先日、小学5年生の息子から、学校から帰宅するなりこう言われました。
「お父さん、今度のお休みの日に映画を観に行ってもいい?」
……え、どういうこと!? 映画館はうちの近所にはなく、電車に乗って行く必要があります。でも、息子は友達同士で電車に乗って遊びに行ったことがありません。
というか、最寄駅まで一人でたどり着けるか怪しいくらいです。
息子からの突然の申し出にビックリしました。何と言っても、3ステップくらいハードルの高い計画だったからです。
今回は、小学5年生の息子が、初めて友達と電車に乗って映画を観に行ったエピソードをお伝えします。親としてどう判断したのか? また、行かせてみて気づいたことは何だったのか!?
男子3人・女子3人で映画に行きたい
息子からの突然の申し出にビックリした僕(父)ですが、まず息子の話を聞いてみることにしました。
息子「A君から映画に行こうと誘われて、すぐに返事をしたいんだけど行ってもいいの? 他にはB君と、女子が3人」
父「えっ、男子3人・女子3人ってデートやん! 誰かの親は行かないの? 明日学校で聞いてみてくれる」
息子「わかった」
ということで、子どもたちだけで行くのか、それとも誰か保護者が引率してくれるのかを、確認してもらうことにしました。
そして翌日。
息子「えっ、こっちゃんは親が一緒じゃ無いとダメ系? って言われたんだけど」
父「そ、そういうことか。つまり、子どもたちだけで行くってことだよね」
息子「うん」
父「わかった。A君とB君のお母さんにLINEで聞いてみるわ。ちょっと待ってね」
ということで、男子2人のお母さんに「うちの息子は子どもだけで電車に乗ったことが無いのですが、どんな感じなのでしょうか?」と聞いてみました。すると、なんと返信は「うちの息子も無いんです」でした。2人とも。笑
つまり、男子3人とも子どもだけで電車に乗ったことがなかったのです。
踏み込んで聞いてみると、どうも女子は経験があるらしく、女子に任せようということに。
さらに後日、3人の女子のうちの1人の親御さんと会う機会があったので、「映画に行くってことになっていますね」と伝えると、「そうみたいですね〜」と笑っていました。
子ども同士で遠くに出かけることについて聞いてみると、女子たちは子どもだけで渋谷に買い物に行くこともあるそうです。そういえば、少し前に他の女子のママから「うちの子は原宿へ買い物へ行ってる」とも聞いたなぁ……。
女子ってすごい! 女の子は男子より精神的な成長は早いとは聞いていましたが、男子ひとりっ子を育てるわが家にとっては、異次元の世界のように感じました。
決め手は、息子本人が行きたがっていること
当然、このことは妻とも話し合いました。
結局のところ、息子本人が行きたがっているので「行かせてあげよう」ということになりました。
ただし、親としては準備は万端にしておきたいところ。当日に向けて、以下の準備を行いました。
- バッグに子ども用GPS「まもサーチ」を入れる(レビュー記事)
- さらに中古で買ったiPhoneを持たせる(レビュー記事)
- 交通系ICカード「PASMO」を持たせる(関連記事)
- 父の携帯番号と乗る電車と利用する駅を書いたメモもバッグに
- 事前にパソコンの大画面でGoogleマップを見ながらルートを予習
そしてさらに「女子にしっかり付いていくんやで! おしゃべりしていて迷子になったらあかんよ」と、注意喚起。
そして、いよいよ当日を迎えました。
子どもたちだけで映画館へ! 親はGPSから目が離せない
ところで、今回の男子3人・女子3人のメンバーは、普段お休みに日に遊んでいる子たちではありません。学校では仲が良いと思うのですが、休みの日や放課後に約束して遊ぶ子たちとは、また別の子たちです。
しかも、女子とも一緒に遊ぶというのは、息子にとってはかなり珍しいメンバー。
いろいろと新鮮な一日の幕開けとなりました。
当日は「三軒茶屋のマクドナルド前で集合」なのだそうですが、男子3人で話し合い、3人は近所の公園で待ち合わせをして一緒にいくことにしたみたいです。駅まで行けるかどうか不安だったんだろうね。

僕はこの日、子ども用GPS「まもサーチ」から目が離せませんでした。マップに刻まれる息子の移動履歴を見ながら、予定通りに三軒茶屋に到着。そして、田園都市線に乗って二子玉川駅へ。
映画館に到着したのを知った時は、「おぉ、やった!」と、スマホの画面に向かって思わず拍手。
しかも、映画が始まる15分前に到着。計画通りに動けていました。すごいぞ!
そんな折、B君のお母さんから「うち『かぞくのおさいふ』というプリペイドカードを持たせてて、決済のときアプリに通知がくるんですけど、さっき無事にポップコーン買えたみたいです」と、LINEでご連絡をいただきました。
ポップコーンを買えたんだ。
その通知だけで、めちゃくちゃ可愛い!!
映画を観た後は、近くでランチして帰るとのことだったのですが、それも予定通りできていそうでした。
そして、夕方に無事帰宅です。
息子が誇らしく見えました
帰宅した息子を迎え、「おかえり! ちゃんと無事帰って来れてすごいね。どうだった?」と矢継ぎ早に声かけしました。
ただ、息子はあまり自分のことを話さないので「楽しかったよ」としか言いません。
なので、「みんなで電車に乗ったの?」「映画はどうだった?」「隣の席は誰だったの?」「何を食べたの?」「どこでみんなとバイバイしたの?」と、ひとつひとつ質問。
でも息子の返事はあっさり。
とても楽しかったのは伝わるのですが、それ以外はあまりわかりませんでした。笑
ところで、僕が最初に「息子を映画に行かせて良いのか」を迷った理由は、僕が小学校のころ「学区外には子どもだけで遊びに行ってはいけない」という学校から厳しく言われているルールがあったからです。
そのため、僕はビックリしてしまったのです。
でも今は時代が違います。
中学受験が当たり前になり、小学4年生頃から電車に乗って遠くの塾に通っている子がたくさんいるのです。しかも、熱心な塾は夜10時頃まであります。小学5年生で週3〜4回。
学校としても「子どもだけで学区外へ行くのは禁止」と言えないのが現状なのです。もちろん推奨はできないので、学校としては児童からそんな話を聞いても、黙認……ということになります。
なので、今は「小学生だけで電車の乗って映画に行く」くらいは当たり前なのかもしれません。それでも、僕はやっぱり心配ですけどね。
あまり多くを語らない息子ですが、息子の様子を見ながら「しっかり成長しているんだな」と、息子が誇らしくみえました。
まもなく思春期を迎えます。
ここから一気に成長していくのでしょうね。
これからは少しづつ子離れしながら、息子を見守ってやろうと思います。
……子離れできるのかどうかは、僕は全く自信がありませんが、息子の方からどんどん親離れされそうです。





















