毎年300人以上の子供が、転落・溺水などで死亡。第一回「子どもの事故防止週間」が伝える危険ポイントとは

毎年300人以上の子供が、転落・溺水などで死亡。第一回「子どもの事故防止週間」が伝える危険ポイントとは

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毎年300人以上の子供が、転落・溺水などで死亡。第一回「子どもの事故防止週間」が伝える危険ポイントとは

14歳以下の子供が、転落や溺水、窒息などの事故で、毎年300人以上も亡くなっているそうです。ほぼ毎日1人の子供が事故死していることになります。

病気とは違い、こうした不慮の事故の多くは防ぐことができます。

子供はどんな事故を起こすのか、どこに危険があるのか。まずは知ることが大切だと言えるでしょう。

今年2017年、第一回「子どもの事故防止週間」実施へ

「子どもを事故から守る!プロジェクト」(*1)の一貫として、日本政府の各省庁が協力して、防ぐことのできる事故を可能な限り防止するために、「子どもの事故防止週間」が実施されることになりました。

今年2017年は実施第1回目。
開催期間は、5月22日(月)から5月28日(日)までの1週間です。

*1. 消費者基本計画 平成27年(2015年)3月24日の閣議決定に基づくもの

「子どもの事故防止週間」ポスター
「子どもの事故防止週間」ポスター

 

第一回「子どもの事故防止週間」では、特に以下の重点的に注意喚起して行きます。海、川、プールや、公園等の遊具、ベビーカーや抱っこひもの使用方法に危険が潜んでいると言うことです。

  • 「外出時の子どもの事故に気を付けて、安全にお出かけを楽しみましょう!」
    (1)「海、川、プールでは安全に遊びましょう」
    (2)「公園等の遊具は安全に正しく使いましょう」
    (3)「外出時に、乳幼児が使用する製品等は、安全に正しく使いましょう」

具体的な危険ポイントは?

「子どもの事故防止週間」の期間中は、外出時に起こりやすい子どもの事故を防ぐための注意の呼び掛けを、インターネット(ツイッター、メールを含む)、ポスター、関係府省庁、地方公共団体、関係団体等を通して行うということです。

注意すべきポイントを今すぐ知りたい方は、消費者庁と総務省消防庁が配布する冊子にわかりやすくまとめられているので、ここを見ると良いでしょう。PDFなどでダウンロードすることができます。

 

以下、具体的な危険ポイントを、ちょっと見てみましょう。

子どもの事故防止ハンドブック

消費者庁「子どもの事故防止ハンドブック」
消費者庁「子どもの事故防止ハンドブック」より

まずは「子どもの事故防止ハンドブック」。こちらは全16ページで、月齢・年齢別の起きやすい事故と、事故事例がまとめられています。

窒息・誤飲事故では、うつぶせ寝や掛け布団による窒息、添い寝をしている親による圧迫、おもちゃを飲み込んでの窒息、ボタン電池、洗剤、化粧品などの誤飲、そしてタバコや酒の誤飲です。

水回りの事故では、風呂場の浴槽への転落、ビニールプールや浴槽での溺れ、海・川・池での事故です。

やけど事故では、お茶、みそ汁、ポット、炊飯器などでのやけど、暖房器具や加湿器でのやけど、調理器具やアイロンでのやけど、そしてライターやマッチでの火遊びもあります。

転落・転倒事故では、ベットからの転落、椅子・ソファーからの転落、階段・段差からの転落、そしてベランダ・窓・出窓からの転落です。また、大人とのお出かけ時にも発生しています。抱っこ紐から降ろす時に赤ちゃんを落としたり、ベビーカーのベルトを忘れて転落したりです。

自動車・自転車関連の事故は、チャイルドシートの未使用です。「抱っこで大丈夫だろう」と思っていても、衝突や急ブレーキのときに支えきれず子供が飛び出します。他にも、パワーウィンドウに挟まれる事故、車内での熱中症があります。子供乗せ自転車でも、自転車に子供を乗せたまま駐輪して転倒したり、子供の足がスポークに巻き込まれたりしています。もちろん、路上を歩く時の交通事故にも注意です。

挟む・切る・その他の事故では、キッチンでの包丁やナイフでの怪我、カミソリ、ハサミでの怪我、ドアや窓での指挟み、タンスによじ登って家具が転倒し下敷きになる、歯磨き中に歩き回って歯ブラシで喉を突き刺すなどがあります。

これらのように、ごく身近なところに、子どもに大怪我をさせたり、死亡させたりする危険が潜んでいるということです。

救急事故防止に係るリーフレット【乳幼児版】

救急事故防止に係るリーフレット(乳幼児版)
救急事故防止に係るリーフレット(乳幼児版)

次に「救急事故防止に係るリーフレット【乳幼児版】」です。こちらはチラシとして配布されています。家の中での危険場所がランキング形式で紹介されています。

1位は「転ぶ」です。風呂場や段差、洗面所などで起きています。

2位は「落ちる」です。階段、窓、ベランダで起きています。

3位は「食べる」です。これは誤飲です。タバコ、薬、電池などは子供の手の届かない場所に保管しましょう。

4位は「引っ掛ける」です。こちらはブラインドの紐や、水筒のストラップが首に巻きついてしまう事故です。

5位は「ぶつかる」です。机やテーブルの角です。角の部分はコーナークッションなどでカバーしておきましょう。

6位は「火傷」です。アイロン、熱い飲み物で起きています。

7位は「挟む」です。窓、ドア、タンスの引き出しなどで起きています。

8位は「切る」です。包丁、カミソリなどです。

9位は「刺さる」です。歯ブラシ、ペン、ヘアピンなど。

10位は「おぼれる」です。風呂場の水やビニールプールです。家の中で溺れないだろうと油断しないようにしましょう。

これらのように、家の中は大人にとっては問題なくても、子供のとっては危険がいっぱいなのです。子供は歩き始めると、好奇心いっぱいで思いがけない行動を取ることがあります。しっかりと家のなかを点検しましょう。

防ぐことのできる事故を可能な限り防止する!

「子どもの事故防止週間」の目的は、防ぐことのできる事故を可能な限り防止することです。まずは、危険な行為や場所を知り、その上で事故防止意識を高め、子供の安全に配慮するようにしましょう。

明日から始まる「子どもの事故防止週間」。街でもキャンペーンを行なっているかもしれませんね。お時間に余裕があれば、ぜひ立ち止まってみてはどうでしょう。

また、パパやるでは、子供の怪我や病気に関する記事も色々公開しています。ぜひ合わせて読んで見てください。