防水スプレーは、霧を吸い込むと有害! 幼い子供が呼吸困難・肺洗浄・9日間の入院に

雨の日に備えて、衣類や靴に防水スプレー。日常的に手軽に使っている方は多いですよね。

でも、これ。
乳幼児やペットのそばで使用すると、大変危険なんですよ!

先日、「マンションの玄関で靴に防水スプレーしていたところ、家にいた子供が呼吸困難に陥り、緊急入院する事故」がニュースで報道され話題になりました。

防水スプレーやUVカットスプレーは、絶対に室内で使ってはいけません!

東京都が運営する暮らしの情報サイト「東京暮らしWEB」の掲載の、事故事例をご紹介します。

靴店で靴の汚れやシミを防ぐ保護効果のある防水スプレーを購入した。自宅マンションの玄関で換気扇を回しながら当該品を数足の靴に噴霧し使用したところ、数時間後に高熱を発熱し、呼吸困難になった。翌日、医療機関を受診したところ、過敏性肺炎と診断され緊急入院となった。酸素吸入、肺洗浄等の治療を受け、9日間入院した。

(中略)

呼吸困難や肺炎等の中毒症状は主に、スプレーに含まれる撥水性を有する「フッ素系樹脂」や「シリコン系樹脂」を吸い込んでしまうことが原因です。

東京暮らしWEB

玄関先であったり、換気扇を回しながらであっても、室内での防水スプレーは危険!

スプレーの霧を吸い込んでしまい、それが肺に付着。呼吸困難に陥ってしまったのです。

自宅にある防水スプレーを確認してみました

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スニーカーや革靴など、靴の大手チェーン店ABCマートで購入した防水スプレー「AMEDAS」です。製造メーカーは、コロンブス。こちらも靴の手入れ用品の大手です。

ごく一般的なものだと思います。わが家で使っているのはこれですね。

 

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防水スプレー缶の裏面を見ると、色々と注意書きが書かれています。

 

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必ずマスク着用! これはやったことがなかった。

あと、屋外から風上へ使用、屋内・車内では使用しないなど、やはり「霧を吸い込まない」ようにする対策を取るのが重要であるようです。

 

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「スプレー噴霧粒子を吸い込むと有害」と、はっきりと、大きく、明記されていました。

 

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そして、配合物に「フッ素系樹脂」も含まれていると書かれています。

*当然、この製品に限ったわけではありません。防水スプレー全般の注意書きをしっかりとお読みください。

メーカーは、しっかりと注意書き対策済み

こういう注意書きって、あまり見ない方が多いと思います。僕もサラッと読む程度で、ここまで注意喚起しているとは意識していませんでした。

先にも書きましたが、これはごく一般的な防水スプレー。この商品は、何年も前からABCマートで販売されていて、僕はよく買っています。特に危険扱いされていない、一般的な防水スプレーであっても危険ということです。

ちなみに、防水スプレーを吹き付けた靴やバッグを舐めてはいけないとは書かれていません。もちろん舐めるべきものではありませんが、最も避けるべきものは「霧」です。繰り返しになりますが、「スプレー噴霧粒子を吸い込むと有害」と書かれています。

防水スプレーは、絶対に霧を吸い込まないようにしましょう!

また、衣類用のUVカットスプレーにも、同じ成分が入っているそうです。同様に注意してください。

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