僕は、2歳10ヶ月の息子に、質問をしました。
パパ「人参は何本ありますか?」
息子「ひとつー、ふたつー、ぜんぶ!」
こんな年齢の子が、3〜4年後に高校生並みの学力を身につけるなんて……。
6歳の幼稚園児が、英検準2級に合格(筆記、リスニング、面接)
沖縄県に暮らす6歳の幼稚園女児が、英検(実用英語技能検定)の凖2級に合格した、と地元紙・琉球新報が伝えました。
那覇市壺川の英会話教室「ファミリーイングリッシュスクールインターナショナル」に通う幼稚園児の石田莉紗ちゃん(6)が1月に行われた実用英語技能検定で準2級に合格した。準2級は高校2年生程度の英語力が必要とされる。莉紗ちゃんは「合格できてうれしい。英語でいろいろな人と話したい」と満面の笑みを見せた。
6歳園児が英検準2級 2歳から学習、高2レベル – 琉球新報 – 沖縄の新聞、地域のニュース
(【追記】記事公開終了しました)
英検には、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の全7段階のレベルがあります。英検2級は、「高校中程度」で「センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適」と、難易度の目安が公式サイトに書かれています。
また、英検準2級の試験は、以下の3つをすべて受験する必要があります。
- 筆記(75分) – 記述式、選択式
- リスニング(約25分) – 選択式
- 面接(約6分) – 面接委員1人との個人面接
……これ、6歳で75分間も座っているだけでも凄いです。
たしか、小学校の授業時間って45分ですよね。まだ未就学の幼稚園児が、それを大きく上回る時間、机に座って集中できることだけでも驚きです。しかも、準2級は『センター試験の問題と共通している』って、もう何がなんだかよくわかりません!
ちなみに莉紗ちゃん(6歳)は、2歳から英語の勉強をはじめ、4歳から英会話教室へ通い、英検5級、3級に合格し、今回準2級にチャレンジしたとのことです。
「英語でいろんな人と話したい」と語る莉紗ちゃんですが、将来の夢は「ケーキ屋さん」なんだそうです。賢すぎるし、可愛すぎる!
子供の習い事は、何歳から?
僕は少し前まで、幼児教育に対して悠長に構えていました。「別に慌てなくてもいいし、なんなら何も習わなくても良い」と。
しかし、少し考えが変わりつつあります。子育てに関する仕事(原稿執筆)が増え、ここ2〜3週間のうちに、3歳頃からの子供の成長や、子育て、そして保育に関する本を10冊ほど読みました。
そこでわかったのは、能力が伸びる成長時期に合わせて、それに見合った遊びや習い事をすると、グンと能力が伸びやすいのそうです。もちろん、両親からの遺伝もあるので、どの能力も伸ばせる訳ではありません。
しかし、どうやら最適なタイミングというのがあるようです。
先の英検準2級に合格した莉紗ちゃんは、2歳から英語の勉強を始めたとあります。2歳といえば、言葉の爆発期。これまで「ママ」「パパ」「まんま」「ぶーぶー」だったのが、急激に語彙数が増え、さらに2語、3語を組み合わせた長い言葉を話すようになる時期です。
この言葉が伸びる時期に、英語を勉強したのが効果的だったのでは、と考えられます。
また、個人的な話題ですが、先日、僕の知人がアメリカ(ハワイ)に転勤になりました。その家族には4歳の男の子がいて、まったく英語は教えていなかったそうですが、移住後現地の保育園ですぐに友達ができ、数ヶ月で英語でペラペラ話せるようになったそうです。耳で聞いた英語を習得しているので、発音はネイティブです。
幼い頃から詰め込まなくては良いと思います。しかし、勉強にせよ、運動にせよ、芸術にせよ、子供の好奇心をみながら、良いタイミングで習い事をさせてあげるのも良いのかなぁ……と思えるようになりました。
ただ、保育園の保護者さんに相談すると、都心部では習い事も激戦らしく、特に週末土日の習い事は何十人も待機しているそうです。うぅっ、また待機児童……。