子どもに、親をなんと呼ばせていますか?
将来を見越して「お母さん・お父さん」と呼ばせたいと思っていても、聞き取りやすさと、発音のしやすさから、まずは「ママ・パパ」を使っている家庭が多いのではないかと思います。特に男の子の場合、さすがに思春期をすぎると、ママ・パパとは言いづらくなってきますよね。
今回は、いつまで「ママ・パパ」と呼ばせるか問題についてお伝えします。
1歳4か月で、パパ・ママと言えるようになりました
ちなみに、わが家の息子は、1歳4か月で父親のことをパパと呼んでくれるようになりました。以来、4歳2か月の現在まで、ママ・パパと呼んでいますし、僕たち親も自分たちのことをママ・パパと言っています。
この時期、話せた単語は、以下の5つのみです。
- 「まんま」- ごはんが欲しいとき
- 「ワンワン」- 犬を見たとき
- 「はい!」 – 物を渡すときに
- 「あーぁ」- 物を落としたときに
- 「パパ」- 父親に向かって
さすがに、この時期に「お父さん・お母さん」は、無理ですよね。しばらく呼ばれないのを覚悟するのも手かもしれませんが、僕は早くコミュニケーションを取れるようになりたかったので、「途中で切り替えれば良いか」という気軽な気持ちで、パパ・ママを使うようにしたのです。
4歳、友達の前では「お父さん」を使っていた
先日、息子の3歳年上のお友達(小学1年生)が、わが家に泊まりに来てくれました。
息子は嬉しそうにお兄ちゃんと遊んだり、喋ったりしていました。そんなとき、息子の言葉がふと耳に飛び込んで来たのです。
「こっちゃんの、おとうさんはね……」
えっ!
今、お父さんって言ったぞ。
なんと息子は、友達の前ではパパと言わず、お父さんと言っていたのです。4歳にして早くも使い分けをしていて、僕は驚きました。
ただし、保育園で同級生と話すときは「こっちゃんのパパ」と言っています。3歳児クラスですので、まだまだママ・パパが主流だからでしょう。
でも、小学生のお兄ちゃんと話すときは「お父さん」だったのです。
ちなみに、その小学生のお兄ちゃんは「とーちゃん、かーちゃん派」です。
ママ・パパと言いづらくなり、親を「おい」と呼ぶ子も
親の呼び方に関する様々な統計をまとめて紹介した記事を、以前パパやるで書きました。
その際わかったのは、
- 高校生以下の子どもの「約5割がお母さん・お父さん」「約4割がママ・パパ」
- 親の6割は「お父さん」「お母さん」と呼ばれたい
ということで、お母さん・お父さん派が優勢だったのです。
また、小学校入学をきっけけに呼び方を変えれば良い、勝手に呼び方は変わる、と言った意見もあるのですが、そうとも言い切れない意見もありました。それは、親のことを「おい」と呼ぶ子の存在です。おそらく、子どもっぽい呼び方で言いづらくなり、思春期に入って「おい」と言うようになったのだろと思います。
ママ・パパは言いやすいですが、いつまでも使っていると「おい」になる恐れもあるということです。
寂しい気もしますが、ある程度したら、切り替えていくのが良さそうな気がしますね。