先日、渋谷にある図書館「こもれび大和田図書館」へ行ったら、向かいで保育園児から小学生までの読書に関する展示会が行われていました。読書感想文をはじめ、読んだ本の自作帯、本を読んで得たインスピレーションからの絵画などが、広いフロアにズラリと展示。
ちょっと立ち寄ってみました。
*文化総合センター大和田、2Fのギャラリー大和田にて
少し前まで、子供の絵にさっぱり興味がありませんでした。笑
子供がいる家へいくと、よく子供が描いた絵を壁に貼ってあることがあるじゃないですか。「微笑ましいなぁ〜」とは思うのですが、絵としての興味はさっぱり湧きませんでした。
しかし、わが子が生まれ、クーピーペンシルや親のボールペンなんかを握って、お絵描きしている姿を見ると……感動!(涙)
「あぁ〜なんて一生懸命なんだ」
「大胆な線が描けるようになった。すごいぞ!」
「にゃんにゃんって言いながら描いてる。猫?」
今となっては、子供の絵を見て胸を熱くさせられまくっています。
心惹かれたふたつの作品。
会場内は「自由に写真撮影してください」とのことでしたので、金賞でも銀賞でもなく、何の受賞もありませんでしたが、個人的に気に入った2作品をご紹介します。
保育園児(5歳)と小学生(2年)による作品です。
1.「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」を読んで。
まずは、保育園児5歳の作品です。念のため名前はぼかしますね。女の子が描いた絵です。
どうですか、これ! 歯医者さんの嫌らしい感じと、それに怯えるワニさんの様子が、ビシバシ伝わってくるじゃないですか。
歯医者さんの肩のイカリ具合、表情、コワ〜イ器具を持つ手。それに対して、身体は大きいのにガクガクブルブル怖がるワニさん。ふたりの距離感もいいですよね。歯医者さんは端っこで小さく描かれているのに、とても存在感があります。
これが保育園児、5歳が描いたとは!
2.「ピーターのいす」を読んで。
今度も女の子の作品です。
ちょっとお姉ちゃん、小学2年生(7歳)の作品です。
表情も、肩を組む姿勢も、色使いも、みんなかわいい! 「椅子」が主役にもかかわらず、あえて背景に小さくボカして描いているのも特徴。それでいて、椅子としての存在感もあります。
とってもかわいい。ぜひ、パパやるのサイトデザイン用にイラストを発注したいレベルです。
小2で、こんなすてきな絵が描けるとはびっくりです。
4歳くらいから、絵が上達するみたい。
展示会では、3歳児からの絵が展示されていました。
3歳児は、まだ赤ちゃんの延長。ぐちゃぐちゃぐちゃって描いた絵が多かったです。しかし、4歳児になると、急に上達。輪郭をとったり、色で塗りつぶしたり、パッとみて何の絵かわかるほどに。
子供の絵って、これまで馬鹿にしていましたが、よくみるととても素直な表現で面白い。子供の絵の展示会、また見かけたら行こうと思います。子供たちの絵、最高です!