- 令和時代の父親は、どうあるべきなのか。
- 働くお父さん、家事の分担はどうする?
- 親子の幸せなひとときを聞かせて!
今回は超スペシャルゲストをお招きした、特別インタビュー。パパ対談をお届けいたします。お話をうかがったのは、葛西純さん。葛西純さんは現役のプロレスラーさんで、プロレスの中でも、過激中の過激なデスマッチスタイルで戦うデスマッチファイターです。
プロレス歴も20年以上の大ベテランで、クレイジーモンキー(狂猿)の異名でデスマッチファンから非常に高い支持を得ている方です。
そんな葛西純さんは、2人のお子さんがいらっしゃるお父さんでもあります。リングを降りれば、子ども達に愛情を注ぎながら、一家の大黒柱として家庭を担っておられるのです。
パパやるでは今回、葛西純さんのお父さんとしての一面に注目し「パパ対談」をさせていただきました。ありがとうございます! 葛西純さんとパパ対談をするという非常にレアな企画となっていますので、ぜひご覧ください。
今回、素晴らしい機会をいただきました、葛西純さん主演のドキュメンタリー映画「狂猿」を企画された、スペースシャワーネットワークの佐藤優子さんにも御礼申し上げます。
葛西純さんとパパ対談【動画インタビュー】
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お父さんとして生き抜くためのヒントも、きっと得られるでしょう。
すごくかっこよかったです!!
主要ポイントのみ、Q&A形式で以下にまとめておきます。
Q. 家族構成は?
葛西純さん「私は今46歳で、妻が44歳。長男の陽向(ひなた)という男の子がいるんですけど、彼は17歳。その下に胡汰央(こたお)という長女がいて、3歳です」
*取材時(2021年5月)の年齢です。
Q. 息子さんは17歳とおおきいんですね。どんな親子関係なのですか?
葛西純さん「高校3年生で予備校にも通っていて、相手にしてくれないので寂しいですよ。年齢的に生意気な盛りではありますが、自分のこと(父親)のことはリスペクトしてくれていて、友達みたいな感覚で接しています」
Q. 葛西純さんにとって、父親とは?
葛西純さん「自分は昭和の人間なんで。昭和49年生まれなんで。昭和の父親というのは、頑固一徹! 家族の誰にも 有無を言わせない。権限がある。家族で、家庭で一番偉い人。そういう父親でありたいなぁ……とは思っていたんですけど」
ここの続きは、ぜひ映像でご覧ください!
Q. 子育ての悩みはありましたか?
葛西純さん「ほとんど無かったですね。『反抗期がきたら結構大変だよ』とは聞いていたのですが、息子に関しては反抗期が無かったですね。赤ちゃんの頃の夜泣きとかも、長男も長女もそんなにひどくは無かったですし。結構、スムーズにおこなってきたと思います」
Q. 夫婦での家事分担は?
葛西純さん「洗濯をして物を干す以外は、ほとんど夫婦共同でやっていますね。プロレスラーは試合がない日は家にいることも多いので、家事全般はやっています。風呂掃除をしたり、食器を洗ったり……」
Q. 息子さんのお弁当のブログ記事も書かれていましたね!
葛西純さん「息子が中学生の頃、給食じゃなくてお弁当だったので。自分で言うのもあれですけど、色彩のセンスはある方だと思うので、白、茶色、黄色、赤、緑……と、バランスを考えて彩りよく作りました。息子は喜んでいましたね」
Q. お父さんとして、お子さんと今後経験したいことはありますか?
葛西純さん「息子はまだ海外に行ったことがないので、近い将来アメリカに連れて行って、自分の試合を観せてあげたいです。『お前の父ちゃんは、異国の地のアメリカで、こんなにすごい支持を受けていて人気があるんだぞ』というところをね」
Q. 息子さんもプロレス好きなのですか?
葛西純さん「共通の趣味というか、息子もプロレス大好きです。息子は夜10時頃予備校から帰ってくるのですが、それからプロレス専門の衛星放送を親子で見ながら、あれこれ言い合うのが、今、一番楽しいですね」
Q.葛西純さんが、プロレスラーを志したのはいつですか?
葛西純さん「プロレスラーになりたいと思ったのは小学1年生くらいのときです。でも途中で『身長も高くないし、俺には無理なんだな』と思っていました。でもやっぱり諦められなくて……。色々紆余曲折もあったのですが、その話は、映画の中で具体的に詳しくしていますので、ぜひご鑑賞ください」
他にも、葛西純さんの父親としてのお話が盛り沢山!
これらの質問の他にも、「夫婦関係」「男の子の思春期の子育て」「世の中のイジメ問題」など、色々なテーマでお話させていただきました。ぜひ、映像の方でもご覧くださいね。
この度は葛西純さん、貴重なお話をいただきありがとうございました。今後益々のご活躍、期待&応援しています!
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→ YouTubeパパヤやるチャンネル「葛西純さんとパパ対談」
葛西 純(かさい じゅん)プロフィール
- 1974年9月9日生まれ
- 北海道出身
- プロレスリング FREEDOMS 所属
- プロレスラー 1998年8月23日デビュー
- 通称 : デスマッチのカリスマ
- 愛称 : 狂猿(クレイジー・モンキー)
プロレスラーのなかでも、ごく一部の選手しか足を踏み入れないデスマッチの世界で2000年代からデスマッチシーンを席巻。現在に至るまでトップの座に君臨、国内のみならず海外での圧倒的な知名度を誇り「デスマッチのカリスマ」と呼ばれている。
2009年には東京スポーツ新聞社が毎年12月に発表する日本プロレス大賞で、インディーズであり、またデスマッチ形式の試合にも関わらず、永遠のライバル伊東竜二との激闘がベストバウトに選出されるなど数々の伝説を打ち立てている。
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葛西選手が所属するプロレスリングFREEDOMSのサイトはこちら!
葛西純・ドキュメンタリー映画「狂猿」
葛西純、46 歳。 職業=デスマッチファイター。
肉体と肉体がぶつかりあい、日常的に非日常が展開するプロレスのなかでも、凶器アリ、反則ナシの特殊ルールで行われる究極の試合形式 “デスマッチ”。そのデスマッチ界で「カリスマ」と称されるプロレスラー葛西純は、割れた蛍光灯に囲まれ、 カミソリが突き刺さり、ガラスボードが飛び散る過酷なリングに20年以上その身を捧げてきた。
全身には歴戦の “死合” で負った無数の傷が刻まれ、6メートルの高さから身ひとつで飛び込む「バルコニーダイブ」などのスーサイダルな大技を繰り出し続けた結果、葛西の肉体は限界を迎えつつあった。
2019 年のクリスマス。 長年のダメージが蓄積された葛西は、この日の試合を持って長期欠場を余儀なくされる。カメラは、復帰に向けてトレーニングを続ける葛西の姿と、デスマッチと共に歩んできた過去の軌跡を追う。
プロレスラーのなかでも、ひと握りの者しか足を踏み入れないデスマッチの世界で暴れ廻り、クレイジーモンキー(狂猿)の異名を持つ、葛西純。あらゆる凶器が巻き散らされたリングで平然とバンプを取り、全身血まみれになりながらも闘い続けるその姿は、決してメジャーにはなれない存在ながらも世界中に熱狂的なファンを生み出し、いまも伝説を刻み続けている。
『狂猿』は、葛西純を中心に、文字通りの血と汗を流しながら闘い続けるプロレスラーたちの姿を追った本邦初のデスマッチドキュメンタリーである。カメラは復帰に向けてトレーニングを積み、カリスマと呼ばれてもなお、見果てぬ刺激を求め 続ける葛西純に密着。子煩悩でも知られる葛西のプライベートや、過酷なリングの舞台裏にも迫る。
過去の貴重な試合映像に加えて、鎬を削ってきたデスマッチファイターたちも登場。 ライバル的存在の伊東竜二(大日本プロレス)をはじめ、佐々木貴(FREEDOMS)、竹田誠志、そして葛西と練習生時代を共に過ごした本間朋晃、藤田ミノルがインタビューに応え、 さらに “ミスターデンジャー” 松永光弘や、大日本プロレス 代表の登坂栄児も当時の貴重な証言を披露した。
監督を務めたのは、『山口冨士夫 / 皆殺しのバラード』(2014)、 『オールディックフォギー / 歯車にまどわされて』(2016)、 『THE COLLECTORS ~さらば青春の新宿 JAM~』(2018)など、先鋭的な音楽ドキュメント作品で注目を集める俊英、川口潤。
葛西純本人から「NG ナシ」のお墨付きをいただき、家族と過ごす日常から、蛍光灯が爆散するリングサイドまでカメラを構え続けた。数々のライブで培われた音楽的感性で切り取られた臨場感たっぷりの試合映像は、いまだかつてない没入感を生み、観客をデスマッチの最前線に送り込む。
葛西純は、デスマッチを通して何を伝えようとしているのか。
なぜそこまで「刺激」を求めるのか。
傷だらけの背中は何を語りかけるのか…。
デスマッチに狂った猿と、
その生き様に人生を狂わされてしまった者たちの饗宴が幕を開ける。
映画「狂猿」
- 主演:葛西 純(FREEDOMS)
- 監督:川口 潤
- 出演: 佐々木貴(FREEDOMS)、藤田ミノル、本間朋晃( 新日本プロレス)、伊東竜二( 大日本プロレス)、ダニー・ハボック、竹田誠志、杉浦 透(FREEDOMS)、佐久田俊行、登坂栄児、松永光弘 ほか
- 制作:アイランドフィルムズ
- 企画:佐藤優子
- 製作:葛西 純映画製作プロジェクト(スペースシャワーネットワーク+ ポニーキャニオン+ プロレスリングFREEDOMS)
- 撮影:川口 潤、大矢大介、鳥居洋介、村尾照忠
- 録音:川口 潤
- 編集:川口 潤、築地亮佑(COLORS)
- MA:三留雄也
- Art Work:BLACK BELT JONES DC
- 写真撮影:岸田哲平、中河原理英
- 公式サイト kyoen-movie.com
1.78:1|カラー|ステレオ|107 分|2021 年|日本|PG12
配給:SPACE SHOWER FILMS Ⓒ2021 Jun Kasai Movie Project.