東京観光名所のひとつ「東京タワー」に、3歳になったばかりの息子を連れて、家族で登って来ましたよ。階段で！
そもそもエレベーターで展望台へ行くつもりだったのですが、混雑していたので思い切って階段ルートを選んでみたら、意外と行けた。そして達成感もあって楽しかった！
今回は、そんな「子連れ東京タワー階段レポート」をお届けします。
こどもの日は、東京タワーに333匹の鯉のぼり
チャレンジしたのは、2017年5月5日の「こどもの日」。見てください！ この色とりどりの、こいのぼりを。なんと333匹もいるのだそうです。
屋根より高い〜とはいえ、さすがに東京タワーより高くはありません。
実は一匹だけ、鯉以外の魚が混じっています。これは巨大「さんま」。
「三陸・大船渡 東京タワーさんままつり」を通じて友好関係にある岩手県大船渡市へ、東日本大震災の復興のエールを込めて「さんまのぼり」を掲げているのだそうです。
さて、3歳の息子と東京タワーの階段のぼりにチャレンジ！
東京タワーの展望台へは、エレベーターを利用します。しかし、展望料金を支払うチケット売り場、そしてエレベーターに人が溢れ、まるで子供と長時間並べる気がしません。スタッフの方に聞くと、「おそよ40分待ちです。階段だったらスムーズですよ！ ただし、階段は600段あります」とのアドバイスをいただきました。
「600段……」
僕と嫁さんは一瞬ためらいましたが、先日3歳になったばかりの息子の鼓太郎に、「お兄ちゃんになったし、階段で登ってみる？」と聞いてみました。すると即答で「うん、のぼる」と。
ということで、階段に挑戦です！ いつもはすぐに「抱っこ〜」という息子も、なんだか気合いが入っています。
こんな調子で階段が続くのか……と思っていたら、あれ。急に野外に。
そうです。東京タワーは3階までは土産物売り場などでビルのようになっているのですが、4階からは屋外の階段を登るのだそうです。
エレベーターを使わないのだから無料という訳ではありません。しっかり同料金が掛かりました。
＜東京タワー展望台＞
・大人 900円
・子供 500円
・4歳以下 400円
こんな階段です。
階段の入り口には、ちょっとビビる注意書きが！
- 階段の途中にエレベーターへの乗り換え口はございません。
- 階段途中には東京タワーのスタッフはおりません。また、電話等の設置もございません。
- 心臓、呼吸器、血圧等に持病のある方、飲酒されている方、妊娠中の方はご遠慮ください。
- 弊社スタッフが、健康上その他の理由でご利用が困難だと判断した場合は、ご利用をお断りする場合があります。
- ご利用中に万が一異常が発生した場合は、直ちに防災センター（03-3433-5117）までご連絡ください。
- 雨天、降雪、強風等安全上支障があると認められた場合は、ご利用を中止していただく場合があります。
「よし、出発だ！」
「もうあと戻りはできないぞ……」の、看板にドキドキさせられます。
階段をのぼり始めたばかりの景色。左手に見えるのは「増上寺」です。
増上寺の創建は1393年。江戸幕府をおさめた徳川将軍15代のうち、6人が葬られています（二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂）。
鼓太郎の気合いは充分です。
思いのほか、あっという間に半分までやってきました。
しかし、ここまでの消費カロリーはたったの35kcal。餃子1個が100kcalと言われているので、僕にとってのダイエットにはならなさそうです。
地上70メートルからみる、増上寺。斜め上からいい感じに見下ろせます。
ちょっと感激と言いますか、鼓太郎はすぐに抱っこした欲しがったり、ベビーカーに乗りたがったりするのですが、この時ばかりは本当にやる気に満ち溢れていました。
男心くすぐるものがあったのでしょうか！？
とはいえ、途中で休憩。
階段の途中に売店などはないので、水筒やジュース、おやつを持参しておくのをおすすめします。
地上95メートル。アメリカの自由の女神の展望台とおなじ高さなんだそうです。
比較のために、ここでもふたたび増上寺をパチリ。
途中に、ビートたけし（北野武）さんのサインが書かれていました。番組でたけしさんが登ったようですね。
ゴールの600段まであと一息！ 500段目は室内へと入って行きました。
やった、ゴール！
鼓太郎、すべて自分の足で登り切りました！！
所要時間は24分（屋外の階段部分）。案外早かったです。
鼓太郎が手にしているのは「チャレンジャー限定 昇り階段認定証」です。ゴールにいたスタッフのお姉さんが配ってくれました。
がんばったね！
東京タワーの展望台にあるルックダウンウインドウ。下を見下ろせるのぞき窓です。
おぉぉーっ！ なかなかの迫力！！
さっきのこいのぼりが、めちゃくちゃ小さく見えます。
展望台からの景色です。
展望台には売店があり、東京タワーのグッズがたくさん販売されています。通り過ぎようと思ったのですが、鼓太郎がどうしても行きたいといい、そして「これが欲しい！」と。
ドラえもんと東京タワーのコラボキーホルダーです。
これで税込540円。高っ……。笑
すぐに開けて「カバンにつけて〜」と、鼓太郎。そんなお洒落心も芽生えて来ているようです。
展望台にはベビーベッドがありました。
さすがに乳児はエレベーターコースになりますは、展望台でオムツを替えたり、授乳したりできるようです。
ありがとう、東京タワー。
鼓太郎に自信を与えてくれました！
山登りは早いけど、登頂体験したい子供達におすすめ
鼓太郎は特別運動能力が高い訳ではありません。活発な子であれば、2歳半頃から東京タワーの階段をのぼり切れそうです。
子供と一緒に登山をしたいと考えるご家族は多いかと思いますが、登山は低い山であっても、危険は付き物です。2〜3歳で登山に連れて行くには、しっかりとした準備が必要になるでしょう。
でも、東京タワーの階段のぼりは、手軽に登頂気分を味わえます。鼓太郎は、でっかい東京タワーを下から眺めて、「こっちゃんが自分でのぼった」と嬉しそうでした。
ぜひ、みなさんもいかがでしょうか。展望台からガラス越しに見るのと違って、風と景色を一緒に楽しめますよ！
大展望台（150m）のみ営業、特別展望台（250m）はリニューアル工事中
東京タワーには、ふたつの展望台があります。今回僕たちが行ったのは大展望台（150m）です。さらに上の特別展望台（250m）というのもあるのですが、こちらは工事中でした。
2017年夏にリニューアルオープン予定だそうです。
またさらに、東京タワーは2018年12 月に開業60周年を迎えます。これから大展望台のオープン、60周年と、いろんなイベントがありそうですね。
＜東京タワーへのアクセス＞
■住所
東京都港区芝公園4-2-8
■最寄駅
大江戸線「赤羽橋駅」赤羽橋口 徒歩5分
日比谷線「神谷町駅」2 徒歩7分
三田線「御成門駅」A1 徒歩6分、他
東急バスも便利です「東京タワー」 目の前着
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