「赤ちゃんが夜泣きしていても、夫は気づかずに寝ていた……」
産後、夫の鈍感さに関して夫婦間トラブルが起きやすいようです。
- 【母親】赤ちゃんの夜泣きですぐに目が覚める
- 【父親】朝まで熟睡
そういう僕も、例に漏れずその通りでした。赤ちゃんを授かってわかったのですが、全然気づかないのです。嫁さんスイマセン!
夜泣きだけではありません。「母親は、赤ちゃんの考えていることがわかる」と言われる反面、「父親は、赤ちゃんの気持ちがわからない」とも言われています。
母親と父親の脳は違うのでしょうか!?
今回は、女性脳・男性脳についてお伝えします。
親がボーっととしている時に、赤ちゃんの泣き声を流すテスト
アメリカでこんな実験が行なわれました。
子どもを持つ持たないに関係無く、男女18人に集まってもらい脳波を測定。その際、参加者全員に「ぼーっとしてください」と伝えました。
その最中、録音した赤ちゃんの泣き声を再生しました。
すると、どうなったでしょう。
女性のみ、脳の一部の働きが低下しました。泣き声に敏感になったのです。
要は、女性は赤ちゃんの泣き声を耳にすると、ぼーっとしていられなくなるなるのです。
赤ちゃんの泣き声はわが子のものではありません。しかも、未出産の女性も同じ実験結果。不思議ですね。
男女の脳はそもそも違う。しかし育児をする男性は……
“米国科学アカデミー紀要で発表された研究によると、育児をする男性は脳の中の扁桃(へんとう)体が母親と類似した形で活発になる。子供が何を必要としているかを解釈する脳の働きも活発化するという。
イクメン男子の脳はママに似てくる-子育ての研究:Bloomberg より一部引用 ”
男性脳と女性脳は、やはりそもそも違うようです。
でも、育児の担い手となった男性は、通常母親にしか見られない脳の反応が起きるころがわかりました。しかもこの実験は、人間だけでなく動物でも行なわれ、同様の結果となったのです。
これは、『イクメン = 女性脳』という訳ではありません。
科学でわかった、衝撃の事実をお伝えしますね。
男性は、ひとりで育児をすることで脳が活発になる
なんと、男性のそばに女性がいると、脳は活発にならないそうです。
女性がそばにると、脳(扁桃体)が、お休みするのです。
そして、女性がいなくなれば、男性の脳は活発になるとのこと。不思議です!
脳の仕組みを利用して、楽しい育児ライフを
「うちの旦那はどうして育児が下手なの!?」
「なぜ泣いているのに放っておくの!」
もし、イライラしている女性がいたら、子どもと父親だけの時間を増やしてあげると良いかも知れませんね。奥さんがいなくなることで、休んでいた扁桃体が活発に動きだし、育児が上手になるかも。
もちろん新米パパも、奥さんに頼らない積極的な育児をすることで扁桃体が鍛えられ、赤ちゃんとの心の距離が縮まる可能性があります。
男性は、「奥さんが居るとき」「奥さんが居ないとき」を意識して、自分の気持ちやモチベーションの違いを比べてみるといいでしょう。