日曜日の夕方、近所の公園でえらくかっこいいパパと知り合いました。
子どもたちと一緒になって楽しむ遊びっぷりと、「こっちへおいでよ」と誘ってくれるウェルカムな姿勢に、「これがパパというものか!」と衝撃を受けたのです。ちなみに見た目は、俳優の真田広之似で、年齢は30代後半頃かなと思います。
今回は、そんなかっこいいパパのから受けたインパクトについて書きます。
2歳の息子、パパとふたりきりで過ごす日曜日
わが家には2歳半のひとり息子がいます。週末日曜日、嫁さんが仕事だったので、その日は僕がひとりで息子と過ごすことになりました。
まずは、渋谷のNHKスタジオパークへ。NHK Eテレの幼児向け番組のキャラクターたちがたくさんいたり、きかんしゃトーマスをミニ映画館で観たり……。入場料は大人200円のみなので、超コスパ良し!
その後、隣接する代々木公園へ行ったのですが、息子が「公園行く〜」と。
代々木公園は都内有数の大きな公園にも関わらず、子ども向けの遊具がひとつもありません。滑り台も、ブランコも、砂場も、何一つ。息子にとっては、ここは公園ではなかったのです。
「たしかに、ここはつまらない。あぁ、どうしよう……」
時間は午後3時半。今は秋なので、日暮れまであと1時間半ほどしかありませんが、やっぱり自宅方面へ戻り、いつもの公園で遊ぶことにしました。
日暮れへのカウントダウン。早く体力を消耗してくれ〜
よし、いつもの公園に到着!
いきなり「アイスクリームが食べたい」というので、まずは自販機でセブンティーンアイスを。「やった、やった〜!」と喜んで食べていた2歳の息子ですが、はしゃぎすぎて階段で転んで、泣きました。
なんとか気を取り直して、アイスを食べ終わったのは夕方5時。すっかり日が暮れて真っ暗になっています。
「あぁ、もう暗くなっちゃったよ」
肝心の公園遊びはまだできていません。息子も遊びたがっているし、僕としても夜しっかり寝てもらうために、今は体力を消耗して欲しいと思っています。
公園の遊具エリアには街灯がついていたので、薄暗い中、少し遊んで帰ることにしました。
ポツリ、ポツリと、子連れ家族が帰って行き、公園に残ったのはうちを含めて2組です。
かっこいいパパ「今夜はぐっすり眠れそうですね」
夕方6時、もうひと組の親子はとても楽しそうでした。
お子さん2人連れのお父さんです。
パパ、男の子、女の子の3人で落ち葉をたくさん集めてきて、ふかふかのベッドを作って飛び込んだり、放りなげて雪のようにしたりして遊んでいます。
そんなダイナミックパパに惹かれ、うちの息子が近づいて行きました。
ダイナミックパパ「おっ、僕も一緒に遊ぼう!」
何のためらいもなく、人の子を仲間に加えてくれたのです。
僕はその方にお礼と挨拶をし、息子を紹介しました。「この子は2歳で、こたろうと言います」と。
すると、真田広之似のダイナミックパパは、「おまえたち、この子はこたろう。一緒に遊ぶぞ〜!」と、自分の子どもたちに紹介してくれました。子どもたちも「こたろー、行くぞっ!」と声をかけてくれて、一緒にはしゃいでいます。
聞くと、男の子は4歳で、女の子は3歳。わが家の息子の鼓太郎は2歳なので、少し年上のお兄ちゃんとお姉ちゃんです。また、女の子は自分の娘さんだけど、男の子は友達の息子さんだそうで、今日は預かって面倒を見てあげているとのことでした。
「おぉ、心の広い頼れるパパ、かっこいい!」
そんなダイナミックパパは、終始身体を動かし続け、子ども達と遊んでいます。
公園では、スマホばかり見て、子どもを放ったらかしの親をよく見かけます(僕もやりがちです……)。子どもがある程度走り回れるようになると、親はその様子を見守るだけで良くなるので、ついやっちゃうんですよね。
でも、このダイナミックパパは途中でスマホを取り出すなんてことは無く、自分自身もずっと動き続けているのです。「よし、次はこたろうの番だ。飛び込め〜!」と。
自分の子だけでなく、友達の子どもも預かって面倒をみている。さらに、公園にいた他の子どもも一緒に仲間に入れてあげる。そして自分自身も動き続けている。
「かっこいい……。これがパパというものなのか(泣)」
僕はこのときガツーン!!!と衝撃を受けました。乳児期とヨチヨチ期を終えた息子に対して、「これからどう子育てするべきか」の指標が見えたのです。
もっとアクティブに!
もっとウェルカムに!
ダイナミックパパ「今日は、ぐっすり眠れそうですね。^^」
そうやって、お別れをしました。
ひゃー、かっこいいお父さん。とてもいい出会いでした。
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