妊娠8〜9週目を過ぎたら、役所へ妊娠届け。母子手帳や妊婦健康診査をもらいましょう

産婦人科の検査で妊娠が確定し、妊娠8〜9週目を過ぎた頃、お住まいの市区町村の役所に「妊娠届」を出しましょう。

8〜9週目を過ぎてからというのは、妊娠初期は流産の可能性が高く、ある程度安定するのがその時期だからです。もちろん、この時期を乗り切ったとはいえ、流産しないとは限りません。

妊娠届出書の提出と母子手帳

妊娠届出書。

妊娠届けを出すと、『母子健康手帳』や、診察費用を助成(援助)してもらえる『妊婦健康診査』などが無料でもらえます。

【追記】書類にマイナンバー(個人番号)が必要になりました。

 

母子健康手帳(世田谷区)

『母子健康手帳』は、妊娠中から子供が小学校に入学する前まで使用します。ここには妊娠時の検査や、生まれた子どもの成長などを記録します。

『妊婦健康診査』は、14枚綴りになっていて、診察時に1枚づつ使用します。妊娠出産は病気ではないので、健康保険は適応外になります。ですが、妊婦健康診査により14回までは診察費の一部が割り引かれます。

この妊婦健康診査は、発行を受けた都道府県のみで使用可能となっているので、他県へ引っ越しする際や、里帰り出産などする場合は、転移先の市町村の役場へお問い合わせください。

超音波検査(エコー)に関しては、市町村によって助成の回数が異なります。

妊娠届出書を出すと、何がもらえるの?

ここでは、東京都世田谷区を例に、妊娠届け提出時に頂いた書類などを紹介します。

母と子の保険バッグ(東京都世田谷区)

  • 母子健康手帳
  • 妊婦健康診察のご案内(14回分)
  • 妊婦超音波検査のご案内(1回分)
  • 世田谷区産前・産後歯科健康診査のご案内(2回分)
  • 子育て支援ヘルパー派遣利用券(3回分)
  • せたがや子育て応援ブック(全98ページ)
  • せたがや子育て応援MAP(保育園、幼稚園、その他施設の紹介)
  • お母さん・お父さんになるあなたへ(全13ページ、食生活等)
  • 保育所など子育て支援のチラシ
  • 母親(両親)学級へのおさそいのチラシ
  • 各種相談室の窓口案内
  • マタニティーマークの下げ札(バッグ等に)

これらの書類が『母と子の健康バッグ』として、まとめて頂けました。
同梱の冊子「せたがや子育て応援ブック」には、世田谷区における、出産前、出産後、育児などについて、行政の仕組みと共に解説されていました。まずは、これを熟読すれば、住んでいる地域の子育てについて大方つかむ事ができます。

とはいえ、未経験のわからないことだらけ。困った時は、気楽に電話して相談すると良いでしょう。

■関連リンク
出産・子育て便利帳「妊娠から出産まで」:東京都福祉保健局
すこやかな妊娠と出産のために:厚生労働省

*各地域についての情報は、Googleなどで、皆さまお住まいの「市町村名」+「妊娠届」で検索すると詳しいページが出て来ると思います。

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