インルフエンザは、12月から3月の冬に流行します。インフルエンザウイルスは寒いのを好み、さらにこの時期は空気が乾燥するのでウイルスが飛び散りやすいからです。
これを予防するためには、インフロエンザワクチンの接種が有効とされています。いわゆる予防接種です。ただし体内に抗体ができ予防効果が発揮されるまでに、接種からおよそ2週間かかります。すぐには効きません。
効きはじめると、効果はおよそ5か月間持続します。
また、大人は1回の接種で効果が得られますが、13歳未満は2回接種する必要があり、その接種間隔は2〜4週間です。
結論としては、大人は11月、13歳未満の子どもは10〜11月にインフルエンザの予防接種を受けるのがベストな時期、と言えます。
インフルエンザワクチン、どこの病院もずっと在庫切れ! 入荷待ち!
僕たちは東京で暮らしていますが、インフルエンザの予防接種がなかなか受けられません。なぜなら、どこの病院にも在庫が無く、入荷待ち状態だからです。しかも入荷日も未定で、いつになったら接種できるのかわからない状況が続いています。
僕たちの家族は、11月前半から接種に動き始めたのですが、3歳の息子だけが、やっと先週末(12月3日)に第一回目の接種ができました。2回目は、今のところクリスマスの12月25日を予定しています。
そして、僕たち夫婦は、入荷予定がずれて未だに接種できていません。もしかしたら年末に打てるかも……? といった具合で、確証はありません。
とにかく、今年は例年以上にインフルエンザの予防接種が打てない状況となっています。東京都以外の、他の他府県はどうでしょうか。
僕は予防接種したのに感染した経験あり。だったら、受けなくても良いんじゃないの?
僕は、覚えている限りではこれまで2度、インフルエンザに感染し、発症したことがあります。
1度目は2008〜9年頃で、予防接種は受けていませんでした。突然39度台の高熱が出て、病院へ行くだけでもフラフラで大変でした。
そして2度目は、昨シーズン2017年の1月です。この時は予防接種をしていたにも関わらず発病したのです。しかし、インフルエンザの予防接種は「重症化させない」という役割もあり、そのおかげか、診察時の発熱は38.3度で、処方されたタミフルとカロナールを一度服用しただけで、数時後には体温が37度台前半まで下がりました。1回目にくらべて、かなりマシだったのです。
インフルエンザは怖い病気です。年間毎年おそよ1,000人の方が亡くなっています
「インフルエンザなんで、どうせ風邪だろ?」と、軽視している方もいると思います。
でも、違います。症状は、発熱や喉の痛みなど風邪と似ているのですが、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされるこの病気は、倦怠感、筋肉痛、関節痛など全身に症状が現れます。また、重症化し、亡くなる方も大勢いるのです。
以前ツイッターで、こんなツイートが話題になったことがあります。
「ごめーん!息子のインフルエンザうつっちゃった、金曜まで休むね!」。一昨日そうラインで告げた2歳年上の職場の女性が昨晩亡くなりました。
死因は、インフルエンザウイルスが心臓や肺などの臓器へまわった為です。土曜に発熱し、日曜日に心停止しました。
これを、ただの風邪と済まして良いはずがありません。
予防接種は自分の身だけで無く、妊婦、乳幼児、高齢者を守ることになる
厚生労働省のサイトには、インフルエンザが特に重症化しやすい方が書かれています。
- 妊婦
- 乳幼児
- 高齢者
また、呼吸器や心臓、腎臓などに疾患(病気)を持っている方なども、おなじく重症化しやすいとのことです。
インルフエンザの予防接種を受けることは、流行を防ぐことにもつながります。自分の身を守るだけで無く、赤ちゃん、妊婦さん、お年寄りを守ることにもなるのです。
できる限り接種しておきたいですね。インフルエンザワクチンの在庫が、早く潤沢になるのを願うばかりです。
咳エチケットと手洗いで、感染拡大を防ごう
インフルエンザの予防は、ワクチンの接種が有効ですが、それだけではありません。まめな「手洗い」と「咳エチケット」で、自分がかかからない、他人にうつさない、を実践することができます。
咳エチケットとは、咳がでるときは、マスクやテッシュ・ハンカチ、そでなどで口をおおうことです。また手洗いは、さっと水流しでは無く、石鹸をつかって指先、指の間、親指、手首を特に念入りに洗いましょう。
また、インフルエンザの感染者が室内にいる場合は、マスクや手洗いはもちろんのこと、換気や加湿でウイルスの浮遊を防ぐのも効果的です。
インフルエンザの感染ルート・潜伏期間
インフルエンザの感染経路は、この主に3つです。育児中の方は、箸・食器や食事の共用をしない、おむつ換えのあとはしっかり手洗い、なども実施してください。
- 飛沫感染(咳やくしゃみ)
- 接触感染(手についたウイルス、ドアノブやスイッチなど)
- 空気感染(空気中にウイルスが漂っている)
また、インフルエンザの潜伏期間は、およそ1〜3日です。突然、高熱や全身の倦怠感や痛みが発症します。私ごとですが、2度目のインフルエンザ発症時は、腰痛の再発かと思い病院へ行ったら、インフルエンザだとわかりました。
インフルエンザ予防接種の副作用
最後にインフルエンザワクチンの副作用について。
うちの3歳の息子は、インフルエンザの予防接種後、3日ほど腕が赤く腫れました。少ししこしもあり、触ると痛いようです。しかし、4日目以降には赤みが消え、今はとくに何もありません。
厚生労働省によると、インフルエンザワクチンには副作用があると公表されています。
- 【接種者の10〜20%】接種局所の赤みなど。2〜3日で消失
- 【接種者の5〜10%】発熱や倦怠感など全身性の反応。2〜3日で消失
新型インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる
症状(副反応)にはどのようなものがありますか?季節性インフルエンザワクチンの場合、比較的頻度が高い副反応としては、接種した部位(局所)の発赤(赤み)・腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)などがあげられます。また、全身性の反応としては、発熱、頭痛、悪寒(寒気)、倦怠感(だるさ)などが見られます。さらに、まれに、ワクチンに対するアレルギー反応(発疹、じんましん、発赤(赤み)、掻痒感(かゆみ))が見られることがあります。接種局所の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)は、接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。全身性の反応は、接種を受けられた方の5~10%にみられ、通常2~3日で消失します。その他に、非常に重い副反応※の報告がまれにありますが、ワクチン接種との因果関係は必ずしも明らかではありません。
※非常に重い副反応;ギランバレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、紫斑など
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