マイナビニュースの育児カテゴリーに、子育て中の夫にとって「恐怖な漫画」が連載されています。
マンガを描いているのは女性。マンガの主役は、夫と2才の子供(女の子)がいる35歳の母親です。4年前に結婚し、その2年後に出産。子供が生後6ヶ月頃になった頃、ある出来事がきっかけで「離婚を決意した」というストーリーです。
1話目、いや1コマ目から、グッと読者をつかみにかかりますね。そして、2コマ目の奥さんのこの一言に、ヒエェェェ〜ですよ。
”でも、今すぐじゃないの。結婚生活は引っ張れるところまで引っ張るから。その間に準備して、万全の体制にしてから離婚するんだから。”
離婚を決意したにも関わらず、その思いを心に秘めながら、何食わぬ顔をして日常生活って送れるものなんでしょうか? これは、男性には理解しがたい女性特有のものなんでしょうか。とにかく、1話目から引き込まれ、思わず現在公開されている19話まで一気に読みました。
毎週金曜日更新「夫を捨てます」
昨年2014年12月より連載がはじまり、毎週金曜日に更新されています。現在、19話目ですが、まだ離婚にはいたっていません。
第1回 子連れ離婚を決意、準備は着々と
第2回 うんちの時のおむつ替えは拒否る夫
第3回 「我が子より酒」な夫にうんざり
第4回 私の帰省中に酒びたり、約束もすっぽかす夫にあぜん
第5回 初めてのDV
第6回 謝られても全部許せるわけじゃない
第7回 人前では「仲良し家族」をアピールする夫
第8回 娘の前では夫の悪口を言えません
第9回 夫は娘といる時もスマホをいじってばかり
第10回 子の急病で会社を休むのはいつも私
第11回 夫が帰宅すると、サッと電気を消して寝たフリ
第12回 夫は1日中ゴロゴロ、私は病気になっても寝ることもできない
第13回 周りには出産後に夫婦仲が終わった家族ばかり
第14回 週末はシングルマザー
第15回 夫がいると洗濯物が増え、食事も作らないといけない
第16回 離婚のために経済的自立を
第17回 夫が無断外泊、そして朝……
第18回 育児参加をしない夫を「ATMと思うな」というほうがムリ
第19回 夫が改心をした、と思ったら……
*【追記】記事公開終了しました
育児は参加すればするほど楽しくなる!
このマンガは実話なのかな? 漫画なので創作である可能性もあると思います。しかし、ハッとさせられる方は割といるのではないでしょうか。このマンガが気づきのきっかけになり、夫婦円満につながれば良いなと思います。
僕の個人的な感想ですが、まぁ旦那さんの気持ちもわかります。というのも、やはりお腹のなかで子供を育ててきて、そしてホルモンバランスの変化もおき、精神的・肉体的にもお母さんとしての体制づくりが進みやすい女性に比べ、男性は平常運転。ゆっくりと変わってゆくものだと思うからです。
実際、僕も最初のころはよく嫁さんにイライラされました。おそらく彼女自身、夫にやって欲しいと望んでいることを、僕がやっていなかったからだと思います。だけど彼女が偉かったのは、そこで怒りをグッと我慢して、夫である僕をうま〜くハンドリングしてくれたことです。
「男の人なのにオムツ替えるのえらいね」
「洗濯、めっちゃ助かる!」
「男の人は手が大きいから、沐浴も安定していて気持ちよさそうだね」
など、育児や家事に関わるたびに、おおげさに感謝してくれるので、ついつい僕がその気になってしまうわけです。「今度はもっと頑張って、嫁さんをさらに喜ばせよう!」「驚かせよう!」って。笑
そうやって積極的に育児に関わることで、僕自身も父親としての意識が高まってきたのか、育児そのものがとても楽しいものになってきたのです。
■パパやる関連記事
→ 赤ちゃんが1歳になる前に、父親が絶対にやっておきたい「超幸せ感じる育児」ベスト5。
マンガ「夫を捨てます」の奥さんは、ずいぶん早計かなと思います。そして旦那さんは、相手の立場に立って考えるようにしないといけないな、と思います。夫婦は「思いやり」が大切だと考えていますので、お互い相手を思いやる気持ちがあれば、修復はまだまだ可能でしょう。
マンガの結末はどうなるんでしょうか? ほんとに夫を捨てる(シングルマザーとして生きる)というのは重すぎる結末ですので、逆転ハッピーエンドになればいいなと願います。育児中の男性・女性とも「育児あるある」満載なので、ぜひ読んでみてください。
■パパやる関連記事
→ 乳幼児虐待は母親だけの責任ではない。パパになる男が知っておくべき女性の変化。
→ 産後パパの必読書(2)「産後クライシス」。赤ちゃんと共にやってくると知っておく事が大切。