4歳の息子が通う、東京都世田谷区の認可保育園では、一年を通じてたくさんの年中行事を実施してくださっています。
1月の新年会、2月の節分、3月の桃の節句、5月の端午の節句、7月の七夕、9月のお月見……など。
保育園では、働いている親がほとんど。家では、なかなかこうした行事をする余裕がなかったりするのですが、保育園で丁寧におこなってくださることで、子どもは風習を経験し、それらを通じて季節を感じることができています。
毎回準備も大変だろうし、保育園の先生方には頭が下がる思いです。ありがとうございます!
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭
そんなイベント盛りだくさんな保育園ですが、息子が通う保育園では12月のビッグイベント「クリスマス」がありません。0歳の頃から保育園を利用していて、今年で4年目ですが、これまで一度もクリスマス会が無いのです。
その理由を聞いたわけではありませんが、ネットで調べてみると「宗教上の理由でクリスマス会を辞めた」という保育園は結構あるようです。
日本は、八百万の神・神道が根づく国だからか、様々な宗教の神様に対して寛容です。クリスマスを祝った翌週には、神社に初詣をしていますからね。
しかし、一神教であるキリスト教、イスラム教、ユダヤ教では、ひとつの神様のみを認めて信仰しています。クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭ですので、イスラム教やユダヤ教の信者はお祝いしないのです。
近年、日本で暮らす外国人がすごく増えました。うちの息子が通う保育園でも、人種や国など様々な方がいます。信仰している宗教については話したことはありませんが、当然こちらも多様なのでしょう。
そうした背景もあって、クリスマス会が行われていないのです。
保育園といえば、先生や有志の親がサンタさんに扮して……というイメージがありますが、段々減ってきているのかもしれませんね。
保育園では、クリスマスの代わりにお楽しみ会
息子が通う保育園では、クリスマス会をしない代わりに「年末お楽しみ会」が開催されています。園児たちが番号が書かれたクジを引いて、何かプレゼントがもらえるのです。
今年、息子は「ホクホクおでんやさん」をいただきました。
おでん屋さんごっこができる、子ども向けのおもちゃです。
早速、自宅で遊びました。
おでんの具材に加え、お鍋、お皿、お箸がセットになっています。
「へい、おまち」
息子はパパに、「あたまにハチマキ巻いて」とお願いしました。普段こんなこと言わないのでびっくり。なかなかサマになっていますね。
僕は息子から、「一旦部屋を出て『お腹空いたなぁ〜』って入ってきて、それから注文して」と指示されました。おままごとだけど本格的です。笑
楽しいプレゼントです。
色々工夫をしてくださる保育園には、やっぱり感謝してもしきれません。ありがとうございました!
ちなみにわが家のクリスマス会は、自宅や友人宅で開催する予定です。