いわゆる育てられない赤ちゃんを託す「赤ちゃんポスト」ということなのですが、日本にもあるというのは知りませんでした。
赤ちゃんを産んでも育てられない、どうしても相談できない事情がある母親がいる。熊本県の慈恵病院は「こうのとりのゆりかご」という赤ちゃんポストを設置し、新生児を匿名で養子に出せるという窓口を設けているそうです。
■関連リンク
→ 医療法人聖粒会 慈恵病院(熊本市島崎6-1-27)
“熊本県熊本市の慈恵病院は2006年12月15日に「こうのとりのゆりかご」の設置申請を熊本市に提出。翌2007年4月5日に市はこの申請を許可し、5月1日に完成。5月10日正午から運用を開始した。
施設は、人目につきにくい病院東側に60cm×50cm大の扉をつくり、内部には36度に設定された保育器を設置する。新生児が入れられるとアラームが鳴り、医療従事者が駆けつける。監視カメラが設置されているが、親の匿名性を守るため子のみしか映らない。ポストに入れるのは生まれてから2週間以内の子供に限られる。ポストを閉めると、新生児の連れ去りを防ぐ「自動ロック」により、入れる側からは開けられない。
Wikipedia「赤ちゃんポスト」より一部引用”
テレビドラマ「こうのとりのゆりかご」
その、慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」がテレビドラマ化されるそうです。
“平成25年度文化庁芸術祭参加 テレビ未来遺産ドラマ特別企画
こうのとりのゆりかご~「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来~
放送日時:2013年11月25日(月)よる9時~10時54分
テレビ局:TBS
出演:薬師丸ひろ子、綿引勝彦、堀内敬子、江口のりこ、安藤サクラ、他。
番組公式サイト:http://www.tbs.co.jp/kounotorinoyurikago/
2007年5月。わけあって親から捨てられ、命を落とす赤ちゃんたちを救うため、熊本県にある一民間病院「慈恵病院」が、親の事情で育てられない赤ちゃんを「匿名」でも預かる施設、いわゆる「赤ちゃんポスト」を開設し、「こうのとりのゆりかご」と名付けて運営を始めました。
この「こうのとりのゆりかご」によって救われた92人の赤ちゃんと、世の中の厳しい批判を乗り越え、この6年間「こうのとりのゆりかご」の運営を献身的に支え続けてきた病院の人々の熱き闘いを、実話をもとにプライバシーを守るためフィクションとして再構築しました。涙と感動のヒューマンドラマスペシャルを、『テレビ未来遺産ドラマ特別企画』としてお送りします。
公式サイトより一部引用”
慈恵病院「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」
慈恵病院のウェブサイトでは、望まない妊娠により悩みを抱えている人のための相談窓口「SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談」を設けています。最終手段としての「こうのとりのゆりかご」に加えて、24時間フリーダイヤルによる無料相談やメール相談も受け付けています。
こんな産婦人科病院があったんですね。慈恵病院は政府や各自治体の運営ではなく、カトリック系の医療法人聖粒会による民間経営。素晴らしい取り組みに驚かされました。
■関連リンク
→ SOS赤ちゃんとお母さんの妊娠相談:慈恵病院
■パパやる
→【感想】慈恵病院「こうのとりのゆりかご」のテレビドラマ化を観て。