん、ご自身のためにも、どうか今の不倫関係を解消されてはいかがでしょうか。家族だけでなく、信頼や財産も失うその前に。
最後に「邪魔立てしたいならやってみな?返り討ちにしてやる」とのことですが、これは「私は不倫をしています」と自ら証明することになりますので、どうかご自重ください。
この度は、コメントを下さりありがとうございました。不倫をしている方に、こうしてメッセージを届けることができたことに嬉しく思います。
お前がなんと言おうがやめるきはない。
捨てられないだけの努力しない嫁が悪い。