かれこれ3,4年ほど前でしょうか。
僕が奥さんと新婚当初「吉祥寺の井の頭公園でふたりでボートを漕ぐ」なんていうベタな事をしていた訳です。そして公園を散歩し、途中園内の木々が茂る中にある洒落たベトナム料理店「pepacafe FOREST」で一杯飲みながら、語る。
日も沈み、ほろ酔い気分で公園の外に向かって歩いていると、園内にある「三鷹の森ジブリ美術館」に出くわしました。
うちの嫁さんは、ジブリとか、ディズニーとか、AKIRAとか、サマーウォーズとか、そういった類いの映画アニメが好きなので、ジブリ美術館の前で「次はここに行きたい!」と。
しかし、大変残念なことに、僕はアニメにはほとんど興味がなく、子供の頃に熱中したドラえもんなど藤子不二雄作品が好きなくらい。ドラえもん以外のアニメ映画はからっきしでした。これは嫁さんに凄く驚かれたのですが、僕はジブリ作品をほぼ観たことがありません。かろうじて学校だか何かで「火垂るの墓」を観たのと、「隣のトトロ」をテレビでチラッと見た事があるくらい。
あとついでに言うならば、東京ディズニーランドにも行った事がありません。「えっ?!シーも??」と言われるのですが、ディズニーランドも、ディズニーシーも、行った事がありません。これは結構な人に驚かれます。
とにかく、「ジブリ美術館へ行く前に、少しはジブリ作品を観てからじゃないと楽しめないだろう」と思い、その嫁さんのリクエストは先送りする事にしました。3,4年も。
それだけの時を経て、ようやく観たのが「天空の城ラピュタ」「千と千尋の神隠し」の2作品のみ。食わず嫌いというか、観るとなかなか夢が広がる作品で面白かったです。しかし、嫁さんのシビレがいよいよ切れ、「もうチケット予約するよ!」と、半ば強引に前売券を購入。
ということで、すごく長い前置きですが、初「三鷹の森ジブリ美術館」へ行って来ました!
ジブリ美術館は、赤ちゃんにとっても優しい場所でした。
最寄駅はJR中央線「三鷹」駅。渋谷からだと、京王井の頭線で「吉祥寺」駅でJR中央線に乗り換え。新宿からだと、JR中央線一本で行けます。
駅を降りればバスのロータリーがあるので「三鷹の森ジブリ美術館」行きへ。専用の循環バスがあるんですね!外観も内観もジブリ特別仕様。頑張れば歩いても行けますが、ジブリ館にゆくまでに疲れるのも何なので、ぜひこのバスはおすすめです。
やって来ました!ここが入口です。
ちなみにジブリ館は基本的に予約制になります。ネット、電話、ロッピー(ローソン)でチケット購入可能。以下のリンク先よりチケット購入へと進むと、予約状況、空き状況がわかります。平日であっても、1ヶ月先くらいまで既に売切れています。早めに予約しておきましょう。
■関連リンク
→ チケットの購入:三鷹の森ジブリ館
入口を入ると、ベビーカーを無料で預かってくれるスペースがあります。入口にて館内のガイドさんが丁寧にここまでサポートしてくれました。
そしてコインロッカー。全部で96個(小80個、中16個)があります。平日に行ったのですが、大体7,8割埋まっていました。というか、空いていてラッキー!
ジブリ館のコインロッカーは、なんと無料!100円を入れると、また100円が返ってきます。子どもと行く場合、オムツや着替え、抱っこ紐など、いますぐに使わなくても良い持ち物が沢山あると思うので、ぜひここは活用したいですね!自分も2度、出し入れしました。
ありがたいのは、充実の「おむつ替え台」。館内各所にこういった専用台があります。これは助かりました。
また、授乳室もありますが、こちらは一ヵ所しかないので、混んでいる時のために授乳用ケープなどを持参しておくと便利かと思います。授乳室は、他のご相席がない場合は、旦那さんも一緒に入室する事ができます。
ここで残念なご報告。三鷹の森ジブリ美術館の館内は、カメラやビデオの撮影は禁止でした。もちろん美術館なので、当然、作品をカメラに撮るのはここに限らずルール違反です。
とはいえ、ジブリ館は子ども連れも多いので、みんなが写真を撮影しだすと大変。じっくり作品を楽しむためにも、たしかに禁止の方が良いですね。
ということで、外では写真OK!これは建物の外に展示している、天空の城ラピュタに出てくるロボット兵。なかなかの迫力です!!鼓太郎も興奮気味にGUN FINGER。
ジブリ館には2ヵ所の飲食店があります。ひとつはレストランで、もうひとつは売店です。どちらも平日にも関わらず混雑していて、列に並ばないと買えない(入れない)状況でした。
- 夏のチキンドッグ(600円)
- 麦わらぼうしのホットドッグ(500円)
- 風の谷ビール(650円)
- ラムネ(200円)
この軽食で1,950円。高いよ…。ジブリ館はの飲食店は、混雑している上に、値段も高いです。入館前に、お腹を満たしてきて、館内では「空いていれば少し食べてみる」程度が良いと思います。ジブリのランチを期待して、お腹を空かせて入ると、行列にイライラしてしまうかと思います。
生後5ヶ月の鼓太郎にとって、最高だったのは「映画」。館内に小さな映画館があり、そこではジブリのショート映画が上映されています。この日は「たからさがし」という9分間の作品。
上映前、突然鼓太郎がぐずりだして「困ったなぁ〜」と思っていたら、上映がはじまった途端、ギャハギャハと大きな声で笑い出しました。映像や音が面白かったんだと思います。思えば、鼓太郎にとっての初映画。良い思い出になりました!
また、この映画は子どもの友情を描いているのですが、なんかね…すごくジーンと目頭が熱くなってしまいました。自分に子どもが出来たからなのかな?「いつかこんな風になるのかなぁ」なんて我が子と重ねてしまうからなのか、とても感動してしまいました。
劇場入口では、作品の絵本が400円で売っていたので、それをお土産に購入。この絵本は、自分にとっても良い思い出になりました。
まとめ。
- チケットは予約制。
- 赤ちゃんと一緒に行ってもOK!
- ベビーカーは無料で預かってもらえる。
- 抱っこ紐は、力持ちのパパと一緒ならなくても大丈夫かも。
- コインロッカーは無料なので、早めの確保がおすすめ。
- ジブリ館へ行く前に、食事をしておいた方が無難。
また、当初心配していた「ジブリ作品をあまり知らない」という事に関しては、全然問題ありませんでした。アニメーションの歴史や、スタジオジブリの様子などが面白い仕掛けで展示されているのですが、とにかく絵が上手い!アニメって一枚一枚描いているんだな、と凄い事実を再認識させられました。
今更ですが、まだ観ていないジブリ作品、じっくり楽しんで行きたいと思います。
■関連リンク
→ 三鷹の森ジブリ美術館