2022年11月、世界の人口が80億人を突破しました。
日本で暮らしていると、「日本の人口は1億人ちょっと」が長らく続いているので、人口爆増の感覚があまり無いかと思います。
日本では、1967年(昭和42年)には1億人を突破し、2008年(平成20年)に1億2,808万人とピーク迎え、そこからゆるやかに減少しています。つまり50年間ほど、日本人の人口はほぼ横ばいなのです。
しかし、世界に目を向けると人口爆発!
僕が子どもの頃は、世界人口は45億人とか50億人とか言われていました。それがわずか40年ほどで2倍近くに。地球上の人間が2倍ですよ! 凄まじすぎる……。
藤子・F・不二雄 SF短編「間引き」
僕が子どもの頃に読んだマンガに、こんな一節がありました。
かぎは「人口爆発」ですよ。ご承知の通り1980年現在、世界の総人口はついに45億人に近づいた!
これを読んだ僕は、「おぉ、世界には45億人もいるのか。すごいなぁ。ということは、世界の40人に1人が日本人なんだな」と心に印象づけられました。
それが、あっという間に80億人ですよ。信じられません。
余談ですが、藤子・F・不二雄さんのSF短編はとても面白く、僕は大人になってから電子書籍で全巻買い直しました。描かれたのは主に1960〜80年年代ですが、今読んでも十分刺さります。とてもハッとさせられるのです。大人にもおすすめ!
世界人口における日本人の割合が、40人に1人から80人に1人に
記事冒頭で書いたとおり、日本の人口は過去50年間ほとんど変化していません。
しかし地球規模では大変化しているわけです。
僕が子どもの頃(1908年代)、世界人口における日本人の割合が40人に1人でした。しかし、今や80人に1人に。
これだけ見ても、日本が世界における競争率の低さがわかるでしょう。
地球に人間は何人いるでしょうか?
小学2年生の息子に質問してみました。
世界人口爆増の推移・折れ線グラフ
地球上の人口は、どのように増えてきたのでしょうか。
ウェブサイト「Our World in Data」より引用しながらご説明します。
グラフは過去1万2,000円の世界の人口推移です。近年に入り、人口爆発しているのがわかるでしょう。
では、過去200年間にズームインします。
世界人口の推移(到達年)
- 10億人 1804年
- 20億人 1927年
- 30億人 1959年
- 40億人 1974年
- 50億人 1986年
- 60億人 1998年
- 70億人 2011年
- 80億人 2022年
- 90億人 20??年
親子の会話、世界を話題にしよう!
世界における日本人の存在感が、ますます薄れていきます。
今後、私たちは何をすべきでしょうか。
それは「世界を見る」ということです。
子育て中の方は、子どもに対して、世界視点でも物事を捉えられるようにしてあげると良いでしょう。親としてできることは、たとえば……
- 隣国を差別しない
- 多様性を許容する
- 排他的にならない
- 世界に興味を持つ
- 外国人とも仲良くする
などの心構え。それをもって、親子で会話をするようにしてみてください。
親自身が「自分は地球で暮らす、世界の中の一人なんだ」という意識をもっていれば、自然と世界視点で物事を考えられるようになるでしょう。
小さくまとまらず、大きな視点で。