2015年度の赤ちゃん出生数は微増、100万人台を維持。高齢出産を背景に、子育て中にがんになる親が5万6,000人。

「2014年は最後の出生数100万人台になるだろう」と思っていたのですが、その予想が外れました。

今年2016年1月1日、厚生労働省が発表した「平成 27 年(2015) 人口動態統計の年間推計」によると……

  • 2015年度の出生数 100万8,000人
  • 前年より4,461人増(0.44%増)

と、いうことです。ギリギリ100万人台を維持しました。

同時に発表された婚姻者数は微減(64万5千人 / 前年8,749人減)、離婚件数は微増(22万5千人 / 前年2,893人増)」という背景のなか、生まれてきた赤ちゃんの数は増えているので、数字を見る限り明るいニュースかと思います。

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日本の出生数の推移(戦後)

微増とはいえ、日本の出生数は1973年(昭和48)の第2次ベビーブームを境に右肩下がりで、およそ40年の間に半減しています。

太平洋戦争(大東亜戦争)終結から2年後の、1947年より現在に至るまでの「出生数」を、厚生労働省の発表データを元にズラリと書きます。

1947年から2015年までの出生数推移

1947年 2,678,792
1948年 2,681,624
1949年 2,696,638

1950年 2,337,507
1951年 2,137,689
1952年 2,005,162
1953年 1,868,040
1954年 1,769,580
1955年 1,730,692
1956年 1,665,278
1957年 1,566,713
1958年 1,653,469
1959年 1,626,088

1960年 1,606,041
1961年 1,589,372
1962年 1,618,616
1963年 1,659,521
1964年 1,716,761
1965年 1,823,697
1966年 1,360,974
1967年 1,935,647
1968年 1,871,839
1969年 1,889,815

1970年 1,934,239
1971年 2,000,973
1972年 2,038,682
1973年 2,091,983 ←ピーク
1974年 2,029,989
1975年 1,901,440
1976年 1,832,617
1977年 1,755,100
1978年 1,708,643
1979年 1,642,580

1980年 1,576,889
1981年 1,529,455
1982年 1,515,392
1983年 1,508,687
1984年 1,489,780
1985年 1,431,577
1986年 1,382,946
1987年 1,346,658
1988年 1,314,006
1989年 1,246,802

1990年 1,221,585
1991年 1,223,245
1992年 1,208,989
1993年 1,188,282
1994年 1,238,328
1995年 1,187,064
1996年 1,206,555
1997年 1,191,665
1998年 1,203,147
1999年 1,177,669

2000年 1,190,547
2001年 1,170,662
2002年 1,153,855
2003年 1,123,610
2004年 1,110,721
2005年 1,062,530
2006年 1,092,674
2007年 1,089,818
2008年 1,091,156
2009年 1,070,035

2010年 1,071,304
2011年 1,050,806
2012年 1,037,231
2013年 1,029,816
2014年 1,003,539
2015年 1,008,000

高齢出産を背景に、子育て中のがん患者が5万6,000人。

先に「数字で見る限りは明るいニュース」と書きましたが、手放しで喜ぶわけにはいかない理由があるのです。晩婚化からの高齢出産増加を背景に、子育て中に重い病気にかかってしまう親が多くいることがわかりました。


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18歳未満の子どもを持つ人がんと診断される人は、年間、5万6000人に上り、その子どもの数はおよそ8万7000人になったということです。

また、中央病院のデータでは、患者の平均年齢は男性が46.6歳女性が43.7歳で、子どもの平均年齢は11.2歳でした。

子育て中のがん患者 推計5万6000人:NHK「かぶん」ブログ より一部引用(【追記】記事公開終了しました)


 

がんと診断されると、長期間の闘病生活に入ることがあります(手術、抗がん剤治療、放射線治療など)。命にも関わる大きな病気ですので、がんは本人だけの問題ではなく、「子どもにどう伝えるべきか。子どもへの精神的なサポートは大丈夫か」といった問題も発生します。

晩婚化に加え、不妊治療の技術向上も伴い、子育て世代の高齢化は今後も続くでしょう。

最後に、こんなサイトがありました。


“Hope Tree(ホープツリー)~パパやママががんになったら~”は、がんになった親を持つ子どもたちを前に戸惑っている方たちに、子どもたちの持つすばらしい力を伝えます。

子どもたちは、どんなことを感じ、何を知りたいと思っているのか、そして、どんなことをしたいと思っているのか。彼らのためにできることが自然に見つけられるよう、子どもたちのことを知るための情報を提供するサイトです。


出生数の低下(少子化)と一口に言っても、他のデータと組み合わせることで、また新たな問題点が見えてきます。子育ては親と子の関係だけではなく、社会と大きく関わっています。この問題は、今、社会に与えられている新たな課題と言えそうです。

口先だけで恐縮ですが、がんで苦しんでいる方が少しでも快方に向かわれますよう、心よりお祈り申し上げます。

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