わが家の息子の鼓太郎(4歳半)は、近頃いろんな疑問が湧き出るようです。
先日、大学生の従兄弟に、こんな質問をしていました。以下、4歳男児の疑問です。
「人間は、どうして生きているの?」
「人間は、なんでお肉を食べたり、お魚を食べたりするの?」
「なんで、晴の日とか、雨の日とか、曇りの日があるの?」
「人間は、服を着ているのに、どうして動物は着ないの?」
「どうして、絵がある服と、なんにも絵がない服があるの?」
そして、こんな質問まで……。
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子どもからの難しすぎる質問。4歳児の疑問に大学生が回答できるのか?
大学生のお兄ちゃんも、そばにいた僕も、4歳の息子にわかるように答えることはできませんでした。難しいですよね。疑問が哲学的です。
しかしその後、息子は自分なりに答えを導き出したのです。
クイズ「僕が生まれてきた理由は?」
パパと息子、ふたりで遊んでいた時のことです。
息子は、パパにこう言いました。
「クイズです。こっちゃんは、なんで生まれてきたでしょうか?」
……え? また、難しい質問を。
パパ「悪い奴をやっつけるため?」
息子「ブッビー」
息子は、間違いを示す「ブッブー」のこと「ブッビー」と言います。
パパ「お友達と遊ぶため?」
息子「ブッビー」
うーん、全然わかりません。
パパ「わからないよ」
息子「正解は……! パパとママに『こっちゃん可愛い』と言われるためでした〜」
4歳の息子の、正解に泣けた
……泣くわ、そんなん。(涙)
僕は両親から愛されるために生まれてきた、ということです。
息子は「自分が生まれてきた役割」を考えました。
もちろん、パパとママから「こっちゃん、かわいいね」と言われて嬉しいという部分もあると思いますが、それを自分の存在意義や役割として捉えているのが深いな……と驚かされました。
逆を考えると、「両親から愛されないのなら、僕が生まれてきた意味はない」ということになります。
息子がたどり着いたその無垢な考えに、僕たち夫婦は「息子を大切に育てよう」「息子の笑顔のために頑張ろう」と、改めて強く思ったのでした。
幼い子どもは語彙力が低く、自分の考えや疑問、思いなどを上手に表現できません。子どもが、泣いているとき、笑っているとき、つまんさそうにしているとき、張り切っているとき……。「どうしてそんな気持ちになったの?」と聞いてみると、ハッと驚く答えが返ってくるかもしれません。
子どもと真面目に向き合ってみるのもいいですよ。きっと親子で成長できるでしょう。
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