- 子どもの習い事で、空手ってどうなの?
- 親は空手を習ったことがないので、よくわからない
- 先生や子ども達の様子を知りたい!
お子さんの習い事を選ぶとき、学習系なのか、スポーツ系なのか、芸術系なのか、たくさんのジャンルがあるので悩みますよね。限られた時間、限られた予算の中で決めないといけないので。
わが家には小1のひとり息子がいます。4歳の頃、セントラルスポーツいうスポーツクラブ内にある水泳教室と体操教室を習い始めました。7歳の今も通っています。
さて、子どもも小学生にもなれば、自分の意思で「〇〇を習いたい」と言いはじめることが多いようです。大抵はお友達の影響なのですが。
ということで、まずは近所の空手道場に体験へ行かせてみました! 東京都目黒区にある極真空手の道場です。
ちなみに空手は、教室ではなく道場というそうですね(父は未経験)。
空手は礼儀が身につくは、本当だった
こんな言葉を聞いたことがあります。
僕はそのことをすっかり忘れていたのですが、息子の体験を終始見学し「礼儀作法はすごく良いな」と感じ、かつて聞いたこの言葉を思い出しました。
まず、挨拶は「押忍!」。
道場に入るときも、先生に返事をするときも、「押忍」と大きな声で言います。
両腕を胸のあたりにクロスに構え、頭を下げながら礼儀正しく「押忍」と言うのです。
他にも、他の子ども達に対しても「〇〇さん」と呼んだり、自分のことを私や僕ではなく「自分」と呼んだり、道場内での作法がありました。
練習の最後は、正座をして先生(師範というのかな? 不勉強ですいません……)に、「ありがとうございました」とお礼。
練習中、先生がこんなことをおっしゃっていました。
「いくら仲良い、お父さん、お母さん、友達であっても、きちんと《ありがとう》と言うこと」
体験での練習メニュー
さて、実際の練習についてお伝えします。
道場では幼児から大人向けまで、年齢や熟練度に応じたいくつかのクラスがあります。わが家の息子は小1で初めてですので、幼児クラスでの体験となりました。
幼児クラスは、年中・年長・小学1年生からなります。
まずは、空手で使う人間の各部位の確認。先生が、声を上げながらその部位を示し、子ども達がそれを真似ます。
続いてはストレッチ。
身体を伸ばしたり、関節をぐるぐるまわして柔らかくします。
それが済んだら筋トレです。
腕立て伏せをしたり、二人でペアになって腹筋をしたり。
ここまでが準備運動で、中盤からは空手の型を練習します。それぞれの名称は忘れましたが、蹴りやパンチにかっこいい名前がついていていました。
その後、先生を相手に回し蹴りの練習がありました。
息子も先生を相手に、中段回し蹴りを左右から。
初めてにしては、ビシッ!バシッ!と決まっていたように感じました。体験の前半は遠慮気味だったのですが、終盤は前へ出て積極的にチャレンジ。途中で本気になるスイッチが入った様子です。
極真空手体験後、息子の感想は?
およそ50分間の指導を受け、良い汗をかいた息子に聞いてみました。
体験を受けた息子は、やりたい気持ちがより高まったようです。
水泳と体操は親の意向で始めましたが、空手は息子本人の決断。その心意気を前向きに受け止めてあげたいと考えています。
「時間的に通うことは可能か?」
「家計的に大丈夫か?」
など、夫婦でも改めて相談して決めたいです。
それと、今回お世話になった道場で指導をされている先生は、強くて優しいタイプ。信頼してお任せしたいな、と感じました。
コロナ対策も万全でした
それともうひとつ大事な話。
2021年夏は新型コロナウイルスが猛威を振るい、依然コロナ禍が続いています。今回体験をうけさせてもらった道場では、しっかりとした感染防止対策がとられていました。
- 入館時に検温と消毒
- マスク着用
- お茶を飲む休憩のたびに消毒(2回ありました)
- 道場の窓は隙間を開けて常時換気
どうしても接触は避けられないスポーツですので、より念入りに対策されているのでしょうね。
極真空手と普通の空手(伝統空手)の違い
最後に、空手といってもさまざまな流派があり、それらはフルコンタクト系と伝統空手に分かれます。極真空手はフルコンタクト系に分類。フルコンタクト系の極真空手と伝統空手は、どう違うのか?
主な違いは以下のとおりです。
- 当てて戦う
- 相手を倒したら勝利
- 動きは比較的ゆっくり
- 激しいぶつかり合い
- 基本的に寸止め
- 試合はポイント制
- スピード感溢れる動き
- 型と組手を磨く
*【参考】極真空手と伝統空手って何が違うの? それぞれの特徴をわかりやすく解説します【動画あり】
ちなみにオリンピック「TOKYO 2020」で行われた空手は、伝統空手になります。
空手とひとくちに言っても、いろんな流派や道場があり奥が深そうです。「実際に殴ったり蹴ったし合うって怖そうだな……」とも感じたのですが、痛みを知ることで、将来行き過ぎた喧嘩や暴力を振るわない少年・大人になれるかも知れないな、とも思いました。
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