世田谷区、区立保育園の休園を決定。利用可能家庭はごく一部、給食は無し

記事：

北野啓太郎

4月 17, 2020

速報です。東京都世田谷区が、区立保育園の休園を決定しました。

世田谷区では、これまで2度の登園自粛要請があり、今回は3度目の案内です。

世田谷区保育課連絡メールより

【4月8日】緊急事態宣言の期間中は、仕事を休んで家にいることが可能な保護者の皆さまにおかれましては、登園（延長保育、休日保育、一時保育、定期利用保育を含む）を自粛していただきますよう要請いたします。
【4月10日】在宅勤務の方につきましても可能な範囲で登園を控えていただきますようご協力をお願いいたします。
【4月17日】区内保育所等を休園とする ← new!

世田谷区、区立保育園休園のお知らせ（2020年4月17日）

＊以下、世田谷区保育課より2020年4月17日に配信されたメールの内容です。

こちらは世田谷区保育課連絡メールです。区立保育園保護者の皆様にお知らせします。

新型コロナウイルス感染者数は増加し続け、区内においても感染はさらなる増加傾向にあり、縮小保育を実施することも困難な状況にさしかかってきております。区といたしましては、感染症をこれ以上拡大させないために区内保育所等を休園とすることといたしました（延長保育・一時保育・休日保育・定期利用保育も含む）。

園中においても、社会生活を維持するうえで必要なサービスに従事している等の保護者の方につきましては、「応急保育」を実施いたします。

保護者全員が医療、交通、金融、社会福祉等の社会生活を維持する上で必要なサービスに従事している方
ひとり親家庭などで仕事を休むことで著しく普段の生活に影響をきたすと考えられる保護者の方

＊在宅勤務の方は応急保育のご利用はお控えください。
＊上記以外の場合でも家庭での保育が困難な場合は園にご相談ください。

休園期間は４月２０日（月）から緊急事態宣言適用期間である５月６日（水）までとします。

なお、休園中であっても就業先との調整が必要な期間中は、保育を継続いたします。臨時休園期間中に「応急保育」が必要なご家庭は、「世田谷区応急保育申込書」（園または区ホームページをご確認ください）に必要事項を記入の上、各園にご提出ください。

応急保育中は、感染防止のため、給食提供は行いません。お弁当・おやつ持参でお願いいたします。

（引用ここまで）

保護者全員が社会生活を維持するうえで必要なサービスに従事、給食は無し

3度目の要請は、これまで以上に厳しい内容となりました。

登園可能な家庭は、ごく一部に限られています。保護者全員が、医療、交通、金融、社会福祉等の社会生活を維持する上で必要なサービスに従事している、もしくは、ひとり親などで仕事を休むことで著しく普段の生活に影響をきたすご家庭が対象です。

また、登園には申請書が必要で、給食の提供も無しとのこと（弁当・おやつ持参）。

今回の通知により、夫婦共に対象外の在宅勤務ができない職種に就いている方は、仕事に行けない、もしくは一時休業・退職せざるを得ない状況です。

保育園を休園できる期間はどうなる？

世田谷区議のそのべせいやさんが、自身のツイッターで、今回は暫定定期なアナウンスであり、改めて2ヶ月以上を休園可とする規定を整えることになりそうです、とのことです。

今回はあくまでも5/6までの暫定的なアナウンスとなりますので、
5/6以降(6月以降)への都・国の判断を含め、改めて4月末以降に必要に応じて2ヶ月以上を休園可とする規定を整えることになりそうです

— そのべせいや(世田谷区議・保育士) (@sonobe_tokyo) April 17, 2020

また、保育課からのさらに詳しい案内も、Twitterに投稿されています。詳しくは画像をクリックしてご覧ください。

従来のアナウンスと主に異なる部分は、
・原則：登園拒否はしない
→原則：登園不可／例外：応急保育申請
・給食・おやつの提供休止（各自持参・ミルクお茶は園で用意）
・認証保育所・認可外保育等の休園（自粛含）の取り扱いの決定
・育休延長の職場復帰は、6月末まで可 pic.twitter.com/7VWACO1m3l

— そのべせいや(世田谷区議・保育士) (@sonobe_tokyo) April 17, 2020